最近発表したもの〜本と論文のいくつか〜

これが
『増補版 玄洋社発掘』
です

西日本新聞社刊(版元品切れ)
2600円+税130円

『玄洋社発掘』の新版(第3版)は、『玄洋社・封印された実像』と題して、2010年10月に刊行しました。詳細はトップページをごらんください。


中央の画像が男装の女傑・高場乱(たかば・おさむ)。
幕末から明治にかけて活躍した女性。眼科医で、帯刀していた。
女性でありながら武士だったということを意味する。
この女性が石瀧の縁者に当たることから、独学で歴史研究へ踏み出しました。
1977年に最初に発表した「高場乱小伝―玄洋社を育てた女傑―」を収録。
ちなみに後列中央が内田良平
前列左から福本日南頭山満内田良五郎進藤喜平太杉山茂丸

装幀は毛利一枝さん。

目次は最下部にあります。


近・の・石・瀧・の・仕・事

最新データはこちらへ

2005年8月16日(火)
●福岡地方史研究会発行 海鳥社発売 『福岡地方史研究』第43
号 2005年7月24日
 →「絵葉書でたどる福岡の歴史C 九州大学病院 九州帝国大学
医科大学から九州帝国大学医学部へ(福岡市東区馬出)」
 「井上良一 ボストンの侍」(特集 福岡人物誌E)
 を書いています。


43号……定価 1,365円
 送料実費でお分けします。
 お申し込みは石瀧まで

2004年10月20日(水)
最近発表した文章その他、関連するもののリストアップ
追加

●平凡社刊『福岡県の地名』〈日本歴史地名大系41〉
 2004年10月20日発行 2万9000円(特別定価2万5000円)
 有馬学監修・川添昭二編集顧問
 ★石瀧は 糟屋郡・古賀市・福岡市東区(旧糟屋郡)を担当。



2004年7月27日(火)
●福岡地方史研究会発行 海鳥社発売 『福岡地方史研究』第42
号 2004年7月25日
 →「絵葉書でたどる福岡の歴史B 第24連隊の兵営 連隊本部・
表門・軍旗(福岡城内)」
 「福岡連隊の福岡城」(特集 福岡城400年C)
 ほかを書いています。


41号……定価 1,260円
42号……定価 1,365円
 送料実費でお分けします。
 お申し込みは石瀧まで


2004年2月28日(土)
最近発表した文章その他、関連するもののリストアップ
追加

●吉川弘文館刊『博多・福岡と西海道』〈街道の日本史48〉
 2004年2月20日発行 2500円
 丸山雍成・長洋一編
 ★7人の共著で石瀧は
  「福岡の近代」「内陸と外界を見通した眼」
  の一部を執筆。
 →amazon を見る


2003年12月14日(日)
最近発表した文章その他、関連するもののリストアップ
追加

●西日本新聞社刊『松本治一郎』
 2003年11月22日発行 1500円
 福岡県人権研究所・著
 ★5人の共著で石瀧は
  「第二章 福岡での活動から全国水平社の指導者へ」
  を執筆。
 →amazon を見る

『ウィンズ・風』36号 600円
 2003年11月
 「顔の見える部落史(新・部落史再入門)第2回」
 を発表。
 →お求めは
 福岡県人権・同和教育研究協議会(092−651−8600)
 へお問い合わせ下さい。


2003年8月19日(火)
●福岡地方史研究会発行 海鳥社発売 『福岡地方史研究』第41
号 2003年7月27日
 →「絵葉書でたどる福岡の歴史A 旧博多駅―駅前のにぎわいと
構内(博多区大博通・祇園町バス停付近)―」
 「覚書・福岡藩の古武道―神道夢想流杖術を中心に―」(特集 福
岡藩の古武道と武蔵@)
 ほかを書いています。


2003年7月20日(日)
7月17日(木)西日本新聞朝刊〈学芸・芸術〉面に
 石瀧の本3冊が紹介されました。

見出し:
部落史 学問として光を
『解死人の風景』『部落史再入門』 研究者・石瀧さん出版
人権問題に迫る方法論



 末尾に私の本を買うためのFAX番号とホームページのURLが記載さ
れていました。
 さて、まだ私が朝刊を見ない内に、すでにFAXがカタカタと鳴り始めまし
た。今度ばかりは私の想像を超える反響です。福岡県・佐賀県・長崎県
・大分県の各地から、学校の先生や社会教育関係の方だけでなく、一般
の市民の方からも。こういう本の需要が隠れていたのですね。
 注文を受け、発送の準備をしていると、その内、またカタカタと……。

