本を誤ればすべてを誤る

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2024/07/28 23:37

 

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世界の平和と繁栄のために

意を発し、想いを語りて世に現しませう。

 

夏になると嫌でも第二次世界大戦の事を考えないわけには行きません。

先日地域の図書室から借りて来た本 「子どもに伝える太平洋戦史4  疎開した子どもたち 岩崎書店」

を読んで改めて先の大戦の悲惨、それを通り越した馬鹿馬鹿しさを痛感しました。

 

あのようなバカバカしい戦争が21世紀にも続いています。平和の祭典オリンピックが行われるこの同じ

地球上でガザ、ウクライナ、スーダンその他の地域で爆撃が行われ何の罪も無い子供、女、男が殺され、

傷つけられ、絶えざる危険に曝されています。

 

誰も望まない戦争が何故起るのか、ガザ戦争開始以来特に私が研究してきた結論は

(1) 戦争は国家権力が国民の制約を受けない状況で起きる。

(2) 国家権力は国民を支配するために通信と報道の自由を制限し、教育制度を国家管理の下に置き、

(3) 偏狭な国家宗教を子供に植えつける。

 

私達の小学校には校庭に小山があり、私達の遊び場でしたが実はそこには戦前には泰安殿、即ち天皇、

皇后の写真が治められた社があり、子供達はその前を通る時にはいちいちお辞儀をしなくてはいけない

のでした。火事などで写真が焼けたら校長の責任問題になる厄介者でした。戦後禁じられたので土を盛

って子供の遊び場にしたのでしょう。

 

日本は敗戦によって一夜にして価値観が変わりました。皇国史観で教育された教養は一挙に消え失せま

した。なぜなら本当は誰も信じていなかったからでしょう。

 

皇国史観に輪をかけてバカバカしいのはユダヤ教や、スラブ民族主義であり、それが現在パレスチナ人

やウクライナ人の受難の原因になっています。

 

各国の国家宗教に共通するのは原始時代に関する完全な無知にあります。現代の科学技術が明らかにし

たのは人類は何百万年もの原始時代の中で進化し、農耕と牧畜により文明が始まったのはほんの一万年

にも満たない最近の事に過ぎない事です。

 

文明の基礎は原始時代にすべて発明され、文明によって生じた権力によって文明は進歩しながらも、そ

の災厄、即ち戦争の惨害も増大して来ました。文明が生じた虚偽の教義、それが各種の国家宗教てす。

(4) 近代の民主主義が初めて北米に於いて成立したUSAに実現したのは偶然ではない。それは北米原住

民の原始民主社会から学んだ建国の父達の努力の成果であった。近代民主主義とは原始民主社会の再現

に他ならない。

 

ユダヤ教など知らなくても何の損失もありません。しかし数学を知らなくては今日の科学技術を理解す

る事もできません。いかなる狂信者も現代科学技術の上に開発された食べ物を食べ、交通機関で移動し、

通信網を通じて通信しています。

 

私は科学技術史の教育が極めて重要だと考えています。なぜならそれはあらゆる迷妄、迷信を打ち破っ

て来た生きた歴史ですから。

 

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+ 市吉

+ 二十一世紀を楽しく生きよう会

+ HP ;   http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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