ハーヴェイとシグルドに質問 (早瀬)






ハーヴェイ「なあなあシグルド、これ見てくれよ」
シグルド「何だ、これは? 紙?」
ハーヴェイ「拾った。何か書いてある質問に答えてくみたいだぞ」
シグルド「拾ったって……そんなもの一体どうする気だ」
ハーヴェイ「暇だからやってみねぇ?」
シグルド「……胡散臭い事この上ないが……まあ今は特にする事もないし、時間つぶしには丁度いいか」
ハーヴェイ「よし決定。えー、何なに……?」


【01/自己紹介をして下さい】
ハーヴェイ「ハーヴェイです」
シグルド「シグルドです」
ハーヴェイ「今更自己紹介も何もないって事で、以上」

【02/人目見た瞬間、運命を感じましたか?】
ハーヴェイ「別に。ただ単にいけ好かねぇ奴としか」
シグルド「右に同じく」

【03/ふたりで行きたい場所はありますか?】
ハーヴェイ「俺は特には。お互い海賊だし、海と船と酒と適度なトラブルがあればいいと思ってる」
シグルド「そうだな。まあトラブルはないに越した事はないが」
ハーヴェイ「適度にって言ってるだろ? でかいのは俺だってごめんだ」

【04/感謝したい事をひとつあげて下さい】
シグルド「感謝して欲しい事なら山ほどあるがな」
ハーヴェイ「何だよ、それは俺の台詞だっての」

【05/文句を言いたい事をひとつ突きつけて下さい】
シグルド「挙げればキリがないぞ、覚悟はいいか?」
ハーヴェイ「おいおいおいおい、ひとつだっつってんだろ!?」
シグルド「必ずしもひとつとは書かれていない」
ハーヴェイ「何だよ、畜生。俺も負けてらんねぇ、思いつく限り挙げてってやる!」

【06/ぶっちゃけヤる事ヤってるんですか?】
ハーヴェイ「ヤる事って……」
シグルド「次いくぞ、次」

【07/ハーヴェイに内緒でどこが好きか惚気てみて下さい】
シグルド「この質問、語られる相手はアイマスクとヘッドフォン装着必須になっているぞ、早くしろ。そしてしっかりと後ろを向く事も忘れるな」
ハーヴェイ「あー、はいはい。分かってるって、ったく……ほら、これでいいだろう? 終わったら教えてくれよな」

シグルド「…………………………あー、駄目だ。やっぱり無理だ」

【08/シグルドに内緒でどこが好きか惚気てみて下さい】
ハーヴェイ「はい、今度はお前の番」
シグルド「……ああ」

ハーヴェイ「えー、どこが好きかだろ? あーあー、えっとだなー……だああああああ、んな事本人の前、ってか真後ろで口に出して言えるかあああ!!!」

【09/結局の所相思相愛という事で宜しいでしょうか?】
ハーヴェイ「相思相愛……」
シグルド「……次だ、次」

【10/試しに今武器を取り替えてみて下さい】
ハーヴェイ「……ナイフだな」
シグルド「剣だな」
ハーヴェイ「何か小さいし、軽すぎて武器持ってるって感じがしねぇな」
シグルド「お前のは命中すれば大きいだろうが、小回りがきかなそうだ」
ハーヴェイ「やっぱり使い慣れた武器が一番って事だな」
シグルド「そういう事だろうな」

【11/試しに今ルクスとキリルの武器とも交換してみて下さい】
シグルド「そんな事言ってもここに彼らの武器は……」
ハーヴェイ「あれー? おかしいな、何故かこんな所に奴らの武器が」
シグルド「…………先ほどのヘッドフォンとアイマスクといい、何でこんな準備万端なんだ」
ハーヴェイ「まあまあ細かい事は気にすんな。あー、どっちも器用じゃないと使いこなせないだろうな。特にキリルの方。でもルクスのはお前なら何とかなりそうじゃね?」
シグルド「そうだな……しかし近距離はあまり得意じゃない」
ハーヴェイ「なるほど」

【12/試しに今ちょっと相手に告白してみて下さい】
シグルド「そういえば数日前から部屋に置きっぱなしになっていた饅頭を小腹がすいたので食べてしまったが、あれはもしかしなくてもお前のものだったんだろうな」
ハーヴェイ「…………そういう告白じゃないと思う。ってか、犯人やっぱりお前か!」
シグルド「日持ちにも限度がある。ずっと放置しておく方が悪い。悪くなってしまっては元も子もないだろう」
ハーヴェイ「ああ、もうキレたぞ、俺は。どうせこの質問に照れて誤魔化そうとしてんだろうがそうはいくか! しっかり告白するまでこの質問から離れられないと思え!!」
シグルド「あーはいはい、次いくぞ、次。お前のも聞きたくないし」
ハーヴェイ「あ、待てコラ! さっきからそればっかじゃねぇか、答えるまで離れらんねぇって言って……ッ!」

