差出人:	OsIPortable <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
送信日時:	2018年2月3日土曜日 23:36
宛先:	
件名:	生き物と人間、人と地域社会

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瀕死の黒猫
先週長崎での航空宇宙研究会の帰りに神奈川県の自宅に寄りました。すると我が家の庭に来ると私も餌をあげたり
毛をなでたりしていた猫ががりがりに痩せて鼻水を垂らし、目やにで顔は汚れ、動きものろのろで声も出ない、
しっぽにも汚れがついているという実に哀れな姿で現れました。私が家を留守にした二か月の間の猫の変貌に私も
息を呑みました。日向の芝生にうつ伏して動きも無い猫の姿は死ぬ間際かと見えました。以前は餌をやる時以外は
私に近寄らなかった猫が私を見ると近寄って来ましたが餌と水をやっても食べようとしません。これは父母の死の状
況に似ていたのでいっそ安楽死させてもらおうと近くの動物病院に連れて行きました。

回復した猫
病院で獣医が脱水がひどいといっていろいろ処置すると元気が出て餌も少し食べました。

このまま置いて置くにしのびない
私は翌日は孫育てのために札幌に戻る予定にしていました。問題はこの猫をどうするかです。お隣は外で餌はあげ
るけども既に家猫が3匹もいるので屋内での預かりはできないとのことでした。そこで動物病院で預かってもらおうと
すると二月で何と30万円かかるといいます。しばし考えましたがこのままおいて置くに忍びず動物病院に預ける事
にしました。

地域社会の薄さを痛感
昔小学校のPTA委員をした時の仲間に猫好きの人がいましたが長年疎遠にして今は連絡もつきません。関東に
は何人か親類もいますがこちらも同様。住んでいる地域のご近所とは猶更疎遠、私の地域社会の薄さを思い知りま
した。

大島学習教室のY先生に預ける事に
昨日札幌から私も8年ばかり教えているアジア人の子供のための学習教室を主宰しているY先生に電話すると引
き受けて頂ける事になりました。Y先生の家にも15歳になる老猫がいるそうです。うちの黒猫も似たような歳なので
うまく行くと思います。
そこで早速今日相模原の自宅に飛んで帰り、ちょうど一週間の入院で猫を退院させました。野良猫の時は人から逃
げていましたが今は人に寄って来て毛を触らせます。今夜は初めて我が家の中で寝ています。

高齢化社会には特に地域社会が必要
今回の件で地域社会の必要性を痛感しました。独居老人の社会的孤立は切実な問題です。英国では孤独問題
担当相を新設したそうですが、日本も同様な問題を抱えています。大小便を垂れ流しで一人暮らしをしている老人
もいるそうです。近くに子供や親類がいたとしても滅多に来ないようですね。ましてや野良猫に対しては何もしません。
思うに「生き物の虐待は通づ、人間の虐待に」

ご近所の底力
というNHKの番組を覚えておられますか。あの頃から一段と高齢化が進んだ現在こそご近所の底力が必要では
ないでしょうか。

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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                    
* 二十一世紀を楽しく生きよう会                    
* Human Network for Better 21 Century      
* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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