加山雄三77歳
 バースデー記者会見(前編)
(フジテレビONE 4月11日)       

フジテレビONEで放送された、加山さんの記者会見(前編)を
リポートしました。お楽しみください。

司会者)本日は加山雄三ホールコンサートツアー「MESSAGE」並びに
本日4月11日は、加山雄三77歳、喜寿の誕生日でございます。
誠にありがとうございます。
それでは加山の方から、きょうの77歳、喜寿の心境をいただきたい
と思います。

77になっちゃいましたよ(笑)。まあね、76くらいで俺の人生、終わるんじゃないかななんて、ず〜っと前から思ってましたけど。
77、ほんとに今日なったんですよね。なんかこう、あんまり意識的に自分で77って、こういう感じ
かっていう程度で、あんまり目立って老化現象を自分で感じるっていうことはあんまり無いですね。
多少、そのぉ、走れば息切れするとか、歩くのも10,000歩が良いとかね、ありますが。あっ、もの覚えが悪くなったね。昔1日、今20日ですね、1曲覚えるのに。そういうところがえらい違いですね。
そういうことはありますが、健康的には、つい3日くらい前に総ての結果が出て全部
クリアしましたので、まあ健康であるということは間違いない。有難い話で、77歳を健康で迎えることができる。
ゾロ目ですからね、なんてたって。七七の並びっていうのは、「大当たり」というね、ジャクポットだと思いますので。
ラッキーセブンをとっても大切な
良い年にしたいなあ、とそういう願望が非常に強くあります。
でまあ、我々のスタッフのみんなが、こっから1年間頑張りましょうよ、何かやりましょうかって。
今までも、節目を結構大切にしてきたもんですから、77の節目は大きな節目だということで「EXPO」
というタイトルを付けていろいろとやろうじゃないかと。いままでにやったことないことまでやろうよと、つまりREGEND的なことものがを出来たら良いなあというのが本音でございます。

記者会見をやるほどのことではないんではないかと思ったんですけどね。今は小保方さんの方が多いんではないかと思ったんですが、こちらにも来ていただけてこんなにも居るなんてのは、やっぱり、”幸せだなあ〜!”と思います。
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

司会者)「EXPO」の中で気になるイベントがありますでしょうか?

気になるというよりも、今までよりもパワーアップするという意味でも。
ロック系の曲だけをやっていくというのもあんまり今まで
考えてもなかったし、やったこともあんまりなかったんですよね。ところが今度はロックばっかりのバンドを結成したというか、今をときめくトップグループ。
そういう連中の、ギターリスト、キーボード、ベース、ドラムス、そしてボーカルも入ってすごいメンバー13人でロックをやる。ロックのアルバムを出す。これもちょっと今までにないことなんで。年齢を超えて音楽というものの良さというものを味あわせてもらえるということが良いなあ!と。これがやっぱ一番気になることですね。

自分としてはまあ新しいことですから、そう言う意味では、どういうお客様たちが来てくださるのか、だいたい50、60代の方々が、”えっ?”と、クエスチョンマークと頭の上に付けて見ていただいて、”あっ、そうか、懐かしい曲が入ってんだな”とか。もっと若い人たちは”なんだ、これは!?”と。そう思ってもらえると良いなあと思ってるんですよ。”加山雄三!?なんだ、ありゃあ!?”と、思ってもらいたいなあと。

そういう発信をすることで年齢を超えたものが音楽の良さだということを、ちょっとここで結びつけてみたいなあと。話をしてみれば、”ゲームの話も通じるじゃないか”と、若者に言ってもらえたりとか、こっちが言ったりとか。それが出来たら良いなあと思いますね。

司会者)そのKing allstarsは来週4月16日にデビューいたします。今、加山さんの夢というのは何でしょうか??

