差出人: OsIPortable <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp> 送信日時: 2018年6月23日土曜日 23:57 宛先: 件名: 汎用の移動手段 ; 足車 転送歓迎 配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信 または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀世界研究会とは「人が全国どこでも働き、生涯豊か に生きられる世界」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一世紀世界を実現しましょう 今日は孫達の運動会でした。 家から約2kmの会場まで娘夫婦がそれぞれ子供一人を乗せた自転車で、家内がもう一台の自転車で、そして私は 足車で行きました。 足車の特長 極めて簡単な構造で自転車に劣らぬ荷を積んで、自転車に近い速さで移動する事ができます。足車とは私の造語 であり、英語ではscooterです。普通は子供の遊び道具ですが、私はそれにキャスタ用の車輪をつけて大人の荷 重に耐えるものにし、もう10年以上愛用しています。 国内、海外を問わず旅行には必ず持って行きます。郷里の都城に帰ると吉都線は一日に5往復くらいしか列車便 がありません。更に駅から先は何も公共交通手段がありませんが、足車があれば故郷の山田町を端から端まで、二 山越えて走り回ります。宮崎から綾町まで往復約40kmを大淀川沿いに走った事もあります。 七年前の東日本大震災の時は電車もバスも止まり、道路は大渋滞している中で新宿から相模原まで約50kmを 5時間で駆けて帰りました。 雪国でも有効 札幌は12月から3月までは雪に覆われますが、雪が凍ると足車で地面と全く同様に移動できます。難点は雪が溶 けだす春先です。車輪が柔らかい雪にはまってものすごく重くなります。この問題は次の冬に解決方法を見出し たいと思います。 JR北海道の廃線問題 現在国、道、JR北海道、地元自治体の間で協議が持たれていますが、皆自分の非を相手のせいにして問題解決 を困難にしていると感じます。 昔の国鉄は福岡から東京までの幹線で稼いだ金で地方の不採算路線を維持して全国網を守っていましたが地域 分割の国鉄民営化で地方路線の維持はますます困難になりました。他方JR東海は金が有り余るのか日本中央の 山の中に直線トンネルを通してリニア(linear)回線を設置する工事を進めています。いくら速いとは言え車窓の眺め の無い長距離線にどれだけ人が乗るでしょうか。お手並み拝見です。 地方自治体と地域住民はもっと直接的な責任があると思います。地方路線の赤字問題の根はそもそもその地方の 住民が鉄道を利用しない事ですから。 JR自身にも問題があると思います。地方住民が鉄道を利用しないのは駅から先の移動手段が無いからです。ドイツ の鉄道のように自転車の持ち込みを許すような発想が何故出ないのか理解に苦しみます。 以上のように国、道、JR, 地域住民、何れも自分の非を他に転じている典型的な「知性、人間性の欠如」すなわち 社会認知症状を呈して問題解決を困難にしているのではないでしょうか。 以上の問題解決の鍵は足車 にあると私は考えていますが、過去10年間の経験から大して期待はできないと言わざるを得ません。私の足車の 恩恵を最も受けている筈の私の家内からして足車には全く興味を示しませんし、相模原の私の家の近所には私と 足車を見ると私に食ってかかるオバはんがいます。また新幹線では係員に折りたためと文句をつけられた事も何回 かありました。それでもその方々の乱暴な注意のおかげで数々の技術革新を行い今ではまず誰にも文句を言われ ないレベルに達していると思います。 札幌の自宅はとても狭いのですが、折りたたんで自立する構造の足車は入り口のドアの脇につつましく立ち全く 邪魔にならないどころか私の帽子、雨傘掛けとしての機能も果たしてくれています。 足車使用上の注意 札幌の道路はがたがたです。数週間前に北大前の古本屋まで猛スピードで走ったら左足を痛めてしまいました。 今日はそれにも増してガタガタ道を長く走りましたが今度は大丈夫です。足車に乗せる足は足先の方を乗せる方式 を開拓したからです。足を痛めた時は足車に踵をのせていました。すると道路の振動が膝を直撃します。今日は足 車に足裏の先を乗せるよう注意しました。すると足の裏が緩衝機能を発揮してどんなにガタガタ道でもその振動は 踝で吸収されて膝には伝わりません。それどころか前に痛めた膝は治ってしまったようです。これは膝の故障の一 つの治療法になる気がします。今年2/25の東京国際マラソンで日本記録を更新した設楽悠太選手の走法が通常 の踵接地でなくて足先設置であったと記憶しています。 このように足車とその使用法は日々技術革新を続けています。 地上の汎用的移動手段としての足車の開発を続けて行きたいと考えています。 ********************************* * 市吉 修 Osamu Ichiyoshi * 二十一世紀を楽しく生きよう会 * Human Network for Better 21 Century * http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/ ***********************************