田んぼのこと 85kb   

わが家の水稲作の概要は

 我が家の米作りは基本的に故井原豊さんが提唱された
への字稲作です。
 ただ、地域的な事情から田植えが早くなる傾向にあり若干のアレンジを加えています。
 先生が見たら怒られそうですが---。


現在の作付け品種
 

   コシヒカリ 全経営面積の45%程度  4月中旬〜5月上旬 田植え・・・・8月下旬収穫

   
キヌヒカリ 全経営面積の25%程度      5月上旬    田植え・・・・9月上旬収穫                                

  
どんとこい 全経営面積の30%程度      5月中旬    田植え・・・・9月中旬収穫

栽培様式 
 
 育苗管理(無加温育苗ハウスを使用)

  コシヒカリ  70g条播き  平置き低温出芽 40日苗(3.5〜4.5葉)
                      
  キヌヒカリ  100g条播き  平置き低温出芽 30日苗(2.5〜3.5葉)
  どんとこい  

本田管理 

  コシヒカリ  40株/坪  1〜2本植え      どんとこい  50株/坪  1〜2本植え

  キヌヒカリ  60株/坪  2〜4本植え

  元肥なし --- 中期追肥 (出穂55日及び30日前) --- 穂肥 (出穂 20日前)
            コシヒカリは45日前の1回のみ     コシヒカリは穂肥なし
       
 という体系 いわゆるへの字型稲作早期作バージョンです。
 品種と田植え期の分散で収穫期を8月中旬〜9月中旬に設定していますが、
 米質・収量を考えると栽培期間が1ヶ月程早過ぎるようです。

2002年度収量実績は   

  コシヒカリ  640kg/10a 

  
キヌヒカリ  560kg/10a

  
どんとこい  680kg/10a    全量 1等

 といったところで キヌヒカリの収量がいまいちですが、 初期除草剤1回散布以外の
 農薬はコストダウンの為一切控えていますので、ここ2、3年続きの夏の猛暑を考えれば
 ここ.らが暖地稲作の限界かとも思っています。


経営形態は

 農地    


  自・小作地  5.5ha 作業受託  2.0ha

  ハウス・露地畑に転換 0.4ha  計約8ha

 二級河川金剛川両岸に、モザイク状に点在する最小0.5a・最大20aの未整備圃場で
 90枚余りあります。

 大農機  

        
トラクタ    GL25   1台
        田植機     R55    1台
      コンバイン   CA300   1台
        乾燥機    25石    1台

 機械作業・管理作業共一人で行うため、これが、MAXと考えています。



 第五小学校5年生の米作り


 私の母校、第五小学校の5年生は、毎年米作りを体験学習に取り入れて頑張っています。
 ここでは、2002年度の5年生90人の米作りのようすを紹介します。
 品種はコシヒカリ、作り方は『への字』。もちろん無農薬・無化学肥料です。


                      

 
  5月 田植え

 約3aの田んぼに坪40株2・3本植えで田植えを
 しました。 

 最初は歩くことも難しそうでしたが、対岸はまだまだ
 遠い---。


  6月 草取り

 梅雨の合間を見て「田の草取り」をしました。
 この辺では、イボクサ・セリ・ヒエが一番草です。

 特にヒエとイネの区別がなかなか出来ません
 でした。



  6月 中間追肥

 基本はへの字稲作なので油粕を追肥しました。

 肥効の出方がわからないので、少し早めの出穂
 55日前を狙いました。


   7月 草取り 二番


 夏休みを前にして最後の草取りをしました。

 への字稲
が向こうの田んぼより黒いのが良く
 わかります。 これでも超安全運転なんですが。


   9月 稲刈り

 夏休み明けを待ってみんなで稲刈りをしました。



 少し残ったところはコンバインの力を見てもらい
 ました。



  9月 はざかけ
 こだわりのはざかけ。天日干しです。

 この後足踏み脱穀機で脱穀しました。


  9月 籾摺り
 籾摺りは我が家の籾摺り機でやりました。

 その他の機械も見てもらったので、農業技術の
 移り変わりも少し解って貰えたかな。




 秋の文化祭で米作りについて発表し、地域の人たちにも見てもらいました。

 今年の5年生もただいま米作りの勉強中です。



 我が家のお米の作り方と作業の様子を2004年度1年間、別ページで
 画像と共に紹介しています。

 圃場の様子も見てください。


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