再び雪国の生活
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To: 2022/01/15 13:29
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1/11に札幌に帰りました。
飛行機が新千歳空港に近づくと窓から見下ろす景色は一面の銀世界でした。地下鉄東西線バスセンター
駅から通りに出ると雪が積み上げられた道路はぬかるんで運動靴の中は水びたしになってしまいました。
先ず為すべきは冬用の靴を得る事だと翌日狸小路の靴屋に行って見るとどれも高いので引き返し、豊平
川を渡って馴染みの古道具屋アイラン図に行くと新品同様のゴム長靴が何と350円で手に入りました。
これから三か月は雪の中の生活です。昨日は大通りまで足車で行きました。歩道の雪は歩行者が踏み固
めているので足車でも走行可能ですが、固い地面に比べて抵抗力が大きいのでものすごく力を要します。
季節を問わず使用可能なのは自転車です。車輪が大きいので路面の凹凸の影響が相対的に小さくなりま
す。また歩行者が滑って転ぶような凍結した路面でも自転車は車輪が回転している限り安定して走行で
きます。静的安定と動的安定の差ですね。例え自転車が滑っても安定して立ち続けるのが角運動量保存
法則の不思議な所です。空間の等方性に起因する角運動量保存則は太陽の周りの地球の公転、その地球
の自転により定義された年、日という時間の刻みをもう何億年も正確に続けている宇宙の根本的な法則
です。雪上自転車走行のコツは常に回転する事です。従って急ブレーキは禁物であり、自動車の運転と
同じくブレーキはポンピングが有効です。
それにしても冬の札幌で自転車に乗る人は少ないですね。
もう一つ気づいた事ですが同じ温度でも相模原の自宅と札幌のマンションでは寒さの感じが違うようで
す。おそらくその差は空気の流れでしょう。二階建ての我が家では一階で灯油を燃やして温めた空気は
二階に上がり更には天井裏から外に抜け、常に空気が流れています。空気の対流が熱を奪うので寒く感
ずるのでしょう。
マンションは暖房効率は良い代わりに密閉により新型コロナの感染は避けがたいと思います。感染者が
出たら家庭内でもマスクをしろと専門家が言っています。オミクロン株は重症化はしにくいのでそんな
に恐れる事はないと思います。現に南アフリカでは既に終息段階にあるようです。日本では毎冬インフ
ルエンザに一千万人が感染し3400人が死亡していましたが、新型コロナ禍の過去二年間インフルエンザ
の流行が見られないのも不思議ですね。何と言っても感染症対策の切り札は免疫力の強化であり、その
ためには十分な睡眠、運動、栄養が必要不可欠です。昼間にうたた寝をすると正に病原体に絶好の隙を
与える事になります。私は毎年風邪を引いていましたが新型コロナ対策で毎夜11時には寝るようにして
睡眠を確保しているせいか、この二年間風もひかなくなりました。
豊平川の真っ白な雪原を見るとここで何故スキーをする人がいないのか不思議です。足車の下にアクリ
ル板をつけてスキー版足車の開発を試行している所です。
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+ 市吉 修
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