第149局・最強初段
  一番最初のページ。
スミベタは何で塗っているのだろう。背景のスミベタ部分だけ上から色をのせて質感の違う黒にしているような感じ。(となると、印刷指定になるのだけど)原稿にこの黒(墨の黒じゃない感じ)が塗ってあるのかなあ。うーん・・・。

あ、表紙は4人がかっこよかったのでうれしい。

中学から二十歳頃の男の子は顔が一番変わる時期だけれど、現実の子供が成長するようにキャラクターが変わっていくのをきちんと見れるというのは、ちょっと珍しい。
そのあたりの『姿』『顔』を描き切るのだとしたら、『ヒカルの碁』がすごくリアルになっていくみたい。ドキドキする。

塔矢先生のところの碁会所から新章はスタート。ケンカがはじまると、ヒカルのバッグを用意している市河さんがおかしい。 これからも、きっとヒカルとアキラのどつき漫才が見られるのだろうなあ。

気持ちの距離と、関係の距離が近付いてきた感じ。

今までお互いを強烈に意識しながら、実際の関係で言えばむしろ離れていたと思える二人だから。この関係は喜ばしいことだなあ。
ただヒカルとアキラの距離が縮まると、和谷との距離が空いていくような気がするのはどうしてだろう。
前に出た『日中韓Jr.団体戦』。噂でなく、現実のものとして出てきたみたいです。ジャンプの表紙もヤンハイ、レエピン、スヨンみたいだし。でもその話題、和谷はヒカルに言いませんでした。
扇子を見てなのか、「一気にカタつけてやる」とヒカルが言ったからなのか。
「進藤! 低段者のオレ達に 大舞台のチャンスだぜ!」本人に向ってあの時点では言うつもりだったのだろうに。

選抜戦になるのだとすれば、プロ試験の時のようにしのぎを削る展開になるに違いないと思ったのでしょうね、多分。

それにしても ヒカルがスピードをあげて上を目指そうとするのは、なんだか不安定な気がしてちょっと不安。今までは佐為のツッコミがあったから、それでバランスがとれていたような気がするのです。
佐為を失った、大きな試練を乗り越えて今があるのだから、ヒカルも強くなっているはず。不安に思う必要はないのかも。う〜ん。でもなんだか不安だなあ。

タイトルの「最強初段」は、本因坊戦一次予選・3回戦の相手、川崎三段が言った言葉でした。どうすごいのか、盤面 を見てもちっともわかりませんが。