差出人: OsI [osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2017年4月2日日曜日 22:33
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件名: 第三の波の検証

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に生きられる世界」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一世紀世界を実現しましょう。

第三の波の検証
A.Toffler夫妻の1980年に出した著書「第三の波」は情報通信技術の革新がもたらす社会の変化についての理解の
鍵を与えてくれました。当時はその前年に社会学者エズラ・ヴォーゲルによるJapan as No.1という書物がベストセラー
になるなど日本は自信と希望に満ち溢れていました。

インターネットを中心として情報通信網の発達により
[1] 経済は巨大企業の支配が終わり、中小企業の相互連携が強まり、経済の民主化が進展する。
[2] 仮想企業化により在宅勤務が可能となり、企業の民主化が進展する。
[3] 国民の直接参加により政治的な民主主義が深化する。
[4] 遠隔教育による生涯教育が可能になり学問が振興する。
[5] 直接通信により中抜きが進展し、企業や政府がより平坦な構造となり、より平等な民主社会が実現する。

 第三の波理論は基本的には今日でも正しいと思いますが、中東、アフリカ諸国の国内外の戦争と大量の難民の
惨状や日本国内での社会格差の拡大、貧困層の増加、少子高齢化、過疎地方の村落の消滅など当時の楽観的
な展望の多くはまだ実現していないのではないでしょうか。米国のトランプ政権の出現は第三の波理論の予言とは
反対の出来事と言えるでしょう。

 提案
[1]第三の波理論が示した可能性と非常に異なる事態が広がっているのは何故か
[2]どうしたら第三の波理論を活用してより幸福な社会を構築できるか
を検証して行動指針を確立したいと思います。

関心のある方はご意見を発表して下さい。

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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                    
* 二十一世紀を楽しく生きよう会                    
* Human Network for Better 21 Century      
* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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