ミュージックライン (NHK FM 4月17日) |
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4月にNHKFMで放送された「ミュージックライン」をリポートしました。 文中の写真は、「ミュージックBB」からのスナップです。 |
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司会者)ここからはゲストの登場です。今夜は「THE King ALL STARS」からこのお二人にお越しいただきました。自己紹介をお願いいたします。 エンターテイナーっていうかヴォーカルの加山雄三と申します。 佐藤)ギターの佐藤タイジです。 司会者)今夜は、リリースされたばかりのデビューシングル「未来の水平線」をもっての登場です。それではさっそくご紹介ください。 よろしくお願いしたいと思います。え〜と、佐藤タイジ君が作詞作曲してくれたんですね。僕が歌いました。「未来の水平線」聴いてください。 ♪未来の水平線♪ |
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司会者)ミュージックライン、お贈りした曲は今夜のゲスト「THE King ALL STARS」、「未来の水平線」でした。ものすごい面子で構成されているこのバンドなんですが、結成された経緯を教えていただいても良いですか? |
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去年、「ARABAKI ROCKFES'13」に出ませんか?ってお話があって、ロックの最高峰が集まって一緒にやってくれるっていうんで嘘だろう!?っみたいな話から(始まって)実際にやってみちゃったわけね。で、嬉しいんだよね、楽しいというかさ。今までにない気持ちになれたわけだ、俺がね。ということで、じゃぁ今年もなんとかって、俺ちょっと言ったら、良いですよって言ってくれたんだよね。 司会者)加山さん発信で、みんなが集まったんですか?佐藤さんも参加されたんですよね、どうでした? 佐藤)メンバーは良く知ってる連中ばかりで、加山さんの楽曲をやったんですけど、すげえ楽しかったですよね。 司会者)なんという楽曲を演奏されたんですか?。 |
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エルヴィス・プレスリーのが多いんだけど。「ブルー・スェッド・シューズ」とか「C・Cライダー」とかね、俺の曲ももちろんやってもらえたんだけど。「ミーン・ウーマン・ブルース」とかもやったよな。それから「ハウンド・ドッグ」もやったしね。プレスリーが多かったな。 | ||||||
ロック系はプレスリーから学んだもんで、それっきゃ出来ないっていったほうが良いかのしれないけど。そのあと、自分でもいろんな曲を作った原点にエルヴィスがいたりとか、ビートルズがいたりとか。結構ロック系は嫌いじゃないんだよね。俺は向いてないと思うだけで。 司会者)え〜っえ!?今お話に出たんですけどエルヴィス・プレスリーさん・・・。 遥か昔の人ですけど。 司会者)今もなお色褪せることのない方なんですが、今回のバンド名である「THE King ALL STARS」の名前は、加山さんがとても尊敬しているエルヴィス・プレスリーが「THE KING」と呼ばれていたことと。 良く知ってますね。そうなんですよ。世界中で言われたから。 司会者)そして加山さんのイニシャルが「K」、そして今年「喜寿」で4月11日に77歳になられて、おめでとうございます! もう6日経ちますが(笑)。 司会者)新しい77歳ですが、進化し続ける「ing」をつけて「King」であること。そしてスターミュージシャン13人が集まって。13はトランプでは「KING」ですね。その「KING」が集まったことに因んで命名されたんですね。 |
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その通りですね。「KING」なんていうと偉そうですけど、いろんな意味を重ねると「King」というのが良いかなあと。やっぱりみんなスターですからね、「ALL STARS」と。みんな各々すごいバンド持ってる。 (佐藤さんがメンバー紹介して |
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高野勲、キーボードだね。 佐藤)鍵盤の。 鍵盤って言うの? 佐藤)いやいやキーボード。 |
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貴方、俺の顔見て、古く言ったのかなって思って。 佐藤)あとコレクターズの古市コータロ。 コータロ君は俺のエレキの曲カヴァーしてたんで、お〜可愛いですね、みたいな感じがしたんだけど。嬉しいよね、な〜んかね。音楽どっかで繋がってたりするとさ。めっちゃ嬉しい。年齢関係なく楽しめるということが(結成した)大きな理由でもあるんだけど。 司会者)加山さんと47歳差のある山本さん、1回生まれ直してもまだ加山さんに追いつかないんですね。 3回近く(生まれ直し)じゃないか。 司会者)皆さんどういう話をされるんですか? 船集まってもらって、酔っ払っちゃって、こいつなんか大変だった。飲んでばっかりいるんだ。夜8時頃まで飲みっぱなし食いっぱなし。 佐藤)(加山さんが)料理を作ってくれるから。 司会者)船長が料理長もやったり。そして「未来の水平線」は佐藤さんが作詞作曲されて。 なんか俺すごい新鮮な気持ちでさ。自分で作ったのを自分で歌ってると、へったくそでさ。エルヴィスとかさフランク・シナトラはさ、真似して歌うとちっとはマシになるんだよ。自分で作ったのはどうやって歌えば良いのか、わかんないわけ。ところが彼、タイジが作ったやつは彼が歌ってるわけ。それを俺が真似するわけだ。全然雰囲気違うのが出てくるわけじゃんかよ。 佐藤)それが良い。 |
