開運スピトーク
(週刊女性 2012年1月31日号)       
「週刊 女性」に掲載された記事をレポートしました。
お楽しみください。
不思議な力を持つふたりが120分の開運スピトーク
「”でも”はマイナス運を引き寄せる。ポジティブに生きることが大事!」
加山さんは
 金のオーラを持つ人。
これは神様の色なんです。
府中の神様 みよこ先生
  
永遠の若大将 加山雄三
本誌連載でおなじみ、みよこ先生が少女のころから憧れていた加山さんと対面!なんと加山さんは、ご自身も不思議な力を持つことで業界では有名だとか。強力なパワーを持つふたりのトークには、人々を幸せに導くヒントがちりばめられてー
みよこ)初めまして。今日の対談をとても楽しみにしてまいりました。小学生のころ、友達のお母様が加山さんの大ファンで、よくレコードを聴かせていただいてたんです

ありがとうございます。今回のアルバム「若大将湘南FOEVER」は、聴いていただけましたか?

みよこ)はい、もうそれは何回も(笑い)。イントロのワンフレーズを聴くだけで、何の曲かすぐわかります。

ホーッ、それはそうとう聴いておられますね。僕が歌う曲は外国の曲が多いんですけど、今回のアルバムでは桑田(佳祐)くんや前田くんの曲も歌わせてもらいました。彼らの歌が若い人たちに好かれるのは、よくわかるなって思いましたね。

みよこ)でも、それが加山さんの持ち歌みたいに聴こえる。

アハハハ、ありがとうございます。音っていうのは、不思議な力を持ってると思うんですよ。

みよこ)そうですね。年齢や人種を超えて、音そのものの響きが人の魂を震わせます。

僕も曲を作るときに不思議な力に動かされることがあります。70歳の古希を祝って谷村新司くんに詞を頼んだことがあるんですけど、このときの曲は、半分覚醒して半分寝てる状態でメロディーが出てきたんですよ。

みよこ)うわっ、すごい!

「星の旅人」という曲です。こういう半分覚醒してるときに作る曲が、実はいちばんよかったりしますね。「お嫁においで」なんて、テープレコーダーを回しっぱなしで、手が勝手に動くままに弾いて、どんどん出てきちゃった曲なんですから。

みよこ)それはもう、天から降りてきた、といってもいいと思います。加山さんはそういうメッセージを受ける力が強い方なんですよ。

そうでしょうか・・・。僕自身の人生の中でも、人間は肉体以外に何かあるなってことがいっぱい起きてます。

みよこ)不思議な体験がおありなんでしょうか?

いっぱいありますよ。例えば、1992年1月に外洋ヨット「タカ号」の遭難事故があったんです。そのとき、たった一人生き残った生存者、実は僕の知り合いなんです。

みよこ)そうだったんですか。

ヨット遭難事故の奇跡を言い当てて
遭難して20日目に捜索を打ち切られたとき僕の船の仲間から「もう助からないね」って電話がかかってきたんですよ。でも、そのとき僕は、「タカ号は発見されたみたいだよ。小笠原諸島の東から250キロのところで、貨物船が見つけたんだって」って言ってしまったんです。自分としてはニュースを見たような気がして言ったんだけど、実はそんな情報はどこにも流れていなかった・・・。

みよこ)もしかして、予知?

そうなんですよ。それから1週間後に、「タカ号」が小笠原南東230キロの領域で貨物船に発見されたっていうニュースを見て、自分でもびっくりしました。まあ、僕は東って言ったから、南東とは少し違ったけど(笑い)。

みよこ)いえ、すごいです!そういう体験がほかにも?

はい。野茂選手のノーヒット・ノーラン(’96年)も、達成5日前に予言したし、NHKの歌番組に出演したときは、たまたま隣に座ったダンサーの女の子に「きみはアメリカへ行く。そこで騙されてお金がなくなるけど、おじいさんが現れて助けてくれるよ」って言ったらそれも当たっちゃった(笑い)。ふと口から出た言葉が現実になることがあるんです。直感みたいなもので、なぜそれを感じるのかわからないけど

みよこ)それ、私もまったく一緒です!なんとなく感じるから口にした言葉が、現実になるー。以前、ある霊能者の方に「この子は人間ではなく神様だ」って言われたんですが、加山さんにも同じ力を感じます。そして、加山さんは大きいことが起こるほど強くなれる方。苦境を乗り越える力を神様が与えてくださってるのだと思います。

