差出人: Osamu Ichiyoshi <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
送信日時: 2020年7月5日日曜日 13:48
宛先:
件名: 防衛と防災、課題山積
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自主防衛の道
平和と安全のための宇宙航空システムの一案
と題する論文を改版しましたのでよろしければ下記URLをご覧下さい。
弾道ミサイルを捕獲する宇宙ロケットと巡航ミサイルを捕獲する捕獲航空機の必要な規模を推定しまし
た。ロケットは我国のH1ロケット(発射時質量140t)、捕獲機は重量50トンの規模(中型jet旅客機程度)
のものを想定しました。
現在米国は韓国と駐留米軍経費の改訂交渉が難航しているそうです。
https://globe.asahi.com/article/13440258
日本に対してもトランプ政権は約2,000億円から5倍増の大幅要求をしているそうです。在日米軍経費
の日本側負担については下記URLをご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%9D%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%8A%E4%BA%88%E7%AE%97
https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2018/html/n24301000.html
皆様は以上のTrump政権の要求に対してどう思われますか。Trump流の吹っかけであるにしても今は
従来の安保体制そのものを見直すべき時ではないでしょうか。
岸政権による安保条約の締結は私が中学生の頃でした。デモ隊が国会を何重にも取り巻く中で国会に
おいて強行採決が行われ安保条約が成立しました。連日のデモの中に右翼のトラックが突っ込んだり
東大生の樺美智子さんが機動隊に殴り殺された事件を昨日の事のように覚えています。
日本は戦前の軍国主義の惨害の反省から平和主義を国是として国際紛争の解決の手段としての戦争
を放棄しました。戦後米ソの冷戦が先鋭化するのに対して日本は防衛、特に核戦略を全面的に米国に依
存して来ました。朝鮮、ベトナム、中東、アフガニスタンと失敗を重ねて来た米国の戦争に巻き込まれ
ずに済んだのは一重に日本国憲法の平和主義のおかげです。
Trump政権に到りその米国は頼りにならないと感じています。Trump氏の要求を見るとそこには米国
の世界戦略は無く、まるで傭兵が賃上げを要求しているかの如き印象を受けます。借家人が家主に対し
て家賃を要求しているような滑稽さすら感じます。
他方私達は戦前の軍国主義に対する嫌悪から防衛政策そのものを考える事すら怠って来たのではないで
しょうか。上の論文も軍事的な内容に幹事団が懸念を示したので主題を民間航空事故ひいては巨大隕石
の墜落防止など自然災害も含めた平和と安全のための宇宙航空システムにしました。視野が広がったの
で却って良かったです。
自衛隊の本務について「国家の主権を守る事である(警察や消防とは違う)」と述べた防衛庁長官(名は忘
れました)がいましたが、私はその考えは偏狭過ぎると思います。私の定義は自衛隊の本務は「国と国民
を守る」事です。即ち先日来九州で起きている大水害のような自然災害の救助、復旧支援は自衛隊の本
務そのものです。本来軍事とは九割以上が土木と補給です。皇軍の惨めな失敗の原因はこの防衛の基本
を当時の軍人指導部が軽視した事です。
日本国の自主防衛は戦前の帝国主義に比べれば遥かに容易です。大日本帝国は海外に領土を持ったが
ために統治と防衛負担が重く開戦後はユーラシア大陸から太平洋、大洋州、果てはインド洋に到る広大
な地域で戦争を展開しました。それは大日本帝国の国力を遥かに越える作戦でした。それに対して現在
の日本国の防衛範囲は日本国のみです。日本が世界に貢献できるのは平和と安全のための技術と組織の
の開発、宇宙の平和利用、国の繁栄と海外援助を通じて広く平和主義の恩恵を示す事だと思います。
大水害の防止
毎年繰り返される大水害が今年もまた起こりました。今回の災害地の球磨川は私にとっても懐かしい所
です。故郷の都城に帰省する時に八代から球磨川沿いに汽車はゆっくり山を登って行きました。車窓の
球磨川にはあちこち舟が見られてまるで異国の情緒を感じたものです。
地球温暖化に伴いこれからも水害は増々大規模に頻繁に起こると思います。
対策として
(1) 上流の支流に水流型ダムを多数建設して豪雨時に上流の降雨量をできるだけ長く保持する。水流型
ダムは通常は何も無いに等しく、降雨時には水流を保持して下流の増水を防止する事ができます。
(2) 下流に支流を追加して河川の排水能力を増大する。
球磨川は中流で大きく折れ曲がりそこから延々と北に流れて八代海に注いでいます。その中流の曲
がりの箇所から西へ海までは10kmそこそこの距離ですのでそこに運河を掘って海への支流を造れ
ば球磨川の排水能力が高まり河川の氾濫防止に役立つと思います。
新型コロナ
新型コロナの再流行の兆しも出ていますが、感染防止に加えて経済活動との両立は必須だと思います
。昨夜のNHK special「人体」では新型コロナの最新状況が明らかになりました。感染の仕組みや病状、
治療法についても色々な事が分かって来ています。敵を知り、己れを知れば百戦危うからず。
ウィルスが細胞に取りつくace2受容体は生活習慣病の人や肥満細胞に多いそうです。生活習慣病の予防
が大切ですね。
課題山積
なのはまだまだいい方でしょう。巨大隕石や小惑星の落下の惨害は課題等と言うも愚かですが千年に
一度と言われる東日本大地震を経験した私達には有り得ない事ではないと感じられます。
考えざるものも起り得る、考えざるものも考えるべし。
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* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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