飢餓陣営34号執筆者
【小特集】人間の発達と社会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●西研・・・社会の現象学とは(1) ●滝川一廣・・・発達と「性」 ●内海新祐・・・発達障害論を読む ●栗田篤志・・・「発達」とは何か 【シリーズ人間学アカデミー】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●佐伯啓思・・・[貨幣]とはなにか(2) ●池田清彦・・・人間はどこまで自由か(2) ●菅野覚明・・・日本人にとって宗教心とは何か(2) 【本を読む】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●小林隆児・・・木村敏『臨床哲学の知』(洋泉社) ●小浜逸郎・・・佐伯啓思『日本の愛国心』(NTT出版) ●阿久津斎木・・・清水眞砂子『青春の終わりに』(洋泉社) ●由紀草一・・・西尾幹二『三島由紀夫の死と私』(PHP研究所) ●夏木智・・・井崎正敏『考えるとはどういうことか』(洋泉社) 【連載】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●勢古浩爾・・・石原吉郎(11) ●倉田良成・・・日本の絵師たち(2) ― 与謝蕪村 ●中村武光・・・〈ファミリープラン〉15首 ●柏木大安・・・(新連載)混迷する「地球温暖化論争」を解体する(1)―養老孟司・池田清彦『ほんとうの環境問題』、橋爪大三郎『「炭素会計」入門』を読みながら ●唐沢大輔・・・(新連載)翆点の思想 その可能性ー南方熊楠論(1) ●浦上真二の古書会読(16) ●フラフラ同人会(文・山内修、写真・くろいわひさお)・・・フラフラ東京文学散歩2(森鴎外篇) 樹が陣営32号 (間もなく印刷に入ります。今しばらくお待ちください) 【特集】三島由紀夫と吉本隆明\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ 〔インタビュー〕 西尾幹二:三島由紀夫と私(1) はじめに これまでなぜ三島論をまとめなかったか/福田恆存と三島由紀夫 第一部 三島由紀夫をめぐる一九七〇年代の証言から 一 政治と文学の問題 日本という枠を超えるもう一つのもの/三島由紀夫の天皇/三島−福田対談が浮かび上がらせるもの/一度だけの思い出/総選挙の前後と保守化する大学知識人たち/近代文学派と「政治と文学」/福田恆存の批判と新しい動き/「ごっこ」の世界と江藤淳批判 橋爪大三郎:三島由紀夫と吉本隆明 ― 文学と思想の昭和をめぐる二つのドラマ 一 〈一九七〇年〉というフィルターで見た三島由紀夫 七〇年当時、三島由紀夫はどう移っていたか/「三島由紀夫vs東大全共闘」について/70年11月25日の自決について 二 〈二〇〇七年〉というフィルターから見た三島由紀夫 三島由紀夫の憲法理解は正統である/世襲と皇位の問題/理性的認識の枠組みと正統性/三島・吉本における政治と文学の問題/三島・吉本を並列して考えることの意義 瀬尾育生:『母型論』の吉本隆明と『戦争詩論』以後 嫌な時代であるということについて/内的因果関係と一義的言語――『自閉症裁判』を読んで/「嫌な時代」の構造/むしろ法的な言語の領域外にある、と放置すべきではないか/八〇年代半ば以降の吉本隆明/反復する時間、反復する言語/吉本詩作品の「海」を読む/島が「国」になる二千年、というモチーフ/吉本言語論のもっとも原型にあるもの/反・西欧的言語論としての『母型論』/段階論とは反復する時間である/西欧的認識の枠組みと反西欧的認識の枠組み/『戦争詩論』について/吉本‐鮎川の「戦争責任論」と瀬尾『戦争詩論』の違い/「吉本−詩の自立論」がどう受け入れられてきたか/指示表出と直接話法について/藤井貞和と指示表出/指示表出性をめぐる問題/指示表出の問題と一義性について吉本隆明の最後の課題 〔三島由紀夫論〕 西脇慧:阿頼耶識のマトリックス――三島由紀夫『豊饒の海』の唯識論 由紀草一:待つ女のドラマツルギー ―― 『サド公爵夫人』論 阿久津斎木:幼少期の豊饒 〔吉本隆明論〕 近藤洋太:「超人間」という思想―― 吉本隆明 1996年ノート 添田馨:論争のクロニクル――反核異論から埴谷雄高との論争まで 中山勉:詩人としての論争家――吉本隆明の聖痕(最終回) 根本義明:吉本隆明論を読む(最終回)――『悪人正機』吉本隆明・糸井重里について 佐藤幹夫:三島由紀夫と吉本隆明 比較略年譜(第一校) 【人間学アカデミー講義】\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ 苅谷剛彦講義2:大人は若者に何を伝えるべきか 【特別掲載】 矢野武貞:吃音現象を成立させる仕組みの解明 【連載】\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ 勢古浩爾:石原吉郎(9) 