子育てし易い社会を造ろう
To: 2022/02/19 22:59
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岡山での幼児虐待死
とても不愉快で書くのも嫌なので下記URLをご覧ください。その記事をそのまま以下に転載します。
https://news.yahoo.co.jp/articles/69a4dc85630e95aad88068a31a0b46aaaecc02ea
岡山市で当時5歳の女の子を虐待したとして母親と交際相手の男が逮捕されてから16日で1週間。
女の子を執拗に虐待していたとみられることが分かってきました。1月12日に死亡した西田真愛ちゃん
死亡 6歳)。強要の疑いで逮捕・送検されたのは岡山市北区花尻の無職・西田彩容疑者(34)と、交際
相手の船橋誠二容疑者(38)です。
警察によりますと、2人は2021年9月、西田容疑者の自宅で真愛ちゃんに暴行を加え、椅子の上に置い
た鍋の中に最長6時間立たせ続けるなど虐待を繰り返した疑いがもたれています。
船橋容疑者は容疑を認め、西田容疑者は「私がしたことではない」と否認しています。
食べ物が取れないようしていたか
捜査関係者によりますと、西田容疑者の自宅の台所には鍵が掛けられ、食べ物が取れないようにされて
いたとみられることが新たに分かっています。 室内カメラには真愛ちゃんが口に指を入れて嘔吐(お
うと)する様子が映っていたといい、警察は船橋容疑者が指示していたとみています。
真央ちゃんに対しての児童相談所の対応は?
真愛ちゃんに対しての児童相談所の対応をまとめました。児相による接触は2019年4月から始まり、
その年の7月には、児相は西田容疑者について「軽度のネグレクト」と判断。つまり「虐待」を認定し
ました。
翌年の2020年9月には、船橋容疑者が夜中に真愛ちゃんを裸で墓地に立たせて叱責していると目撃者か
ら通報があり、警察が真愛ちゃんを保護。その後、児相が一時保護しています。
児相は一時保護中に西田容疑者、船橋容疑者と2回面談し、「反省がみられる」として14日間で一時保
護を解除しました。児相ではその後、西田容疑者・真愛ちゃんとは面談できたものの、船橋容疑者とは
会えなかったということです。
専門家「一時保護の仕組みを変えるべき」
専門家は、ポイントの一つは「一時保護の判断の難しさ」だとしています。
(岡山県立大学/近藤理恵 教授)「やはり児童相談所だけで親子の分離、そして分離した後のその措置
の解除っていうのを判断するのは、もう限界に来ていると思います」
児童虐待防止の政策などを研究する岡山県立大学の近藤理恵教授は、一時保護の仕組みを変えるべきだ
としています。
(岡山県立大学/近藤理恵 教授)
「欧米などの例を見てみますと、その判断というのは司法がすべてやっていますので、日本も欧米にな
らって判断は司法に任せていくべきだというふうに思っております」
一時保護解除後のケア体制の整備を
さらに、一時保護を解除した場合、その後の「ケア」が重要だと考えています。
(岡山県立大学/近藤理恵 教授)
親とそれから子ども、今回の場合は男性(船橋容疑者)との面会というのも必要だった」
今回の事件で、児相は接触開始から2年半の間、真愛ちゃんらと12回面談しています。しかし一時保護
を解除した後、西田容疑者・真愛ちゃんとは面談したものの、船橋容疑者とは直接会っていません。
(岡山県立大学/近藤理恵 教授)
ただ面会するだけでは親は変わりませんので、個別のカウンセリングですとか、あるいはグループで
カウンセリングを受けるような、そういう体制が全ての児童相談所で整うようにすべきだと思います」
一方で、児童相談所の人手不足も深刻です。児童相談所によりますと、岡山市の児相には国の基準に
のっとり、26人の児童福祉司が在籍しています。このうち14人が家庭調査など初期対応などを行い、1
2人が800の家庭を訪問し面談などを行います。
(岡山県立大学/近藤理恵 教授)
「児童虐待が増えているにもかかわらず、児童相談所の職員の数というのが本当に足らない状況。
民間団体の専門家に委託して任すことができると思いますので、民間の力を使いながら、親とかその周
りの人が変われるような仕組みづくりが求められてると思います」
■子どもを虐待から守るためには……
児童福祉司の不足については、国も対応を急いでいます。厚生労働省によりますと、
2021年時点での児童福祉司の数は全国で約5200人。10年前と比べて2倍近くまで増加しています。
しかし、それに対して2020年の子ども虐待の相談対応件数は約20万件で、10年前と比べて3倍以上
