碁会所編・3
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本日も初心者教室
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前回、うっかり5時間以上も碁会所にいてすっかり遅くなってしまった私でしたが、今回は早めに行って、夜遅くなる前に帰ろうと誓う。時計とケータイも持って出ることにした。 と、いいつつ陽気がよくなっていたので、午後にはちょっとウトウト。 でも今日は、余裕を持って出かけることができました。 碁会所に着くと、今日は人が少ない。将棋をしている人が結構いる。囲碁をしているのは初心者教室に、先生と子供が2人だけでした。そのうち一人は、前回負けた少年たちの1人。もう1人は、どうやら今日がまったく初めてという小学生(らしい)女の子でした。 「マンガを読んで興味もったの?」「お父さんがやってたの?」 と先生が質問していましたが、『ヒカ碁』も知らないようでしたし、家族が囲碁をしてもいないということでした。私は前者なので、まったく何にもないところから囲碁へ興味をもったというのは、微妙に不思議。そういうこともあるのかなー? あるのかも。それとも少年達の誰かの友達だったりするかな? そっちのほうがありそうな感じ。 まさか囲碁の強い幽霊を傍らにしょってるわけじゃないだろうなあ ・・・まさかね。 私はというと、少年と互先で打つことに。「ニギリでやろー」って、ニ、ニギリ? 私がにぎって黒番でした。 リベンジ終了。 大差で勝ってしまいました。・・・というより少年、パスするの早すぎ。集中力落ちてきてたのかなあ。あちこちウロウロしだしてた。 (もう終わりでしょ? 終わりにしようよー)という訴えるような眼をするんだもんなー。 その頃、Yさん到着。そのまま対局へ。 Yさん「先週たしか、2子か黒番でっていわれましたよね? それでやります?」 私「はい。・・・2子置かせてください」(私も訴えるような眼で) 置き碁だと、シマリから始められると思って。序盤の勉強のつもりでした。 Yさんとの対局の途中で、おじさん登場。 前回おじさんだと思っていたのですが、なんと先生だったことが判明。おじさんなんて呼んでる場合じゃなかった。こちらの先生(旧おじさん)はアマ7段(と、壁に貼ってある紙にかいてあった)だそうだ。ひえ〜。しっつれいしました! というわけで、これからはA先生(旧おじさん)、B先生と呼ばせていただきます。 こわー。先生方もここを見たりしませんように。 Yさんとの対局の終局が見え始めたあたりで、A先生が崩して途中の説明をしてくれました。そこで私もYさんも良くない打ち方をしていたことがわかりました。アテる方向が間違っていたり、受け方が間違っていたり・・・ その対局の途中のいくつかのパターンで、打ち方の問題が出ました。全然間違っていることもあれば、急所は分かってもそこからの打ち方が間違っていたりして難しい。 ふと気付くと、18級の認定を受けてきたという小学生の男の子と、その母親が先生方に挨拶をしていた。 棋院の認定って18級でもあるんだ。もっと上からだと思っていました。 あぁ、でも、『アタリが分かれば25級』なんて日本棋院のホームページの囲碁教室(インパクのパビリオンでした)に書いてあって、私も嬉しかったなあ。 何級でも、そこが出発点になれば、励みにもなるってものですよね。 A先生が、その男の子に指導碁をすることになったので、私とYさんは、今度は互先で打つことにしました。Yさんがニギって私が白番です。A先生が男の子に向かって「囲碁はね、石を取るだけのゲームじゃないんだよ。囲碁の囲ってのは囲むって字なんだから。」「あー、そっかー。おもしろーい」などと言っているのを横で聞きながら、序盤はYさんのマネをしてたりして。 私みたいに序盤は「わけが分からん」なんてこともないらしく、スムーズに打っている。 A先生が横から見て「いまのところは2人ともプロの打ち方みたいだよ」なんて言ってたり。 でも私はなんとなくマネしてるだけです。 「ヒラキってどうなるんだっけ」本で見たように、相手の勢力範囲内の辺のあたりに打ち込みたいのだけど、2間開けてうてるような余裕がない。自分のところを強くしようかな。と思っていたら隅の石にカカってきた。うっ。どう打ったらいいかわからん。 えーーっと。とりあえず2眼を作らせないように、繋がらせないようにしなくちゃ。 どう打ったのかちっとも覚えていません。 なんとかが強い と、A先生が私のことを言ったのですが、なんていったのか分からなかった。 なんだか、戦う碁なのだそうだ。(という意味で言ったのだと思うのですが・・・) B先生「Yさんはねえ、ほんとに初心者からここにきたけど、KAJISYUさんはゲームで覚えてきたんですよ」 A先生「ファミコン?」 B先生「ゲームボーイとかって言ってたっけ?」 私「はい。今持ってるんですけど」 取り出したGBAを見て、「これは見えないや」と先生方。やっぱり〜。 スイッチを入れると、 A先生「これ、『ヒカルの碁』だね」(おお、御存知!) B先生「へえ、これがそうなの」 A先生(佐為をさして)「これが、囲碁の神様なんだよ」 (あってるような、ちがってるような・・・) 私「これ、最初から教えてくれて、詰碁も300題くらい入っているんです」 「ほおー」「へたに本を買うより、これ1台もってた方がいいかもなあ」 その後、先生方は食事にでかけ、Yさんは「ちょっと出てきます」と言ってでかけました。 時計を見ると6時半くらい。ちょうどいいので私は帰ることにしました。 |