ばんちゃんのひと言「安全・安心シンポジウムを聴講して」(2005年10月19日)
10月17日に丸の内の日本工業倶楽部で開催された経済産業省と(社)日本工学アカデミー共催「安全・安心シンポジウム〜市場原理を活用した製品安全社会の実現〜」を聴講しました。 参加者は200人位と思うのですが、席は埋め尽くされ、関心の深さが伺えました。本シンポジウムの目的は、製品安全の向上を目指すために、階層的な製品安全規格体系の導入等を含め、市場原理を活用し、様々な分野においてどのような制度設計を行うべきか、広く有識者・関係者による意見交換を行うというものでした。
内容はわが国の安全性に関する第一人者による講演とパネルディスカッションでした。基調講演として国際基督教大学大学院教授 村上陽一郎氏「安全管理について」、講演として明治大学教授 向殿政男氏「安全・安心社会の実現に向けた階層型製品安全規格の提案」、中央大学教授 久米 均氏「安全分野における標準化の意義と役割」、潟Oッドバンカー社長 筑紫みずえ氏「安全ファンドで安心社会」、日経新聞社コラムニスト 西岡幸一氏「安全配慮型企業経営の将来展望」そしてパネルディスカッションが行われました。まさに今世の中では生活者の視点にたった製品安全が強く求められているので時宜に適ったシンポジウムであり、非常に有意義だったと思います。


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