情報理論の復習; 生涯学習の必要性

 

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2024/04/28 23:36

 

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世界の平和と繁栄のために

想いを語りて世に現しませう。

 

6/29 STFの交流会で発表をする事になりました。

そこでClaude.E.Shannon再読と題して情報理論の解説をしようと復習しているところです。

 

1948 Bell System Technical Journalに下記二つの論文が掲載されました。

<> Transistorについての報告

<> C.E.Shannon ; A mathematical Theory of Communication

 

上の二つの論文が今日の情報通信技術の源泉であると私は思います。1948年には私は特別の親しみを感

じます。それは私の生まれた年だからです。情報理論は大学工学部の三年の時習いました。情報とは各

人各様千差万別ですから情報理論なんて成り立つのか疑問でしたが、情報とは何かではなく情報量とは

何かを定義する事が理論の出発点です。そこに感動した事を記憶しています。

 

学校教育では正しく答える訓練ばかりしますが、世の中に出てからは正しく問う事が重要だと感じます。

数学史においては例えば四次方程式の根の公式を学者が長年探し求めても発見できませんでしたが、

もしかしたらそれは無いのではないかと問う事で全く新たな数学が生まれました。また幾何学では平行

線の公理の絶対性を疑う所から非ユークリッド幾何学が生まれて幾何学を何倍も拡大しました。

 

心の中に疑問が渦巻く状態を苦痛と感じる癖は学校教育の影響だと思います、心中に疑問が渦巻く状態

は心的成長の芽がたくさん有る事であり、むしろ快と感ずるのが自然ではないでしょうか。

 

私が疑う事、生涯学問を続ける事の必要性を痛感するのは毎日「おれおれ詐欺」のNewsを聞かない日

が無いからです。息子や、金融機関、役所や警察を騙る詐欺師にいとも簡単に騙されて何百万円もの大

金を取られたと聞くと、被害者の無知に呆れてしまいます。勿論犯人は悪そのものですが被害者もバカ

としか言いようがありません。金融制度、通信網の概要、世の常識の必要性を痛感します。もっとも世

の常識が無いのは困りますが、反対に常識しか無いのも間違いの元です。何故ならどちらも疑う事が欠

如しているからです。

 

学問の基礎は「自分は間違っているかも知れない」という事です。数学書が「定理と証明」に満ちてい

るのはそのためです。その他の科学技術においても理論と実験の両面で証明されたもののみが法則とし

て確立します。

 

これに対して国家宗教は「自分は絶対正しい。相手が絶対間違っている」という信念であり、本質的に

悪だと思います。ロシアのウクライナ侵略、イスラエルのパレスチナ人弾圧、その他紛争の原因はその

ように「自らに問う事の欠如」にあるのではないてでしょうか。

 

以上から「自らに問うて万事を疑う事」「疑いを実地に研究して生涯学習する事」が必要だと思います。

何よりそれは楽しい事ではないでしょうか。

 

  世の中に 楽しみの道 多々あれど 学ぶに勝る 楽しみは無し。

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+ 市吉

+ 二十一世紀を楽しく生きよう会

+ HP ;   http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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