趣味散歩 竹中直人
(テレビ朝日 3月14日、21日)
趣味の達人、加山雄三。加山さんの元へ多彩なゲストがやってくる。
ゲストが自分の世界を散歩する新コーナー。
きょうからあなたにも新しい世界が開けるかもしれません。
若大将の趣味散歩。

竹中直人君に来てもらいました。君なんて言うと、また上から目線なんて言わないでください。仲良いんです。なあんちゃって。
竹中さん、ようこそおいでくださいました。

竹中)どうもこんちは。お久しぶりです。
いやあ嬉しいなあ。

なあんてたって、青大将みたいだね。

竹中)田沼元気かよ、俺よぉ、お土産買ってきた。これ撮ってんのか?
(青大将の物真似で)

撮ってる、撮ってる。もういい、もういい。これがお土産ね。

竹中)いち押しのカレー屋さん、「インドラ」っていうカレー屋さんなんですけど。
僕が多摩美の学生時代から37年通ってる。

ず〜っと?これ、肉がひき肉みたいになってんじゃん。

竹中)ひき肉となすのカレーなんです。

ふ〜ん!?青大将が好きになるのがわかるよ。

竹中)それ言われちゃうとなっちゃうよ。(青大将の物真似)

あっ、これ、ほんとにうめえな。完食したからよ。
ありがとね、やった!ほんとにこれ、うめえぞ!

竹中)やったやった〜!ありがとうございます。

そんな竹中さんの趣味は「映画」。

竹中)映画はあこがれの世界でしたからね。

ガキの頃から好きで?
連れてってもらったわけ?

竹中)ウチの父も母も共稼ぎだったんですけど、土曜日は早く仕事が終わるんで家族3人で。夢のような時間でしたね。

いいですね、親子3人で映画を見に行く。
僕の代わりに歩いてきてくれたんですね、そのVTRを見せてください。

新橋の映画館へ、劇場の中や映写室を見学。そして銀座シネパトス(1967年〜2013年まで営業 3000本以上の映画を上映)を紹介。

理想とする映画館って、ありますか?

竹中)新橋の映画館は大きさもちょうど良くて。ああいう小さい映画館で見るととても贅沢な感じになりますね。

家で見るのと、映画館で見るのと当然違うと思うけど。

竹中)家では日常の場所になっちゃいますから、電話かかってきたり。

俺なんか、新しいの来るじゃん。映画館行くよりもDVD出るの待ってたり、テレビで放送するの待ってたり。ダメだね、俺は。

竹中)そんなことないです。

見るだけに留まらず映画関連のグッズを収集するのも大好き。自宅には膨大なコレクションが。さらには、こんなものまで。

何、これ?

竹中)小林克也さんのプロデュースで、加山さんの曲をカバーしたんです。

これ、竹中さん?写真、これ?

竹中)そうです、「君といつまでも」です。

へ〜え!?これやってたんだ!?すごい!

♪「蒼い星くず」♪

面白いね、このアレンジ。ありがとう。
素晴らしい、ありがとう。

神保町の矢口書店(映画の書籍やパンフレットなどの専門店)

加山さんが表紙の平凡

竹中)いやあまいったなあ、すごいなあ!これは僕が小学生の時ですよ。加山さんのこの表情がたまらなくて!?

昭和41年日本劇場で行われた「加山雄三ショー」のパンフレット。

竹中)これ見に行きました。お父さんがチケットとってくれて。一番後ろの席だったんですけど。
それを見て、照れる加山さん。

竹中)僕、小学校1年生の時に見てますからね、ハワイの若大将。そして「007」も見てるんですけど。
加山さんとショーン・コネリーは
胸毛の生えた俳優として、僕は興奮しちゃって。

昭和42年公開 映画「南太平洋の若大将」パンフレット。

竹中)僕がこの中で特に好きだったのが、♪信じてくれよ、信じてくれよ♪(「信じてくれよ」)失恋の歌だったんですけどね。それと僕はあれが好きです。
♪蒼き海に向かい、君のために誓う♪(「君のために」)って歌があって。セリフが良いんですよね。”夢みたいだなあ、君みたいな素敵な人に会えるなんて。いつまでも僕の傍に居てくれよ、ね”。加山さん、すいません。
あっ、どぶねずみ作戦だ、どんどん出てきちゃったな。

もう止まらない。

竹中)だって、編集できるんだろう。

大興奮の竹中さんでした。

あ〜あ、涙が出てくるよ、これ。

竹中)加山さんの過去の作品でもなんでも、もう一回スクリーンで見たいですね。

続いてやってきたのは若者の街、原宿。竹中さん行きつけのフィギュア専門店。

スタッフ)フィギュアはいつから集めている?

竹中)もう30年近く前ですよ。自分が生活できるようになってから。もう集めだすとキリがないんですよ。

これは。アベンジャーズの指揮官です。竹中さんが今ハマリにはまっている映画の一つです。

竹中)日本語の吹き替え版を担当してるんです。これは僕がデザインしたアイアンマンです。

デザインもしたっていうのはビックリしたなあ。

竹中)表情がほんとに良くてすごいんですよね。

こう、アップにしたときに、映画と同じような表情で。やっぱコンピューターだな、多分。3次元コンピューターで取り入れて。

竹中)ブルース・リーの表情なんて、汗の感じとかもあるのですごいです

竹中直人にとって趣味の「映画」とは。

竹中さんの趣味の映画、竹中さんにとってはどういうものなのか?

竹中)これです。
(竹中さんは「ゆめ」と書かれました)

やっぱり、映画っていうのは夢なんですね。いろんな人に夢を与える。感動とかさ、なるほどねえ。

             終わり

2014年05月08日新設