歌を伝える使命を受けて生まれた魂
みよこ)加山さんのオーラの色はゴールドと白と赤ですね。金は神様の色で、パッと閃く力がある。そして、真っ白な無垢な魂を持っていて、苦境をはねのける赤もある。でも、その苦しみは自分から与えてもらったもののようです。人間として学ぶために。

おっしゃるとおりですね。生きていれば何かしらの障害は生まれる。僕は、何の障害もないってことは、その人は何もしてないってことだと思うんですよ。まだ若いころに祖母から、「どんなに苦しくてもいいから生きているのと、死んでしまうのとどっちがいい?」って聞かれたことがあったんですね。僕が「どんなに苦しくたっていいから生きてるほうがいいよ」って答えたら、おばあちゃんは、「そうかい、よかったね」と、にっこり笑った。そしたらそのとおり、いろんなことがどんどん起きるわけですよ。”これはおばあちゃんが言ったとおりだ。俺は自分言った以上、これを超えていくしかしょうがないな”って思ったわけです(笑い)。

みよこ)素晴らしいです!加山さんには、自分の人生に対して何の迷いもないんですね。だから欲もない。

よくわかります、それ(笑い)。さっき申し上げた「星の旅人」という谷村くんが書いてくれた詞の中に、”役割”という言葉が出てくるんです。そのときに”人間はみんなそれぞれ役割をもって生まれてきたから、その役割を自覚して、苦しみだとは思わず、ありがたいものを与えられていると思って乗り越えていくしかない。乗り越えられたら、それを自信にして、もっといいほうへ使う。そういう気持ちになることが大切なんだ”って気づいたんです。何かやろうなんて欲をもっちゃいけない。

みよこ)本当に真っ白な魂を持ってらっしゃる方ですね。感謝の心がいつもある人。だから、加山さんに会った人はプラスのエネルギーをたくさんいただけるのでしょうね。

それを感じてもらえたら最高にうれしいですね。50歳前後のときに、自分の心に「お前は何のために生まれてきた?」「何のために生きているのか考えてみろ」と問いかけ始めたんです。つまり魂があるとするならば、僕の魂の願いって何なんだろうって考えたんです。それで自問自答した結果、ステージで歌を歌って人々に聴いてもらうことだということがわかった。

みよこ)加山さんは、歌を通して人々に幸せや喜びを伝える使命を受けて、この世に落とされた魂なんですね。そして、プラスをさらに大きなプラスに変える力を持ってらっしゃる。「でも」「だけど」とか、否定的な言葉が出てこないですもん(笑い)。

そうなんですよ。「でも」って言うと、マイナスの運命が寄ってきて本当にそのとおりになってしまうんです。だからポジティブな気持ちを持って生きることが大切なんですね。

母の命を与えられて生きているんです。
みよこ)よくいろんな方から”どうやって修行したらいいんですか?”って聞かれるんです。でも、本当は生きてること自体が修行なんですよね。朝起きることもご飯を食べることも、すべてが修行。

そのとおり!現実に起きていることをどう受け止めるか。毎日が試されてるんだと思います。それが修行の根本ではないでしょうか。どんなことが起きても感謝する、生きているだけでありがたいという気持ちが重要です。 いつも思うのが「僕にできることがあれば、どうぞ僕の身体を使ってください」ということ。その気持ちで何か行動を起こすと、とてもいい結果が生まれるんです。

みよこ)何かに対して拝むのではなく、生かされていることに感謝する気持ちがいちばんだと思います。

実は僕ね、1回死んでるんですよ。19歳のときに。15歳のときに霊能者の方がうちのお袋に「息子さんは19歳でこの世を去る」って言ったんですね。そのときに数珠をくださって、毎日祈るように言われてお袋は僕に内緒で毎日祈っていたそうです。そして月日が流れて、19歳の冬のある日、僕は流感にかかって医者が打った注射でショック死してしまいました。

みよこ)えっ!それからどうなったんですか?

身体中が痺れてきて最後にはガーンって衝撃が走って、周りの声がどんどん遠くなっていったんですよ。若くして死にたくない!っていう気持ちが働いてたけど、身体はもう動かなかった。そのときに虹のようないろんな色に包まれて、あったかくなってきたところで、お袋の声が聞こえてきて、後から聞いた話なんですが、数珠を僕の首にかけたら心臓が動きだしたそうです。うちのお袋は51歳と2か月でこの世を去りました。だからお袋の命をもらって生きてるっていう自覚が今、ものすごくあるんです。

みよこ)加山さんは多くの人に希望や夢や愛を与え、ずっと歌い続けていかれる方。最低10年は歌い続けます。”最低10年”ですからね(笑い)。

アハハハ、僕もそのつもりでいますよ(笑い)。

2012年01月26日新設