差出人:   Osamu Ichiyoshi <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>

送信日時:             2020530日土曜日 23:03

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件名:      新型コロはナとの長い付き合い

 

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今日の札幌

は好天に恵まれ数か月の緊急事態制限が解けて一斉に店が開き人出も多かったです。久しぶりに散

髪をしようと札幌駅の理髪店に行ったら店の外まで行列ができていたので諦めました。

この分ではおそらく二週間後には新型コロナ感染者がまた急増するかもしれません。その時再び営

業自粛に戻る事は果たして可能でしょうか。

 

新型コロナ病を良く知る

事が大切だと思います。新型コロナの報道が始まった今年の二月頃感染者の8割は無症状もしくは軽症、

子供は重症化する事は少ないと聞いて私は安心していました。ところが武漢の封鎖やダイヤモンド号の

中での感染急拡大、イタリアでの感染爆発と医療崩壊の惨状には恐怖を覚えました。同様の事態は急激

に他の欧米諸国に広がりました。イタリアでは70歳以上のコロナ感染者の入院拒絶の事態にまで到りま

した。更に悲惨なのは米国であり死者数は既に10万人を越えています。

 

もう一つの新型コロナ病の恐い所は軽症の人も症状が急激に劇症化して死に至る事が時々起こる事で

す。このため政府は軽症者の自宅待機を止めて施設に隔離する方針に変更しました。

 

しかしこの間に新型コロナ病についても色々な事が分かって来ました。恐るべき劇症化の原因はどう

やら血栓や血管の炎症による血流障害にあったようです。

https://omiyaever.jp/column/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E6%84%9F%E6%9F%93%E3%81%A8%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A0

 

私はこの説には説得力があると感じます。高齢者や糖尿病など基礎疾患のある人が重症化し易い事、

反対に子供は重症化が少ない事も頷けます。志村けんさんのコロナ死は衝撃的でしたが彼は喫煙者でし

た。同じくコロナ死した若手相撲取りは糖尿病持ちでした。基礎疾患があれば体は常に戦闘態勢、交感

神経優位にあり新型コロナウィルスにより免疫の暴走が起こりやすいのも分かります。免疫の暴走と血

栓の形成も関係がありそうです。

 

この説に基づく治療が効果を上げて新型コロナが大して怖くない病気に成る事を願っています。現状

から類推するとコロナ病の死亡率は0.1%であろう事を前回報告しました(60万人対600)。もし致死

率が更に一桁下がればインフルエンザと大差無くなります。インフルエンザと同じくコロナウィルス

も変異しやすいのでワクチンにはあまり期待できないのではないでしょうか。そうなるとコロナ災禍

の終息は集団免疫、即ち大半の人が感染して免疫を作るしか無いのではないでしょうか。

 

上の考えに基づき次の対策を提案します。

 

(1) 安易な自粛政策は取らず、コロナと付き合いつつ社会活動を発展させる。

(2) 毎日の新規患者発生数を観測しつつ重症者収容能力の余裕を確保する。

(3) 感染係数を押さえるために軽症者は施設に隔離する。施設はホテル等を借り切り、Internetを始め

とするTelework環境を整え、娯楽、運動、交流施設を利用して隔離の間に人が生産的かつ快適に過ごせ

る条件を整備する。また留守宅の管理、家族特に幼児、児童は公的に保護して隔離者が後顧の憂いなく

治癒するまで過ごせるようにする。

(4) 同様の処置は入院する場合に対しても行い、人が安心して闘病に専念できる様計らう。

 

所要施設容量見積もり

現在新型コロナ感染者100人に対し30人は無症状、50人が軽症、20人が入院を要すると言われてい

る。症状のある70人の内30人が医療施設を利用して陽性が確認されるものとする。

 

今毎日平均 3,000人の陽性者が判明したとする。その内1,000人が軽症として隔離され、2,000人が

入院を要する。

 

(1) 隔離から平均20日で治癒して退所するものとすれば必要な施設容量は20,000()とな。

(2) 入院者は治癒まで平均30日かかるとすると必要な収容容量は60,000()となる。

 

隔離施設及び入院容量は上の倍程度を確保しておけばよいであろう。

 

上の例では毎日平均10,000人の新規感染者がある事になる。一年で約400万人、10年で4,000

人となり集団免疫が確立するであろう。

 

このようにコロナウィルスとは今後とも長い付き合いになるでしょう。しかしこれは新たな社会的

変革の契機にもなるでしょう。新型コロナ災厄により人口の密集した大都市の脆弱性が明らかになり

ました。Teleworkの普及が原動力になり、人口が全国に分散して均衡のとれた国土の発展が可能になる

と思います。そして来るべき南海地震や首都直下地震その他の自然災害に対しても強い国になると期待

しています。この災厄をきっかけにしてそこへの脱皮が進むであろう二十一世紀型産業社会については

下記HPをご覧ください。

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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                    

* 二十一世紀を楽しく生きよう会                    

* Human Network for Better 21 Century      

*  http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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