宗近真一郎:ロシアリポート(2) 浦上真二:古書会読(14) 土田惇 北の風土 昭和の眼(2) 中村武光/黒岩久雄 ふらふら東京散歩(1) 佐藤和彩 Holland 【本を読む】\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ 水島英己:瀬尾育生『戦争詩論』(平凡社) 滝川一廣:清水真砂子『幸福に驚く力』(かもがわ出版) 小浜逸郎:井崎正敏『倫理としてのメディア』(NTT出版) 高原基彰:由紀草一『軟弱者の戦争論』(PHP新書) 山内修:夏木智『誰が教育を殺すのか』(日本評論社) 佐藤幹夫:中井久夫著『樹をみつめて』(みすず書房)、『RDT対人関係発達指導法』(クリエイツかもがわ) 【口舌寸感】\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ 樹が陣営31号 総ページ216 定価 1000円+税 【特集】「子ども問題」は「大人問題」である、徹底再考 【第一章】〈教育社会学〉から考える 苅谷剛彦講義1 − 大人は子どもに何を伝えるべきか 【第二章】〈精神医学と心理学〉から考える 滝川一廣 − 「親」であることの意味(3) 十一元三 − 広汎性発達障害と<われわれ>自身 藤岡淳子−少年犯罪 その鏡に映るいくつものこと 【第三章】〈現場〉から考える 赤田圭亮 − 「フリョー君」から「理由君」の時代へ 由紀草一 − 最底辺の景色 斉藤祐 − 佐世保事件の現象学のために 内海新祐 − 「問題行動や触法行為」の一つのかたち 佐藤幹夫 − 更生と贖罪感情をめぐる試論 【第四章】〈哲学と経済学〉から考える 人間学アカデミーシンポジウム 「自由は人間を幸福にするか」(180枚一挙掲載) 佐伯啓思、竹田青嗣、長谷川三千子、小浜逸郎(司会) ************************************** 【本を読む2006】 高原基彰 似て非なる国の行方●橋爪大三郎著『隣のチャイナ』(夏目書房) 小浜逸郎 憂憤と理知●佐伯啓思著『学問の力』(NTT出版) 糸井幸吉 精神鑑定の虚実を俎上に●林幸司著『ドキュメント精神鑑定』(洋泉社・新書y) 水島英己 生きているという待ち時間のための音楽あるいは百合の匂い●河津聖恵詩集(思潮社現代詩文庫) 根本義明 <生きて働く>思想●苅谷剛彦著『教育の世紀』 佐藤幹夫 自立と孤立の狭間で●石川憲彦+高岡健『こころの病はこうしてつくられる』(批評社)●ヴァネッサ・ベアード町口哲生訳『性的マイノリティの基礎知識』(作品社)●浜田寿美男著『子どものリアリティ 学校のバーチャリティ』(岩波書店) 【連載】 宗近真一郎 − ボルシェヴィスムの生成 ロシア・リポート(1) 浦上真二 − 古書会読(13) 土田惇遺稿写真 北の風土 昭和の目(佐藤和彩選) **************************** (以下の論考は休載となります) 勢古浩爾 − 石原吉郎 由紀草一 − 平和を語る作法 根本義明 − 吉本隆明論を読む 中山勉 − 吉本隆明の聖痕 添田馨 − 吉本隆明 論争のクロニクル 近藤洋太 − 戦後思想私記 樹が陣営30号 執筆者 <パート1 シリーズ◎人間学アカデミー> 浜田寿美男・・・「『私』はどこまで自由か」(最終回) 滝川一廣・・・「『親』であることの意味」(第二回) 長谷川三千子・・・「自由」という謎(最終回) <特別寄稿> 村瀬学・・・「殺人事件」と「裁判」と「取材」−佐藤幹夫『自閉症裁判』考 <パートU 小特集> 宗教再考・神なき時代の宗教(元信者たちの独白) 郷田素人・・・「私の場合には、何もないことにやっと気づいたんでしょうね。虚無ですね」 佐渡剛志(元阿含宗)・・・「宗教の一番のエッセンスは何か−それは瞑想し、三昧に入ることだと思います」 寺畑多聞(元オウム真理教)・・・「今のぼくには自分で原始仏典を読んでいる方がはるかに有益です」 西脇慧(元オウム真理教)・・・「根源的な生命力は究極的には聖なるものですが、扱い方で魔的なものとして現れてしまう」 <パートV 本を読む> さいかち真・・・佐藤通雅著『クレパスとしての短歌』(ながらみ書房) 水島英己・・・北川透著『谷川俊太郎の世界』(思潮社) 宗近真一郎・・・倉田比羽子詩集『世界の優しい無関心』(思潮社 由紀草一・・・井崎正敏著『ナショナリズムの練習問題』(洋泉社・新書y) 本田哲也・・・西研、苅谷剛彦共著『考えあう技術』(ちくま新書) 栗田篤志・・・浜田寿美男著『「私」をめぐる冒険』(洋泉社・新書y) 滝川一廣・・・佐藤幹夫著『自閉症裁判』(洋泉社) <パートW> 勢古浩爾・・・石原吉郎(8) 由紀草一・・・平和を語る作法(2) 添田馨・・・吉本隆明 論争のクロニクル(3) 中山勉・・・詩人としての論争家(2) 根本義明・・・吉本隆明論を読む(3) 斎藤祐・・・文学の記憶(2) 倉本有子・・・ハンディキャップリポート(2) 浦上真二・・・古書会読(12) |