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送信日時: 20161127日曜日 23:40
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見方を変えれば別の真実が見える ; 高齢化社会の生き方

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世紀世界を実現しましょう。

 

見方を変えると視野が広がる

1905年に出たアインシュタインの特殊相対性理論は見る立場によって時の刻みや空間の大きさが

変わるなど非常識的な内容に世人は驚いたものですが実は日常生活に関わりのある身近な理論です。

GPSによる位置の測定は高速に移動する衛星の相対論的時間の進み方を入れないと測定に誤差を

生じます。発電機や電動機の動作原理である電磁誘導は電磁界の相対理論的効果です。静止状態で

は電界と磁界は無関係ですが回路の中を磁石が動くと電流を生じます。電波は電界と磁界が相互に

生成を繰り返すものなので真空中をも伝播しますし、存在と伝播は一つであり静止している電波

は存在しません。地球上の離れた地点で同じ星からの光を観測してその位相を比較する電波干渉計

は地球規模の巨大望遠鏡と同等の精度を実現する事ができますが、私は何百万年も前に観測する

星を出た光が膨大な距離を伝播して地球上の離れた地点で同じ位相を保てるのは何故か不思議に

思っていました。地球から見れば広大な宇宙空間を何百万年もかかって伝播する光は光の立場に立

てば相対論効果によってゼロの距離をゼロの時間で飛んで来ている事になります。従って地球の反

対側でも光の位相は全く同じになるのが当然です。地球上の人間から見た世界と飛んでくる光が「見

ている」世界とは全く異なりますがそれは観測という人間の行為で相互に接しているわけです。

 

生と死

上の光と時間の関係が生と死にも当てはまる気がします。死者にとって時間は消滅しますが生き

ている人間には時は流れて行きます。生者は現在に、死者は過去に属していますが実は現在に過去

が存在しているのかも知れません。遠方の天体を観測して得られる像は実は何百万年も前の状態

です。同様に生きている人間が認識する世界はその感覚器や脳における情報処理にかかる分既に過

去の姿です。程度の差こそあれ、本質的には同じではないでしょうか。

 

高齢化社会

老若世代の関係は単に給付と負担の関係ばかりではありません。年金受給者は社会の負担である

ばかりでなく需要創造を通じて社会経済の牽引力でもあります。20世紀の大恐慌から最終的に米

国経済を立て直したのは戦争でした。戦後日本の経済の回復の切っ掛けは朝鮮戦争による特需で

した。戦争に比べれば社会福祉の充実の方が遥かに人道的でかつ本格的な需要創造を通じて経済

発展を牽引する力になります。

 

年金受給者の社会的役割は次のようにまとめられると思います。

 

老人の仕事は

楽しく生る事

さらば若人が

希望を抱かむ

知識と経験を

世に活かす事

さらば若人が

未来を開かむ

 

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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                    

* 二十一世紀を楽しく生きよう会                   

* Human Network for Better 21 Century      

* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/      

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