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ばんちゃんのひと言 「東日本大震災・原発事故に思う」
(2011年4月1日)
 3月11日午後2時46分に世界でも最大級の地震と津波が東北地方を襲った。またそれに伴って福島原子力発電所の事故が発生した。地震と津波だけでも大変な事態であるのに それに原発事故が重なったのだからまさに日本の国難ともいうべき事態であると思う。
 原発事故で恐ろしいのは影響が長期にわたること、生態系に影響があるかもしれないことなどである。 アメリカ、フランスなどの支援内容から感じるのは、原発事故に対する備えが日本より進んでいるらしいということである。 日本の技術力からすれば放射線地域で働く無人ロボットや無人監視機器を作ることは十分に可能と思われるが、できたのは自衛隊や東京消防庁の放水中心であり、 あとは人間が危険を冒しながらの作業であるように見える。どうも日本では原発の安全性に関して、「安全神話」が先行して議論が不十分だったのではないだろうか? 最近は「安全学」という学問も研究されつつあるのでもっと学際的に広い見地から自由に議論する場が必要であると思う。
 それにしてもこれから復興へ向けての長い戦いが始まる。各人強い心を持って持ち場持ち場で日常をこなすとともに省電力、助け合いなどできることは永続的に 行う心構えが必要だと思う。 しかし、落ち込むことはないと思う。世界からの「絆」のメッセージに応えるべく元気を出して先へ進まねばならない。"Never give up!"である。