 文字通りうれしい悲鳴ですが、こうなると、記事が誉めすぎていて、読
者ががっかりしないかと心配。とは言え、記事を読んだだけで注文して
くれた読者の皆さんに感謝。


2003年6月7日(土)
最近発表した文章その他、関連するもののリストアップ
追加

部落解放・人権研究所刊(解放出版社発売) 『都市下層の社会
史』 小林丈広編 2003年6月20日    →amazon を見る
 →「部落差別発生の現場―福岡・明治初年の日記を手がかりに―」
を書きました。

●福岡県部落解放・人権研究所刊 『人権ふくおか』第3号 2003
年3月31日
 →「人権擁護推進審議会答申(第一号)を読む」を書きました。2001
年9月22日、定例研究会での報告に加筆。


2003年6月2日(月)
【石瀧豊美の著作一覧】は項目数が多く、
時代を追って入力を進めると、
なかなか〈今〉に至りませんので、

ここで、最近発表した文章その他、関連するもののリストアップ
しておきましょう。

ただし、思いつくまま、順不同ですヨ。
モレに気付いたら補うことにします。

●藤原書店刊 季刊『環 【歴史・環境・文明】』 第13巻 2003
年春 増大号 2003年5月20日    →amazon を見る
 →【特集 今、「明治維新」を問う】の【小特集 幕末・維新期のキー
パーソン】に「頭山満」を書きました。

西日本新聞 夕刊 2003年1月〜4月 毎土曜
 →「シリーズ 九州の歴史群像」のひとつとして17回にわたり「ボス
トンの侍」を連載しました。

●講談社刊 五木寛之著『日本人のこころ』第5巻 2002年5月1
5日    →amazon を見る
 →「大陸へのロマンとアジア主義」の章で石瀧及び石瀧の著作が
紹介されています。

●福岡県部落解放・人権研究所刊 ブックレット菜の花8 ハンドブ
ック九州の人権@『九州7県2政令市の行動計画―人権教育の
ための国連10年―』 2003年3月31日
 →解説:「『九州7県2政令市の行動計画』を読むために」を書いて
います。

●福岡地方史研究会発行 海鳥社発売 『福岡地方史研究』第40
号 2002年7月28日
 →「絵葉書でたどる福岡の歴史@ 消えた銅像―平野国臣像・加
藤司書像・吉岡友愛像(福岡市西公園)―」ほかを書いています。

●長崎県(県民生活環境部 人権・同和対策室)発行 「人権・同和
問題講演録 その38」 2003年3月
 →「現代社会における人権の意義―普段着で人権を語ろう―」が
出ました。2002年11月15日、島原市での講演の記録。

●北九州市立大学発行 『人権教育関係資料』 2003年4月
 →「現代の人権をめぐる状況―『人権教育のための国連10年』を
中心に―」を書いています。


2003年4月20日(日)
 昨日、19日、私が会長をしている福岡地方史研究会の第426回
の例会でした。参加者は会員が21人、非会員が9人。それに私の
妻と子が受付のお手伝い。

テーマは
 「自著『解死人(げしにん)の風景』を語る―自分で出版するという
こと―」
で、私が4月16日付で発行した『解死人の風景―差別があたりまえ
だったころ―』を編集・出版した体験談と、本の中身〈解死人〉をめぐ
る話題をお話ししました。

 さて、かんじんの本ですが、第1刷として500冊を出版(定価1000
円)。福岡地方史研究会の仲間や年賀状をやりとりしている知人、
名刺を交換した人たちを中心に葉書や封書で注文を募ったところ、
刊行前の予約で260冊になりました。

 福岡教育大学で前期は部落解放論Aをひとコマ担当していますの
で、そのテキストに採用していまして、その受講生が180名。まだ登
録は動いているので、さらに増えるかもしれないし、減るかもしれな
い。ともかく、大学に165冊は用意しているので、それを含めると、
現時点で出どころが決まっているのが425冊になります。第1刷を5
00冊にしたのは私の見込みちがい。あわててさらに500冊を追加
注文しました。

 年度末に重なって印刷所での作業が遅れ、第1刷の出来上がりも
とりあえず大学で165冊、福岡地方史研究会例会で55冊(計220
冊)を準備しましたが、残りはまだ私の手元へ届いていません。ご注
文いただいた方へは21日以降、順次発送します。ご迷惑をおかけし
ますが、よろしくお願いします。

