茅ヶ崎東海岸小学校 校歌歌碑エピソード
「タウンニュース 茅ヶ崎版6月25日号」に掲載された、茅ヶ崎東海岸小学校
校歌歌碑のエピソード記事をレポートしました。
茅ヶ崎の”千夏パパ&ママ”さんからご提供いただきました。
ありがとうございました。
東海岸小

加山さん作曲の校歌を歌碑に−

30年越しに果たす
   ”恩返し”
東小校歌を愛する会 準備に奔走

 太陽のぼる かがやく海の はてなき広さを 心に持とう−

 茅ヶ崎市立東海岸小学校(高橋茂校長)の校歌は、こんな一節から始まる。岩谷時子さん作詞、弾厚作こと加山雄三さんが作曲を手掛けたものだ。この校歌誕生の秘話は同校が開校した30年前に遡ることになる。
 当時、初代校長であった青木照明さんは校歌の制定に当たり、無理を承知で加山さんに猛烈なラブコールを送った。加山さんといえば茅ヶ崎小学校、茅ヶ崎第一中学校を卒業し、同校からわずか数分の所に実家もあった。しかし加山さんはこの当時からすでに大スター。一筋縄では事は進まない。そこで青木校長は地域の思い、子どもたちの思いを一通の手紙に託した。手紙を受け取った加山さんは心を打たれ、この話を快諾したというのである。

創立30周年とデビュー50周年

 今年同校は創立30周年。この宝とも言える校歌を、何とか形にして後生に伝えたい。そう願い、結成したのが「東小校歌を愛する会」。同校一期生で、代表を務める端山美和さんは「歌碑の建立は30年前に加山さんへのお礼のしるしとして予定していた計画。30年越しに実現できて感無量です」と喜びを表す。
 奇しくもこの節目の年は加山雄三さんのデビュー50周年と重なった。市ではこれまでの功績を称え、加山さんに市民栄誉賞を贈ることを決め、7月1日、同校体育館で授与式を行う。
 愛する会は歌碑の除幕式を急きょこの日に合わせ、周辺の店舗(ローソン東海岸南店など3ヶ所)に寄付金箱を設置するなどして、準備を進めてきた。
 完成予定の歌碑は縦1m、横1m50cmの黒御影石。目標金額の100万円までは到達していないが、「何とか当日までにはお披露目できそう」と端山さん。
 除幕式には加山さんも立ち会う予定で、この
後の授与式で全校児童が校歌を合唱する。

10年06月28日新設