BRUTUS

(2011年7月1日号)

雑誌「BRUTUS」に加山さんがTVゲームに付いて書いておられますのでご紹介いたします。
”フルハッチャン”さん(ご子息の雄一さん)から情報提供していただきました。
ありがとうございました。
HOW TO ENJOY

▼クリア時間など目標を設定してチャレンジ。
▼世代を超え、同じ目線でもめたり語り合う。
▼主人公は自分、勝ち負けは自己責任と思え。

光進丸とデビュー50周年のロゴを記したPS3はプレゼントされたもの。ニンテンドーゲームキューブやWiiも所有。思い立った時に遊べる場所に置いている。
 昔から俺はコンピューターが好きだし、好奇心旺盛だからな。ゲームなら何だってやるさ。それこそ1970年代の「ギャラクシアン」の時から継続してやってんだから。「FF(ファイナルファンタジー)」は10までは追いかけた。でも、どちらかと言ったら、”シューティング系の怖いの”のが好きだね。一番は「バイオハザード」。何といっても最初のはすごかった。夜中一人でやってると気持ち悪くなることもあるんだけど、何百回、いや何千回とやってると、どんな敵がどこから出てくるのかも全部わかってくる。マグナムから無敵といえるようなロケットランチャーまで、武器もほとんど手に入れたよ。ゲームは難しければ難しいほど燃えてくるよね。うまくいかなくてイライラすることもあるけど、それを乗り越えたところにある痛快さが最大の魅力だな、夜中クリアしてさ、家族が寝てるなか、「やったー!29時間もかかったよ!」って、どうしても誰かに伝えたくなるんだよね。乗り越えた時の感動は本当に大きいから、みんなにも味わってほしいよ。心も気分もすっきりするんだ。
 息子も孫もゲームが好きで、最近はネット通信でも一緒にやったりする。相手が勝手な行動をすると「おい、どこにいるんだよ!」ともめたりさ。でも、そうやってコミュニケーションできるのは楽しいよ。この間、孫と一緒にWiiでムキになって野球ゲームをやっちゃって、いまだに肩が痛いんだ。
 地方公演に行ってもあまり外出しないし、何もすることないから、やっぱりゲームを持っていってやってるね。船(光進丸)でも、朝起きたらまず海に飛び込んで、風呂入って、飯食って、航海してさ、夜はやっぱりゲームだね。ゲームの中ではいろんなことが起こる。続けるほど、キャラクターが成長してグレードアップするのも楽しいよね。最後までクリアしたら今度は武器絞ってとか、何分以内でクリアするとか、目標を据えてチャレンジしたり。気がつくと、ゲームの世界に自分が入り込んでいるんだよね。勝とうが負けようが、俺自身が主人公で、すべてが自分の責任。日常と違う体験があるからゲームはやめられないね。
11年07月06日新規作成
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