差出人: OsIPortable <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp> 送信日時: 2018年5月26日土曜日 23:23 宛先: 件名: 近況報告、政治の愚、学ぶ楽しみ、相撲取りに学ぶ、自然に親しもう。 転送歓迎 配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信 または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀世界研究会とは「人が全国どこでも働き、生涯豊か に生きられる世界」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一世紀世界を実現しましょう。 近況報告 今週は正に孫週間でした。二人とも熱を出し、夕方には39℃を越える時がありました。徒歩15分程度の所の小児 科に何回も連れて行きました。孫達のクラスは半数が休んでいたそうです。一歳を過ぎて丁度親譲りの免疫が切れ て感染し易いのだと思います。私も少し喉が痛い時がありました。同じ病原体を吸っても、獲得免疫のある成人は 症状が軽くて済んだのでしょう。 孫達も病気にかかって免疫を獲得し、転んでは立ち、躓いては歩く事を覚えて行かなくてはなりません。救いは病 気になっても結構元気な事です。笑は最強の免疫力ですから。 政治の問題 幼児の努力が真摯なのに対して大人の行動は虚偽に満ちていますね。森友、加計問題では安倍政権の腐臭を感 じます。安倍氏の言明と真っ向から食い違う愛媛県の文書については知事が国会に出て話してもも良いと言って いるのに何故自民党が頑なに拒否するのか理解できません。 私は籠池夫妻の思想には反対ですが裁判もせずに身柄を10ヶ月も拘留するとは人権侵害ではないでしょうか。 聞くところによると保釈金を積むのに時間がかかったようですが、金の有無によって人身の自由が左右される事に は根本的な矛盾を感じます。籠池氏は安倍氏に裏切られたと感じていると推察しますので、これから知る限りの 真実を明らかにして欲しいと思います。 自民党が重要法案として強硬採決した「働き方」法案の重要な問題は「残業代ゼロ労働」にあります。高度プロフェ ッショナル等と名を飾っても本質は変わりません。先週のNHKスペシャルは「働き方の改革」でしたが残業を無くし て却って業績を伸ばしている企業がいくつか紹介されていました。現行の法律の下でもやる企業はとっくにやって います。しかも自民党案とは正反対のやり方で。 もっとバカバカしいのはIR,Integrated Resort法ですね。IRに何もカジノを入れる必要はありません。その前触れと して自民党は「ギャンブル中毒支援法」なるものを強行採決したところです。自民党の政策は意図的に病気を起こし て発生するその治療費を「経済効果」と称するのに等しく、私から見たら愚の骨頂としか言いようがありません。 今国会のニュースを見ても「戦争被害者支援法」は審議入りもされていないようです。これ無しにはいくらバカ高い 金で米国から「新」ミサイル防衛システムを買っても日本の防衛力は強化されません。仮に北朝鮮が核ミサイルを 日本に打ち込んで数十万人が死亡し、財産が破壊され、多数の戦災孤児が生じても「一般人とは雇用関係が無い 」ので日本国は救済はしないでしょう。自衛隊員や公務員の遺族に対しては「雇用関係により」救済処置が取られる でしょうが。このように国民を雇用関係より下に軽視する日本国を誰が命がけで守るのでしょうか。 学ぶ楽しみ 宇宙ロケット研究の前段階として力学を復習していますが実に楽しいです。以前「電磁誘導と起電力」について報告 しました。磁界Bの中を荷電粒子が速度vで動くとvxBなるベクトル積で表せる電界が生じる現象を電磁誘導の法 則から導く研究でした。静止している観測者には存在しない電界が動いている荷電粒子には厳に存在するのです から分かりにくいですね。 良く考えるともっと身近な所に似た例があります。それは遠心力です。地球の周りを周回するロケットの中では地球 の重力と遠心力がつり合い無重力状態になりますが、地球上に静止している観測者から見れば現存するのは重力 だけです。高校の物理では先生が遠心力を幽霊力と呼んでおられましたがそれは見方の問題です。現に急カーブ を曲がる自動車などで人が日常的に感ずる力ですから。 立場が変われば違った現実が見えるのは日常的にもよく経験する事ですが最も基礎的な学問である科学に最も 明瞭に表れるのを理解するのは何とも愉快です。 相撲取りに学ぶ 相撲についてか、いえいえ外国出身の相撲取りの見事な日本語についてです。学校で10年学んでも外国語が身 につかない人が多いのに何故ほんの数年の在日で相撲取りはあんなにも見事に日本語を習得するのでしょうか。 明らかにそれは相撲界に飛び込むと生活のすべてが日本語による他ない事によります。生活の中での実践、それ は即ち学問です。 私は学校で習った事はすべて生半可だと物足らなさを感じていましたが30年間の技術者として仕事を通じて学ん だ事は自分の体の一部のように感じています。今目的を持って力学を学びなおして見ると何ともおもしろく愉快で すね。 自然に親しもう 今日は又北海道博物館に行って来ました。図書室で色々調べていると学芸員がアイヌ語と文化についての研究報 告書をくれました。博物館は過去の文物を集めて展示しているのですが、いつも思うのは祖先は今より遙かに自然 に親しんでいた事です。人為的な環境に生きる現代人は人間も自然の一部である事をややもすると忘れてしまって いるのではないでしょうか。石器時代の見事な石器や土器を見ると技術者としての人間の原点を見る気がします。 北海道博物館は広大な森林公園の中にあります。いつかこの森を散策したいと思っています。 ********************************** * 市吉 修 Osamu Ichiyoshi * 二十一世紀を楽しく生きよう会 * Human Network for Better 21 Century * http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/ *****************************************