差出人: OsI
[osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2013年12月30日月曜日 0:39
宛先: 'OsI'; 'Etsuro
Mori'; '市吉修'; '
件名: 安倍総理の靖国神社参拝を問う、私達は直接民間交流を推進しましょう
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安倍総理の靖国神社参拝
１２／２６の突然の安倍総理の靖国神社参拝のニュースを聞いて皆様どう感じられましたか。私はこれは中国と韓国に対する首脳会談の拒否だと感じました。安倍総理が最も重視するとしている米国政府からも「失望した」との反応が寄せられました。
私自身は安倍さんにはもともと期待していないので別に失望もしていません。安倍さんは信ずるところに従って勝手にやってくれという気持ちです。
安倍自民党の政治思想は憲法改正案に出ていると思います。幾つかの点については以前に私の意見を述べました。
全般的な傾向は単純に正しく見える事を言うが実は自分に好都合な一方的な意見でありもっと重要な事を無視している点です。「国のために命をささげた皆様を敬う事は当然であり外国からとやかく言われる筋は無い」という言明はそれだけ聞けば当たり前ですが、問題は靖国神社の性格です。大日本帝国では靖国神社は軍国主義の中核として利用されましたが民主国日本に生まれ変わった今もその性格は変わっていないと思います。私は以前靖国神社に行き、其処にある遊就館の展示を見た事があります。映画の中で甲高い女声で「私達は忘れない、、、、」で始まる諸々の主張の結論は「米国が満州における日本の特殊権益を認めないから戦争になった」というものでした。これは即ち帝国主義の主張そのものではないでしょうか。ここですっぽり抜け落ちているのは元からそこに住んでいる現地住民の権益です。民主国日本の国是は民主、平和、基本的人権の尊重です。ロシアに対して日本が北方領土の返還を要求する根拠はロシアの占領が日本を抜きにして米国とロシアの間で決められた（千島列島のソ連への返還）帝国主義的結末
であるから日本国としては認められないという事であるはずです。
日本国憲法は
第二十条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
○２ 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
○３ 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
と規定していますが一体靖国神社は宗教施設ではないのでしょうか。
安倍自民党の偏狭な視野の中に見える国民とは軍人と役人のみだと思います。太平洋戦争では日本の青年、壮年、最後には老年、少年の男子まで兵隊に取られたのでその数は膨大で、しかも戦後の間接民主選挙中では大半の投票数を占めました。政治屋には票のある所しか人が見えず、軍人恩給と遺族年金には今まで５０兆円もの国費が投じられて来ました。しかも日本を破滅に導いた責任の重いもの程、即ち軍の階級の高いものほど厚く報いられています。例えば大将の遺族年金は８３３万円でしかも孫にまで受給権があるのだそうです。
しかし戦争の最大の被害者はなんと言っても戦争孤児です。大日本帝国は「子供は天皇の赤子」と国民に教えましたが戦後にも戦争孤児には実際上何らの救済処置も取られませんでした。その数１０万以上ですが最もか弱く、声も無く、勿論投票権も無いので安倍氏に代表される政治屋にはその存在も意識される事は無いのでしょう。日本国の無作為は皇国を信じて死んで行った親達に対する恥ずべき国家の裏切りではないでしょうか。戦争孤児が取り残された日本は正に地獄でしたね。からくも生き残った方々は今や後期高齢者の歳に至って初めて声を上げています。例えば下記の手記をご一読下さい。
http://www16.plala.or.jp/senso-koji/
宗教と無関係な戦没者慰霊施設の建設
は何度も計画はありましたが、自民党政府の下では常につぶされました。上の靖国神社がその反対の拠点です。米国のアーリントン墓地や沖縄の慰霊の丘の様に明るいところで、職業、宗教、国籍の差別無く誰でも参詣できる追悼施設が民主国家日本には必要不可欠です。
靖国神社には東条英機を始めとするＡ級戦犯が合祀されています。実は東条首相は「戦場で戦死した者以外は靖国神社に祭ってはならない」という通達を出しています。ところがＡ級戦犯の分祀に強く反対しているのは他ならぬ東条元首相の遺族だそうです．故人の意志に逆らってまで反対している遺族の真意は何処にあるのでしょうか。
分祀問題については小沢一郎氏の意見を聞いてなるほどと感心した事があります。すなわち東条首相の指示に逆らってまでＡ級戦犯を靖国神社に無理に合祀する事はせず、独自に神社を作れば良いというものです。現に東京にも東郷平八郎を祭る東郷神社があるではないですか。皇国史観から言えば正に逆賊にあたる平将門にも各地に神社があります。このように日本は敵味方を問わず死ねばその信奉者が故人の業績を尊重して神社を建立する長い伝統があります。
政府に任せず国民が直接行動しよう
上のように従来の政治には本質的な限界があります。それならば私達国民の自発的な直接行動が極めて重要です。今週は二つの自主活動に参加しましたので報告します。
街の駅「集Ｙｕ」
http://www.shu-yu.net/modules/access/index.php/content0001.html
日台友好交流会
https://www.facebook.com/japanandtaiwanfriendshipcommunication
何れもひょんな事から忘年会の案内を頂き、楽しい時を過ごさせて頂きました。上のＨＰを見て頂ければ分かるように何れのグループも長い歴史を持ち有意義な自主的活動を行っています。世の中には実に色んな人たちがいるものだと感心しました。見も知らぬ人が関心の共有によって集まる事ができるインターネットの力は偉大なものです。それをフルに活用すれば直接民間交流により豊かで平和な世界を実現して行く事が可能ではないでしょうか。
本年も大層おせわになりました。
来年もよろしくお願いします。
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* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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