「福岡県70歳現役社会推進大会」

 (福岡県 2012年4月23日)

福岡県70歳現役応援センターの開所を記念して、4月23日、福岡市内で「福岡県70歳現役社会推進大会」が開催されました。

 ソフトバンクホークスの王貞治会長からは、「年齢にとらわれず、何かにチャレンジする気持ちがあるということが『現役』だと思う」「福岡の皆さんが先頭に立って、『70歳現役社会』の運動の輪を全国に広げてほしい」と力強いビデオメッセージが寄せられました。

 加山さんのコメント
加山雄三さんと小川知事との対談“70歳現役トーク”では、加山さんから

年齢に関係なく、自分で何か目標を持ってやれることを若いときに気がついたらずっと継続していこう。60歳以上になって気がついたらそこからでも決して遅くないと思う。

と「70歳現役」を目指す皆さんへのエールが寄せられました。 

小川知事は
「もっともっと働きたい。もっとみんなの役に立ちたい。そんな元気な高齢者がたくさんいらっしゃる。そういう気持ちに応えていく、日本のモデルを目指したい」
と決意を語り、二人の対談に会場は熱気に包まれました。

 エイジレス”リリ”さんのレポート

”リリ”さんが、エイジレスの日記で、当日の様子をレポ−トされてました。
”リリ”さんのご了解をいただいて以下に掲載いたします。
”リリ”さんありがとうございました。

昨日4月23日、「福岡県70歳現役応援センター」が本格オープンし、”福岡県70歳現役社会推進大会”が福岡市内のホテルで開催されました。
そのスペシャルゲストは、加山さんでした。
題して、「70歳現役トーク」でした。

加山さんにお目にかかるのは、3/11 福岡サンパレスでのコンサート以来でした。

事前に傍聴券を入手し、当日受付順に、好きな席に座るというもので、傍聴者は、600人位でした。私と姉は、一番乗りで、会場入りしました。真ん中のゾーンの最前列と2列目の半分くらいは、来賓席で、どこに座ろうかと迷いました。座高が高そうなおじ様方に囲まれると小柄な私の視界が悪くなりますから、やや左側の通路側 3列目に座りました。何と、この席が私に幸運を運んでくれました。
「永遠の若大将 加山雄三さんです!」と司会者が言われると、君といつまでも♪♪が流れる中、加山さんが、傍聴席の通路を歩いて来られるではありませんか!!私のすぐ横の通路に来られた時には、思わず手を出してしまい、握手して頂きました。少し離れた姉の席の横も通られましたので、姉も握手をして頂きました。思いがけない幸運に、テンションが上がってしまいました。
冒頭は、福岡県知事との対談でした。と言っても ほとんどが加山さんのトークでした。加山さんと福岡県知事 小川洋さんとは、初対面ではなく、小川さんが東京の総理官邸で、内閣広報官をされていた時に行われた「地球温暖化防止運動」の出陣式でお会いになった事があるそうです。その時加山さんが応援団長で、色んな活動をされていらっしゃるんですね。

 どうしてそんなにお若いんですか?お決まりの問いかけに、加山さんは、「人間 淋しい事は、する仕事のない事。人間 悲しい事は、嘘をつく事。人間 尊い事は、人の為に尽くして恩をきせない事。昔から賢人の言葉が好きで、繰り返し自分に言い聞かせています。健康管理には手段を選ばない!たばこを止めたのが24年前、お酒を止めたのが11年前で、アルコールは、消費しようとするエネルギーを消費させないようにおさえる力があるから、お腹が出る。寝る前4時間は、何も食べない。朝 起床したら、すぐに食べる。何かを食べないと身体は起きても 膵臓が起きないので、朝食抜きの人は、膵臓がんにかかりやすい。睡眠を十分に取ること。生活習慣病だけじゃなく、”生活習慣健康”って言葉がないのかな?」というような事をおっしゃっていました。

心の持ち方については、「チャレンジする事、夢や目標を持つ事、それを実現出来る社会、70歳現役社会、それが目指している70歳現役社会である。会話 今は特に夫婦の会話が大事。”引き寄せる法則”があり、ポジティブな人には、ポジティブな人が寄って来る。ポジティブな事を考えているとポジティブな仕事が来る。”人生の三感(関)王”は、関心を持つ、感動する、感謝の気持ち」だそうです。
一回目の倒産、二回目スキー場閉鎖のお話しもされました。、生きていれば何か起きるという希望を持ち、自分を信じ、何の為に生れてきたのか?自分は歌を歌えるじゃないか生かされているその意味とは、役割、正しく ”星の旅人”の歌詞ですね。海がたくさんの事を教えてくれ、荒波を見ていると、自分の考えている事は小さな事だと思えてきたり、赤紙貼られた光進丸に仲間と集まったりして、乗り越えて来られたとか。

 最近の若い人達は、会わずにメールで済ませる事も多くなり、アウトドアではなく、インドアになりつつあり、スキー人口が激減した要因の一つでもあるようですね。

興味深かったお話しの一つにバングラデシュのムハメド・ユヌス博士があります。

確か、数か月前のケネディハウス便りで見ましたが、その方とお会いになった話しをされていたのでは??グラミン銀行の創設者で、貧しい農民、特に女性に無担保で20ドルからお金を貸すと言うノーベル平和賞受賞者で、福岡市文化賞も受賞されています。

貧しい人が自立出来るように手助けしようとするもので、返済率は99%のようです。私もその番組を見ました。貧しい農民の女性がその借りたお金を元手に、色んな事を始めて、少しずつ豊かになって行くというものでしたね。

 他には 歌は肺の周りの筋肉を使うから、健康に良いともおっしゃっていました。

 会の進行担当のRKBの納富昌子さんが 締めくくりとして、「今日の傍聴席の方もそうですが、加山さんのファンは、笑顔がとってもステキな方が多く、加山さんのファンであり続ける事が若さの秘訣なのかもしれませんね」とおっしゃったのが印象的でした。偶然にも 納富昌子さんの出身地は、私と同じで、時々JRの列車でお見かけしていたと姉が申しておりました。

 トークが終わり、加山さんは、退場の時にも傍聴席の通路を通られましたので、私の真横を通られた時に、またまた握手をお願いしちゃいました。姉妹二人して、往復2回も握手して頂き、幸運に恵まれました。

 加山さんの口から、色々なお話しを、あれほどまでに赤裸々にお聞きする事が出来て、本当に有意義でした。加山さん、ありがとうございました。加山さんは、本当に多彩でいらっしゃるし、お話し上手で、温かいお人柄がにじみ出ているトークでした。

2012年04月26日新設