夢は、この健康を維持しながら自分の有名人を維持していくこと、これが大変大事なことで夢なんですが。
さらに僕はエネルギーのことをよく考えるんですよ、偉そうですけど。
だいぶ前から考えてましてね、なるべく早く再生可能なエネルギーだけの世界というのが、出来てきたというような世の中で、日本がそれを発信していって世界へ届いていければ。

未来のこと考えたらそれが一番理想的だと思える世界があるはずだなと、思ってるんですね。身近なところで自分は船が好きだから、エコシップといって、ゼロエミッションウルトラエコシップというタイトルを勝手につけましたけど。再生可能エネルギーだけで動ける、世界中回れるという船を作るのを一つの夢としました。

その目標のヒントが、三浦雄一郎さんが80歳でエベレストを登頂成功。
あちらは、
七大陸最高峰を全部登頂された方でございます。見事に80歳で成し遂げた。
よし、じゃあ俺は80で何をしようか、あちらが
七大陸の山ならば、じゃあ俺は七つの海だ。

未来のこと考えたらそれが一番理想的だと思える世界があるはずだなと、思ってるんですね。身近なところで自分は船が好きだから、エコシップといって、ゼロエミッションウルトラエコシップというタイトルを勝手につけましたけど。再生可能エネルギーだけで動ける、世界中回れるという船を作るのを一つの夢としました。

と、いうふうに決めて。七つの海を自分の力で、自分の設計した船で、しかも再生可能エネルギーだけで回るという夢を立てて。
それに向かって、いろいろ勉強しながら設計図を書いていく、というのが夢です。

図面は自分で描いているわけですけれども、コンピューターはうちの倅の友達がCGしてくれました。これはまだ途中であります。さらに改善する余地がかなりあります。理屈で計算が出来上がってきましたが、まだまだ問題があるんで。どうすれば軽量化できるか、どうすればもっと経済的な効果が上がるか。
つまり電池をたくさん積まないでも航続距離がでるとか。素材が一番重要だな、と思いますね。

司会者)4月9日に発売した「Dreamer〜夢に向かっていま〜」という曲はどういう曲なんでしょうか?

夢を持つことの大切さというのを皆さんよくおっしゃいますけど。77に到達した人間が、今までの自分の経験の中から、やっぱりいくつになっても夢というか、自分がこうやりたいと、こう思いたい目標を持つということの大切さ、それが一つの生きがいになるぞ、ということ。
まあ、「希望とともに若く、失望とともに朽ちる」という、サミュエル・ウルマンの言葉みたいなもので。いくつになってもそういう夢を持って、ということが非常に大切だとあらためて思ってるもんですから。
それを強調して七七、ラッキーセブンに向けて皆さんにお伝えしたら、”あっそうかね”と、どっかでそう思ってもらえれば良いかなと思うんですよね。絶対に目標を持たなければダメだと思うんですよ。失望したりすると朽ちちゃうと。
どんな状況でも、苦難が人間に与えられるのは当たり前であって、苦難は与えられた方が、それを受け止めて乗り越えようとするそのエネルギーこそが、その人をどんどん成長させていくし。成長という意味は強くなっていく。強くなるということは、幸せも自分で掴める。
そういうことがあるんだぞということを、77年間生きてきて体験したことから、ぜひ今からだ、これからだ、毎日が新しいスタートだという気持ちで生きていくことで、「夢を持つ」っていうことはすごく大事だぞと。それをお伝えしたくて。
一つの象徴的な音楽を「Dreamer」と、そして目標を、80歳で自分の夢は、日本のあるいは世界の未来が本当の意味で我々の子孫というか未来が安定した素晴らしい地球になる。ということをみんなで考えなければいけないし、その意識改革の一端を担えればなあと。いうことが本当の意味での夢なんですね。

夢は実現するためにあるんだということを言いたいなあと。
ちょっと偉そうなこと言っちゃったなあ。

77だから許してもらいたいなあと思います。

記者会見後半の質疑応答につきましては、次回更新時に掲載の予定です。
お楽しみに!

2014年04月15日新設