 出版企画第2弾は福岡県人権・同和教育研究協議会の機関誌『ウ
ィンズ・風』(年4回刊)に連載してきた「部落史再入門」を上下2巻の
分冊で刊行します。夏までには皆さまのお目にとまるようにしたいと
考えています。



2005年5月5日(木) 入力
  
            目次

T 筑前民権運動と玄洋社
 はじめに 若さあふれる出発
 民権の嵐 立志社しのぐ向陽社
 たぎる熱気 反政府士族が連携
 民権と国権 向陽社、活発な動き
 向陽社秘話 幻の義勇軍計画
 北陸遊説 地租改正反対支援も
 ある記録 二十数人が東奔西走
 不遇の生涯 奈良原評価した夢野久作
 明治血痕集 賊軍≠フ死者を顕彰
 ベストセラー 植木の『民権自由論』
 無名の青年 『普通民権論』に高い評価
 外国人講師 宣教師アッキンソン
 向陽義塾 充実していた講師陣
 牛耳をとる 向陽社に同時代の眼
 正倫社 愛国社加盟、替え玉で
 愛国社大会 正倫社、立志社に対決
 九州派 平岡浩太郎が主導
 共愛会成立 筑前十五郡が結集
 私設民会 土佐州会継いだ共愛会
 特異な構想 県会と筑前共愛会
 国会の開設建白 全国のトップを切る
 伊藤文書 見つかった改約建言書
 条約改正 東洋新誌と建白書
 北海道月形村 開拓史に残る福岡人
 玄洋社設置届 憲則に「人民ノ主権」うたう
 通説を破る 明治十二年に成立
 強進社 コークス国産化はかる
 パイオニア 産業と反乱が同居
 草莽の留学 ドイツ帰りの組織者
 草の根 下から共愛会支える
 私擬憲法 二種類あった草案
 民衆の文明開化 知恵の交易会も出現
 百年祭 筑前民権運動の「発見」
 政党観 特異だった筑前派
 改進漸進 共愛会内部に意見対立
 九州改進党 玄洋社は参加せず
 烈士たち 知られざる養鋭学校
 義勇軍計画 シージャック、釜山へ
 秋瑾女士 民権運動、中国へ伝播
 自殺説 箱田六輔、謎の死
 素封家 頭山満に資金援助
 文豪日南 開拓と植民への情熱
 九州鉄道建設 安場県令と結ぶ玄洋社
 帝国の権理 ボロぞうり民権論
 選挙干渉 「民党」弾圧の先頭に
 演説会波乱 もめた比良松事件
 失意 民党と吏党の逆転
 名槍「日本号」 一時は侠客の手に

U 福岡からアジアへ
 金玉均暗殺事件 いぜん謎℃cす
 天佑侠 東学党の乱に参加
 東学党支援 同じ釜の飯≠フ親交
 閔妃事件 朝鮮王妃を惨殺
 開戦前夜 日露戦争と福岡県人
 満州義軍 当初の意図からそれる
 ゲリラ隊 露軍眼中の釘≠フ義軍
 中国革命同盟会 末永節らの貢献
 親友 中江兆民と頭山満
 木鐸 多数の新聞人を生む
 「南風」のモデル 明道館と和田三造
 戦時宰相論 中野正剛の抵抗と死
 暗転 玄洋社に解散命令

V 高場乱小伝 玄洋社を育てた女傑
 高場乱と玄洋社
 高場流眼科の系譜(一)
 高場流眼科の系譜(二)
 男装の少女期
 亀井入塾
 藩難
   一 庚申の獄
   二 乙丑の獄
   三 佐幕派三老の切腹
   四 福岡藩贋札事件
   五 福岡の変
 非命者の系譜
 人参畑塾の生活
 頭山満と高場乱
 向陽社から玄洋社へ
 高場乱門下生の群像
 女傑の最期

W 玄洋社史の周辺
 明治女大学 玄洋社員の女性論
 博多商業会議所と第十七国立銀行 経済界でも活躍した玄洋社
 草莽の志士 的野秀九郎と就義隊
 『近世快人伝』と奈良原至

補論 玄洋社成立年をめぐる最近の研究状況
 一 論点の整理
 二 高場乱の書簡
 三 玄洋社の成立
 四 玄洋社の初代社長
 五 向陽社について

資料編
 玄洋社社員名簿
 筑前共愛会 国会開設建白書・条約改正建白書とその草案
 箱田六輔書簡および玄洋社設置届付属文書等写

参考文献
石瀧豊美著作一覧

 




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