森さん、
貴重な情報をありがとうございます。
建築資材としても木材の用途は広がりそうですね。木材の欠点である燃えやすさも克服した不燃木材も市販されて
います。http://bbwoodjapan.com/fpwood2
木材の強度は製材から年々強くなり百年を過ぎてから最強になるのに日本では高々50年で木造住宅の建て替え
をしてしまうのは誠に勿体ない事だと思います。
建築物としての用を果たした後は燃やしてエネルギーの生産にも利用できます。今回被災地で出ている大量のゴミ
はバイオ発電の原料として有効に使う事ができると思います。
木材の燃料として今はガス化して燃焼させていますが熱分解による液化が事業化できれば将来自動車の燃料とし
て有望です。巷では水素や電気自動車が本命とされていますが、水素は高圧をかけて液化するのにエネルギーを
要します。電気はその性質上電池が重くなります。アルコールは原料が食物と取り合いになるのが難点です。以上
を勘案すると草木の直接液化が確立すればエネルギー、地球温暖化、山村の過疎化などの問題を効果的に解決
可能だと思います。
市吉
From: Mori Etsuro
Sent: Sunday, July 15, 2018 11:12 PM
To:
Subject: RE: 治山治水
市吉さん、今日は。
総ヒノキ造りの家を建てた友人がおります。27年前に建てた家ですが、玄関を入るとヒノキの何とも言えない良い香
りがします。断熱性が高い(コンクリートの1000分の1)ためクーラーを使用したのは建てた年の夏の3日のみだそう
で、真夏でも全く厚さとは無縁とのこと。また、冬は1階の薪ストーブ1台で室内が全部暖かくなるので、電気代は
年間で約50,000円、薪代が2万円だそうです。
近年CLTという集成木材が注目されています(http://clta.jp/clt/。断熱性だけでなく木材の特長を生かした新し
い(日本では)材料で、新国立競技場にも多量に使用されます。オーストリアで30年以上前に開発された製品で
カナダでは9階建てのCLTオフィスや住宅があります。日本には杉、ヒノキ、ヒバなどの香りのよい木材が多量に
あるので、将来は日本製のCLT材が国内だけでなく輸出されるでしょう。欧米に比べて価格が2倍程度高いので
コストダウンが必要です。
森 悦郎
From: OsIPortable [mailto:osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
Sent: Sunday, July 15, 2018 9:56 PM
To:
Subject: 治山治水
転送歓迎
配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信
または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀世界研究会とは「人が全国どこでも働き、生涯豊か
に生きられる世界」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一世紀世界を実現しましょう
西日本の豪雨被害
は治山治水の重要性を改めて明らかにしました。豪雨被害の要因は山崩れ、河川の堤防決壊、その結果起きる大
洪水だと思います。
山崩れ
の原因は山の荒廃が原因だと思います。戦後の大植林の結果山は杉林で覆われ原生林は殆ど消えました。今半
世紀以上経ち、杉林は密林になり下草が生えず土がむき出しになり雨の度に表土が流されて土地の浸食が進んで
います。そのため集中豪雨が起こると容易に山崩れが生じてしまいます。
昨日私達は札幌郊外の芸術の森に自転車で行きました。野外彫刻を約3時間かけて見て歩きました。ここは原生
林をそのまま用いた野外美術館ですが白樺、栗、どんぐり等の広葉樹が主体の森です。下草は主として熊笹です。
地面は落ち葉で隙間なく覆われています。下草と落ち葉でびっしりと覆われている山は謂わば雨合羽を着た状態
ですので集中豪雨の大半は土地を削る事なく速やかに流れ下り山崩れを防止できと思います。
対策
人工林の間伐を進めて日光が地面に届いて下草が生え、山に雨合羽を着せれば良いのだと思います。
河川の堤防決壊
の防止には河川の流量を増やすしかないと思います。今回の堤防決壊の一つの原因は上流のダムの放水が疑わ
れる例もありました。水不足の時はダムの貯水率が50%になると取水制限が始まりますが、これからは貯水率50%が
通常であるような体制が必要だと思います。
頻繁にダムと河川の浚渫を行い、その流水容量を増やす必要があると思います。できれば河幅を広げ、河川敷や
遊水地を作り、普段は運動場等として用いれば良いと思います。
千年に一度と言われる東日本大地震も経験しました。どんな自然災害もあり得ると考えるべきだと思います。地球温
暖化により嵐が激しくなるとは以前から指摘されていた事です。
山の手入れを行うためには木材の用途の開拓が必要です。建築材料に加えて燃料と化学工業の原料があるので
はないでしょうか。熱分解による木材の液化、ナノセルロース等が有望な分野だと思います。
*********************************
* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
**********************************