【13/試しに今痴話喧嘩してみて下さい】
シグルド「……痴話……?」
ハーヴェイ「痴話とかそういうのは置いといて、とりあえず普通に喧嘩すりゃいいんだろ?」
シグルド「それは別に構わないが……ここだと危なくないか?」
ハーヴェイ「あー、確かに」
シグルド「……というか、一体どんな派手な喧嘩をするつもりなんだ、俺達は」

【14/お疲れ様でした】
ハーヴェイ「疲れさせる事させるなよな、質問のくせに」
シグルド「やろうと言い出したのはお前だからな」
ハーヴェイ「……分かってるよ」

【15/ルクスの事をどう思いますか?】
シグルド「お前と違ってとても立派な方だよな」
ハーヴェイ「何か余計な一言が聞こえたような気がしたが、まあ確かに若いのに凄いとは思う。真似しろって言われても誰にも出来ねぇだろうな」

【16/キリルの事をどう思いますか?】
ハーヴェイ「素直で柔軟な奴だよな。多少世間知らずなトコもあるが教えればどんどんと吸収してくし」
シグルド「……おい、あんまり変な事は吹き込むなよ……?」

【17/向こうにアドバイスがあればどうぞ】
ハーヴェイ「見てて時々じれったくなる時があるんだよなー。何も考えずにもっとこう……ガッとバッとドサーッと……!」
シグルド「お前は猪突猛進すぎだ。こういうのは自分達のペースでやっていくのが一番いいんだ」

【18/今後どうしていく予定ですか?】
ハーヴェイ「これまでと変わらないぜ。キカ様の行く場所に右腕としてついていく。そうすれば必然的におもしろいものが見れる」
シグルド「右に同じく」

【19/ルクスとキリルに一言】
ハーヴェイ「あいつらは全部カタがついたらどうするんだろうな」
シグルド「さあな。でもそれも全部本人達が決める事だ。俺達に出来る事はふたりの決めた事を応援するくらいだろうな」
ハーヴェイ「だな。という訳で『頑張れよ』って感じだな」
シグルド「お手伝い出来る事があればいつでも声をかけて下さい」

【20/相手に一言】
ハーヴェイ「お疲れさん」
シグルド「ああ」
ハーヴェイ「そういや今気付いたんだけどさ……」
シグルド「何で俺達やルクス様達の名前が書かれているか、だろう?」
ハーヴェイ「当たり。明らかに狙われた感じがするんだけど」
シグルド「思えば随分と用意周到だったしな」
ハーヴェイ「何か悔しいから名前の部分を、こう書き換えて…………っと、よし、これをキリルの部屋の前に置いとくぞ。ルクスだと興味ないとか何とか言って普通に捨てそうだからな」
シグルド「……物凄く楽しそうだな」





ルクスとキリルに質問 (風望)






キリル「あれ…、なんだろう、これ?」
ルクス「なに?」
キリル「何か色々書いてある紙があった。えーっと…、質問表?」
ルクス「心当たりがないなら捨てれば?」
キリル「あ、駄目だよ。何かボク達の名前書いてあるから、ボク達宛だよ。」
ルクス「………、答えるの?」
キリル「だって名前が書いてあるから。ほら、ボクとルクスの名前。」
ルクス「………、キリル君が、そう言うなら。」


01/自己紹介をして下さい
キリル「えーっと、キリルです、紋章砲追って旅してます。」
ルクス「ルクスです。」
キリル「群島諸国の英雄様です。」
ルクス「別に言う必要ないと思うけど…。」

02/人目見た瞬間、運命を感じましたか?
ルクス「運命は別に。ただ凄い偶然だとは思った。」
キリル「そうだね。5年前の夜に1回、ほんの少しの時間だから、覚えていた事もまたもう1度会えた事も、両方凄いね。」

03/ふたりで行きたい場所はありますか?
キリル「そうだなぁ、群島諸国をもっと色々見たいし、他の国もいいな。何処がいいかな。」
ルクス「キリル君となら、きっと何処でも楽しい。」
キリル「うん。だから行けるなら色々な所に行きたいな。」

04/感謝したい事をひとつあげて下さい
キリル「え、1つ?困ったな…、どれを言えばいいんだろう…。」
ルクス「………、1つか…。」
キリル「とりあえず、いつも本当に色々とありがとう。」
ルクス「ボクの方こそ、ありがとう、本当に。」

