公共交通網の重要性

 

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2024/10/27 23:45

 

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先週富山市に行って先ず目についたのは市電でした。昔は大都市にはどこも市電が走っていました。

 

2000年頃Los Angelsで戦後米人と結婚してLAに来た日本生まれの婦人が言われていましたが、1950

年代にはLAはどこにでも市電で行けたそうです。当時私はLAで約一月あるprojectで集中的に国際

teamで働いたのですが、仲間はRent-a-carで移動手段を確保したのに対して私は鉄道を利用しました。

その時現地の人たちが鉄道の駅をよく知らないのに驚きました。公共交通網の存在感の希薄さを認識し

た次第です。

 

私の両親が働いていた西宮市に私が帰省した1970年代には西宮市にも市電が走っていましたがタクシ

ーの運転手からは渋滞の原因として糾弾されていました。いつの間にか西宮市も市電は姿を消してしま

いました。

 

今回富山市で市電を利用してその便利さを感じました。何処にでも固定料金(210)で行けます。今回は

富山市からかなり離れた日本海海岸の岩瀬地区にも市電で行きました。ここは北前船の豪商の家や古い

家並が残っており、外国人の観光客も含めて電車の利用率は高かったです。市電は用が無くても飛び乗

って時間をつぶす事ができます。自家用車は人々を孤立させますが、公共交通機関は人々を結びつける

効果があると感じます。かっては邪魔者扱いされて消えて行った市電などの公共交通機関は高齢化社会

の進展と共に今後増々重要になるのではないでしょうか。

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