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件名:      心の持ち方と免疫力

 

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人間の悩

は爬虫類、哺乳類、人類の三層構造をしているそうです。爬虫類悩は呼吸や性欲、睡眠などの生存

活動、哺乳類悩は記憶や感情、人類脳は思考に関わる働きをします。人間以外の動物も基本的には

同様な構造をしているのですが、人間の特徴は人間悩、即ち大脳が極端に大きく、悩の大半を占め

ている事です。この大脳の働きが人間の心であると思います。

更に人間の特徴は自分の心の働きを意識している事ではないでしょうか。それは人間の思考形式が

言語を用いた対話にあるからだと思います。人間の意識に上るのは実は心のほんの上辺であり意識

の下には遥かに広大な無意識があるとドイツの心理学者Sigmund Freud(1856-1939)は説き、夢の

分析を手段とする精神分析学を樹立しました。これは人間の悩の層構造からも説得力があると感じ

られます。意識の下には無意識、更にその下には神経系、免疫系や内分泌系が多層に働いているの

だと思います。即ち人間の心身は一体です。

 

人間の心の特徴

動物にも心がある事は明らかです。私が中学生の時家で育てた子牛を市場で売ったら母牛が昼夜分

かたず一週間も啼き通しました。それだけでなくそれからかなりの年月後牛に車を引かせて偶々牛

馬市場の前を通ったらいきなり牛が啼きだした。誠に母牛の子牛に対する愛情の深さは人間に劣り

ません。

それでは人間の心の特徴は何でしょうか。私はそれは仮想の思考力だと思います。言葉を用いて人

間は現実に無いものを空想する事ができます。過去や未来を考えるのはおそらく人間だけではない

でしょうか。

 

心の持ち方と免疫力

心に思うものは非現実なのにどのようにして心の働きが免疫力に関係するのでしょうか。一つの傾

向として物事を悲観する人、怒りっぽい人や頑張り過ぎる人は免疫力が弱いようです。反対に楽天

家、未来に希望を持つ人、人生を楽しみ良く笑う人は疫力が強いようです。

前者は常に闘争態勢にある人であり、体は外敵が侵入したと勘違いして自律神経は交感神経優位にな

り白血球の仲間の顆粒球が増えます。それは本来外敵の細菌等を貪食して自爆死するものですが心

が原因で交感神経優位になったのですから食らいつく相手はいません。それでも増えた顆粒球は寿

命が二日しかなく死ぬ時に活性酸素をまき散らして体の組織を痛めつけます。これが長く続くと本

当に病気になってしまいます。正しく病は気からですね。

それに対して後者は副交感神経が優位になりリンパ球が増えてウィルスや癌に対する免疫力が高まり

ます。人が意識的に変えられるのは呼吸であり、特に息をはく時に副交感神経が優位になるそうです。

確かに人は怒る時は息を吸いほっとしたい時は溜息をつきます。歌を歌うと殆ど息をはき出しているの

で快いのだと思います。福田安保理論によると笑いは息をはく事から進化したのだそうです。笑は百薬

の長と言われるのも分かりますね。

 

心の持ち方を意識して免疫力を高めましょう。

 

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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                    

* 二十一世紀を楽しく生きよう会                    

* Human Network for Better 21 Century      

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