差出人:	Osamu Ichiyoshi <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
送信日時:	2018年11月24日土曜日 23:27
宛先:	
件名:	帝国主義から卒業しよう

転送歓迎 
配信無用の方はお手数ですが返信願います。 本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信
または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀世界研究会とは「人が全国どこでも働き、生涯豊か
に生きられる世界」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一世紀世界を実現しましょう。

核ミサイル防衛システム
の技術を一つの論文(英文)にまとめましたのでご興味があればご覧下さい。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/A%20Space%20system%20to%20Nullify%20Threats%20of%20Nuclear%20Bombs%20Missiles.pdf

これで提案法の全体像が明確になったのではないかと思います。一つの特長は単に軍事的な応用ばかりでなく、
民事的な利用を兼ねる事もできる事です。監視衛星はミサイルの検知ばかりでなく、自然災害や山火事の監視にも
応用できますし、三千kmの範囲で10m平方程度の物体の監視が可能な長距離レーダシステムは広域航空管制
や宇宙デブリの監視にも応用できると思います。
核弾頭を捕獲する防衛ミサイルは数百kg程度の小型衛星を高度数百km程度の宇宙空間に打ち上げるロケット
に似たものになると考えています。

神馬文雄氏講演会、シベリヤ抑留体験を語る
に今日参加しました。場所は札幌教育文化会館。神馬さんは1926に札幌近郊の貧農の長男として生まれました。
小作農は収穫の半分を地主に取られ、残りから種籾を除くと一家の食物も足りない貧困に苦しみました。小学校を
出る時中学に進学したかったれども貧困のためそれはかなわず、口減らしの意味も兼ねて海軍航空隊に志願しま
した。1941年12月1に入隊したらなんと一週間後の8日にハワイ真珠湾攻撃があり大東亜戦争が始まってしまい
ました。
神馬さんは1945年の敗戦後ソ連軍によりシベリヤに移送され1947年8月に舞鶴港に復員するまでの約三年間、
極寒のシベリヤで飢餓に苦しみながら、炭鉱、木の伐採、コルホーズなどで強制労働をさせられました。
この間の事は筆舌に尽くしがたい困難と、非道、悲劇があったのですが、「前車の轍を踏むな」と92歳になった今も
戦争体験の語り部を続けておられます。
会場は70席がある大きな部屋でしたが、結局100人程度の視聴者で部屋は満杯となり熱心に聴講しました。

北方領土問題と日露平和条約
が急展開する可能性が出ています。安倍首相は「私の任期の内に」と例によって意気込みは良いのですが、1956
年の日ソ共同声明を基礎に平和条約締結を加速すると言明しています。その中身を読めば良くても歯舞、色丹
が帰ってくるだけで国後、択捉は帰って来ないとしか思えません。
1855年の江戸幕府とロシア帝国の間で結ばれた日露和親条約で択捉島と得撫島の間を国境として確定した日本
の領土を放棄する事になってしまいます。

帝国主義から卒業しよう
結局日本は明治以来の大日本帝国主義により戦争によって領土を広げたに第二次世界大戦に突入して自国民
にも他国民にも多大な犠牲を生じた末に明治維新より前に確定していた固有の領土まで失ってしまう結末になり
そうです。
帝国主義とは外交問題が行き詰まれば究極的には戦争で決まるという考え方です。日本国憲法は第九条におい
て「外交問題の解決の手段としての戦争は永久にこれを放棄する」と宣言しています。
これこそ帝国主義の卒業声明ですね。

前述の神馬さんは「戦争は二度としてはならない。そのためには日本は強くならなくてはならない」と説いておられま
す。ここで強くと言う事は軍備をせよという事ではありません。科学、技術、文化、経済、社会的に強くなれという事で
す。実は軍事力と総合的な国力だと思います。織田信長の強さの源は楽市楽座に代表される産業振興、比叡山
焼き討ちや本願寺との戦争に見られる中世社会の行き詰まりの打開、兵農分離によるプロの軍隊の創設、鉄砲など
最新の軍備でした。これを受け継いだ豊臣秀吉は軍事は土木、補給、外交である事を良く示しています。高松城
の水攻め、中国大返しと言われた軍隊の急速移動、小田原城の長期包囲戦と兵隊を飽きさせないための娯楽催し
、敵の戦闘意欲を喪失させた一夜城の建設というより見せ等は「戦わずして勝つ」戦略の手本ですね。人たらしと
言われた調落、即ち敵を寝返らせる能力の源は相手の立場に立って考えられる大きな構想力と人としての誠実
さだったと思います。

私の提案は二十一世紀の宇宙技術を駆使して神馬さんの「強くあれ」という訴えに応えるものだと考えています。
関心のある方があればご紹介下さい。神馬さんの「前車の轍を踏むな」を胸にどこにでも説明に伺います。

札幌にも冬が来ました。一昨日の夜降った雪が日陰では既に凍り付いています。札幌教育文化会館までは自転車
で行く場合の倍も時間がかかってしまいました。根雪、深雪の上を如何に高速に、かつ安全に移動できるかを研究
しようと思います。
********************************* 
* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                     
* 二十一世紀を楽しく生きよう会                     
* Human Network for Better 21 Century       
*  http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
***********************************