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司会者)新たな一面が出てきて、いろんな発見が。私、高校生の時に加山さんの歌を聴かせていただいて。友達の彼氏が「俺の神様は加山雄三なんだ」って言っていたので。カーステレオからずっと流れていて、みんなで、くちずさめくらいで。 それはまあ嬉しいことですね。 |
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司会者)いつ聴いても新鮮味があるというか。 佐藤)なんかわかりますよ。JPOP以前の作り方ですから。流行りとか廃(すた)りとかじゃない、その前のもんですからルーツなんですよ。 司会者)ある種伝統芸能みたいな、ずっと語り継がれていくもののような、いつ噛んでも美味しい。 いつ噛んでも美味しいんだってよ、えっへっへへ。 司会者)どうでしたかご自分が作られた曲を加山さんが歌ってくださるというのは? 佐藤)加山雄三さんですよ。俺ロックバンド長年やってますけど、言うても加山雄三ですよ。なんで俺の作った曲を加山雄三さんの歌で。何が起こってるの?どれだけ時代が変わったか!と、いうことを私は言いたいですね。時代は変わってる、完全に。 司会者)時代は変わってもなお続いてるということですね。 音楽というのはよ、時代を超えるというのはあると思うし国境も超えるということもあるじゃん。それが音楽の良いところでもあるんじゃねえかなと。長年生きてるとそう思うようになって、ほんと不思議だよ、1800年代の曲をさ誰かが掘り出してきてもう一回やったらそれが大ヒットして。「コンドルは飛んでいく」なんてのはちょっと古いけどあれって1800年代の曲だもんね。それが良いと思えるのは音楽ってなんだべかって思うよな。ほら、平原綾香ちゃんが歌ったさ「ジュピター」あれだって百何十年も前の曲なのに今♪エブリーディ〜♪って歌うと良いじゃん。それって人間の心の中に音楽というのは絶対に欠かすことの出来ない何かがあるんだと。若くてメッチャクチャになりたい時はロック系でガンガン行く。ちょっと落ち着いたらロマンチックな曲を聴いてみたり。 |
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司会者)「クレイジードライヴィング」ではお二人がギターで競演されるという。 み〜んな参加してくれて、だからトランペットも入ってるよ。 佐藤)これたのしかったですよ、全員で、ベースも同じフレーズを弾くという。5人ぐらいいましたね。 |
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司会者)別々に収録したんじゃなくて? 佐藤)あぁセーノ!ですよ。 司会者)じゃあグルーヴ感が。 それがとっても普段とちゃうなっと。今は仮ヴォーカルとか、仮ドラムとかやってんじゃん、そういうの好きじゃないんだよね。一緒にセーノ!でやって。 司会者)とりあえずここで聴いていただきましょう。 ♪クレイジードライヴィング♪ |
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司会者)聴いてる間も体が動いてしまったんですが。音からみんなが楽しんでいるのが伝わってきますね。1曲の間にもグワーってきたり、みんなで抑えようとか音で会話し合うわけですかね。加山さん幅広い年代の方たちの間でトップを走ってこられたと思うんですが? | ||||
やっぱり音楽やる時ってその集中力はすごいな。俺そう思ったね。誰かがノロノロしてるとか、そんなの誰も居ない。みんな必死でやってんだけど。必死の中に心がずっと繋がってるなっていうのを感じると出来栄えは良いと思うね。伝わると思うんですよ、そのノリって、絶対に。人間っていうのはテクニックというのはものすごく重要だけど、その後ろに心というのがあって、自分の思いが乗ってる時とノリが悪い時ってね如実に結果に出る!これは乗ったね! 佐藤)乗ってる乗ってる! 司会者)これは一発録りなんですか?。 いや、1発じゃない、一緒にやってんだけど何回か録ってる。この中から選んで一番良いのをということになってるけど。 司会者)選ぶのは大変そうですね。 乗ると面白いのはさ、良いな良いなと思うとず〜っとそれを継続できるのな。途中であっと思った奴が居るとみんながあっとなってくる。 司会者)楽しい時間だったんですが、そろそろお時間になってしまいました。 佐藤)ほんとにね、加山さん身体に気をつけてくださいね。 いや、あんたも気をつけてね。飲みすぎて・・・。わっはっはは。ほんと身体だけは大事にしてください。 司会者)身体が資本。長生きしましょう。今夜のゲストは「THE king ALL STARS」からヴォーカル 加山雄三さん、ギター 佐藤タイジさんにお越しいただきました。ありがとうございました。 ありがとうございました。ごきげんよう。 |
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2014年06月05日新設
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