ばんちゃんのひと言  第2回社会技術研究ワークショップ
     「高度情報社会の脆弱性の解明と解決」を聴講して (2005年6月25日)
6月22日に渋谷の国際連合大学において掲題のワークショップがありましたので聴講に行ってきました。主催は、独立行政法人 科学技術振興機構 社会技術研究開発センターであり、本ワークショップはそのセンターで行われている掲題の研究の2年目の報告を兼ねていました。 基調講演で吉川弘之氏から「科学技術と社会技術」というお話しがあり、科学技術と対比して社会技術の説明があり、非常に興味深く聞きました。 個別の発表は6つあり、「ハザードマップとコストモデル」、「多重リスクコミュニケータの開発構想と試適用」、「暗号リスクの解明と対策について」、「DRM(著作権管理)に存在するリスクを考える」、「非常時における情報通信システムについての検討」、「情報セキュリティ関連の法律・政策に係わる課題と提言」、 そして最後にパネル討論がありました。
これらの研究は、自然科学、人文・社会科学を統合した俯瞰的な立場から進められているとのことであり、これからの研究に非常に期待を持ちました。 最近の情報システムが係わる障害・事故は人的要因が大きな比重を占めているからです。このような研究を行っている組織があることを知っただけでも有意義でした。

   「ワークショップの会場にて」(於、国連大学)
       2005年6月22日撮影
     


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