になっています。子どもを虐待から守るためには社会全体が協力すること、そして対応の仕組みに
ついても検証が必要だと感じます。
さらに、一時保護を解除した場合、その後の「ケア」が重要だと考えています。
(以上引用)
皆様以上の記事についてどう思われますか。
私はこのような幼児虐待が似たようなパターンで行われる事に人間不信を抱かざるを得ません。即ち一
人で子育てをしている母親に交際相手ができてそいつが幼児虐待を行うばかりでなくどういうわけか我
が子を守るどころか母親まで虐待に加わる。
自然界では子熊を連れた母熊に雄熊が出会うと子熊を殺して母熊と交尾を行おうとする。母熊は子を守
るために戦いますが体力ではかなわず子熊が殺されると交尾に応ずる。自然界での子熊の死亡原因の一
位はオス熊による殺害だそうです。ライオンの群れの乗っ取りで同じ状況がみられます。私は人間であ
りながら幼児虐待を行い死に到らしめる奴らのケダモノ性が何とも嫌です。
この船橋という男は別に妻子ある男だそうです。幼児虐待の様子を母親にメールして「楽しい時間が始
まる」等と書いていたそうです。その残虐性、か弱いものを虐待してそれを楽しむ悪魔的な精神に恐怖
を感じます。
これらの虐待者は私の定義では知性と思いやりを欠くので形は人でも本当の人間ではありません。
知性とは
異なる位置に心を置きて
あらゆる事を究める事なり
人間性とは
他人の立場に身を置きて
我が事の如く思う事なり
児童相談所制度の限界
上の識者が色々言っていますが、根本的な問題は自民党が憲法に書き込もうとする家族思想にあると思
います。曰く「社会の基礎は家族である。家族は互いに助けあわなくてはならない。」この一見無邪気な
思想は過去の身分制社会の残骸であり、上の児童虐待を許す根本的な原因になっています。
自民党的家族主義は「子供は親のものである、生物的な親の子に対する親権は絶対である」なるものだ
と思います。上の児童相談所の限界は自民党的家族観に由来するのではないでしょうか。
個人主義的社会観
社会の基礎は個人である。子は人として親と同じ権利を有す。親の親権は子の保護義務を果たす限りに
おいて成立し得る。子の保護をないがしろにする親には最早親権は無い。人間社会は親の義務を果たし
えない親に代わって子を保護し養育する権利と義務を有する。
尊属殺人罪
なるものを自民党が復活させようと画策した時期がありました。それは子が親を殺した場合に一般の殺
人より刑罰を重くするものです。私はその逆こそあるべき姿だと思います。即ち無権利状態の児童に対
する虐待の罪は一般の犯罪よりもうんと重くすべきです。
児童虐待罪
を明確にすれば児童相談所ももっと効果的に対処できるでしょう。例えば児童虐待を行った家庭には屋
内に監視カメラを設置し常時公的監視の下に置く事もできるでしょう。
地域親制度
上のような児童虐待が起る度に私は地域の隣人の無作為に怒りを覚えます。曰く「昼夜を都問わず、泣
き方が尋常ではなかった」。問題を知りながら何故行動しないのか。子が異常な泣き方をしているならば、
ドアをたたいて「どうしましたか、しばらく子を預かりましょうか。これを皆で食べて下さい」と差し
入れをする等、要するに子共は地域全体で育てる事が何より重要です。児童虐待をする者は例外なく地
域から孤立しています。従って地域とのつながりができれば児童虐待は減ると思います。地域親制度に
より親の子育ての重荷を軽くしてやれば一体誰が児童虐待など犯すでしょうか。
私は子供は皆自分の孫だと考えています。子供がむずかって親が困っているのを子守唄で子供を眠らせ
た事もあります。子供を見て可愛いと思うのは殆どの人に起る感情でしょう。人間はすべて祖先を共有
しています。それなら子孫も共有しているのではないでしょうか。
子育てがし易い社会は万人に住みよい社会です。児童虐待は老人虐待や、身障者虐待、動物虐待と同根
です。日本国は国が起こした戦争の最大の犠牲者である何十万もの戦争孤児を見捨てた恥ずべき歴史が
ありますが、それは力は正義なり、勝てば官軍思想に由来します。日本の民主主義では票にならない
ものは存在すら無視されます。それは政治の未熟ですが、その本は国民のけち臭い利己主義と無知に
由来します。
地域親制度で子育てしやすい社会を創りましょう。それは万人に住みよい社会ですから。
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+ 市吉 修
+ 二十一世紀を楽しく生きよう会
+ HP ; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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