ラニン火山

南米パタゴニア ラニン火山3776m 2000/4/2

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ラニン火山の氷雪部の登高
パタゴニアの火山へ単独一日登頂を目指して挑んだ。未明に麓のキャンプを発ち、闇夜に径を失い不安に苛まれながらも、何とかルートに乗る。日の出の遅いこの時期、ようやく太陽が昇ってきて気分も盛り上がる。
山頂直下の白い断崖
広い雪のルンゼを登り抜けると、目を見張る風景が展開した。一面エビのシッポの氷雪で、アルパイン的雰囲気。パタゴニアの3000m級は侮れない。しかし頂上はどこだ。踏み跡はなく、とにかく標高の高そうな方向へ進む。
雪原
徐々に斜面も緩やかになり、頂上かと思われたがそうではなかった。もっと奥にまだ登りがあった。しかしそこにあったのは極地のような景色。山頂を前にこんな雪原が広がっているとは下からは想像もできない。ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。
ラニン火山投影
山頂はチリ、アルゼンチン両国に跨っている。最後の登りを経て上へ出ると、チリ側へ山容をくっきりと投影していた。ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。
登頂
首尾良く一日登頂。三角形の頂点に立つ。実に爽快な気分だ。こをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。
山頂からの眺め
快晴の空とどこまでも続く山並み。その環境でしばらくキャンプ生活をしていると、天候を予測できるようになる。晴天を逃さず登るためにも一日登頂を企てた。この日もやっぱり晴れた。こをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。
下山
アルゼンチン側からピストンした。ここはパタゴニアの北限で、辺りは湖沼地帯になっている。チリ側とともに国立公園に指定された地域が続き、アンデスの中でも多様な自然が広がる一帯である。
RIM小屋
途中の簡易小屋。2日目にここから山頂を往復するのが一般行程らしい。地元の山岳会パーティーが利用していた。彼等を尻目に山頂を駆けるように往復し、昼には下山。チャリダーの体力は山でも発揮される。ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。
ラニン火山全景
形は富士山、標高も富士山。しかし辺境にあるがゆえ、日本には知られていない。登山適期は夏、11〜3月だが、秋の4月に登った。暗闇だった登り時には気付かなかったが、麓は紅葉していた。日本は桜の季節だ。ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。
地平線の彼方に
チャリで北へ向かいパタゴニアの北限を抜け出る。開けた場所でふと振り返ると、地平線の彼方にラニン火山が小さく見えた。あの山頂からもここが見えていたはずだ。ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。

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