05/文句を言いたい事をひとつ突きつけて下さい
キリル「………。」
ルクス「………。」
キリル「困った、これ難しい…。」
ルクス「そうだね…、考えておく。」
キリル「うん、ボクも、頑張って考えておく。」

06/ぶっちゃけヤる事ヤってるんですか?
キリル「やってるの?」
ルクス「なにを?」
キリル「さあ?」
ルクス「意図の分からない質問だね。」
キリル「そうだね。」

07/ルクスに内緒でどこが好きか惚気てみて下さい
キリル「何か置いてあるよ。アイマスクとヘッドフォン?」
ルクス「ボクがつければいいみたいだね。ボクに内緒だって書いてあるから。」
キリル「何で内緒なんだろう?」
ルクス「さあ?でもそういう質問のようだから。」

キリル「どこが好きかって………、どこだろう?えーっと、優しいし強いし、一緒にいると何だか凄く嬉しくなるし、何もかも全部が綺麗だし、うん、全部かな。ルクスの事は全部好き。」

08/キリルに内緒でどこが好きか惚気てみて下さい
ルクス「交代だって。」
キリル「うん。分かった。」

ルクス「………、どこ、と言われても…。キリル君の事は何もかもを大切だと、好きだと、そう思っている。」

09/結局の所相思相愛という事で宜しいでしょうか?
キリル「何か相思相愛って言うと仰々しい感じだね。」
ルクス「でも意味は近しいと思うよ。」

10/試しに今武器を取り替えてみて下さい
ルクス「ずっと思ってたけど、キリル君って力あるね。ボクには少し重い。」
キリル「そう?ボクは多分左手に武器があるのを忘れそう。よく両手とも動くよね。やっぱりルクスって凄い。」
ルクス「ただの慣れだよ。」

11/試しに今ハーヴェイとシグルドの武器とも交換してみて下さい
キリル「何であるんだろう…、ハーヴェイさんとシグルドさんの武器…。」
ルクス「さあ?片手剣は学校で習ったから普通には扱えると思うけど、ナイフは多分無理。」
キリル「そうなの?」
ルクス「後方側の感覚が分からない。」
キリル「ボクは多分両方無理。普通の剣って物足りない感じがするし、ナイフは感覚以前に当たらないし。」

12/試しに今ちょっと相手に告白してみて下さい
キリル「ルクス、大好きだよ。」
ルクス「ボクも、キミがとても大切だよ。」

13/試しに今痴話喧嘩してみて下さい
キリル「………。」
ルクス「………。」
キリル「………、えっと……、大嫌い…?」
ルクス「………。」
キリル「………。」
ルクス「ごめん。謝るから、そんな顔しないで。」
キリル「ルクスの方こそ。ごめん、嘘だからね。」

14/お疲れ様でした
キリル「あ、いえ、大丈夫です。」
ルクス「これ質問?」

15/ハーヴェイの事をどう思いますか?
ルクス「煩いし、感情任せに突っ走るし、時折人の話を聞かないから、困る。」
キリル「何でルクスってハーヴェイさんの事好きなのにあんまり褒めたりしないの?」
ルクス「だからこそ、かな。」

16/シグルドの事をどう思いますか?
キリル「優しい人で、本当にいつも色々と助けてもらってます。いい人です。」
ルクス「あの人達の中であの性格は大変とは思うけど、それが立ち位置のようだし、頑張って、と。」

17/向こうにアドバイスがあればどうぞ
キリル「アドバイスって言われても…、いつもボク達が貰っている立場だし…。」
ルクス「何もない。あの2人は、あれでいいんだろうから。」

18/今後どうしていく予定ですか?
キリル「ボクは紋章砲を壊して…、それからは……、それから…。」
ルクス「………、今は、この旅を終える事だね。」
キリル「うん…、うん、そうだね。全部が終わってみないと今後は分からないや。」

19/ハーヴェイとシグルドに一言
キリル「えーっと、いつも色々ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」
ルクス「ハーヴェイは明日の掃除当番サボらないように、シグルドは見張りよろしく。」
キリル「え、一言ってそういう話?」

20/相手に一言
キリル「あ、最後だ。ありがとう、ルクス。付き合ってくれて。」
ルクス「いいよ、これくらい。」
キリル「でもこれなんだったんだろう。ボク達と2人の名前書いてあるし。ハーヴェイさん達何か知ってるかな?」
ルクス「行く?」
キリル「うん、行く。どうせなら2人にもこれ聞いてみよう。なんて答えるのか知りたいし。」
ルクス「そうだね。一部まともな回答は期待できないけど。」
キリル「そうなの?」
ルクス「行こう。」
キリル「うん。」





 






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