田んぼの除草剤

    
我が家の一年間の稲作において、圃場で使用する薬剤はこの初中期除草剤一回だけです。


  薬剤の名称は マサカリL

   主剤は 
インダノファン・クロメプロップ・
        ベンスルフロンメチル
 です。

  写真の包装は30アール用で、50グラムパック
  30袋入りです。

 
  田んぼに5センチ以上の水を張り、パック剤を
  投入します。

  比較的重い包装なので遠投が出来便利です。

  30アール程度の区画ならば効きむらはありません。

  雨の日や、濡れた手で触るとパックが破れる
  ことがあるので注意します。

 
  水面に落ちたパックは数秒で溶け始め、
  薬剤は底に沈みます。

 
  パックの原料はコーンスターチ(とうもろこし澱粉)
  製なので、完全に水に溶け去り消失します。

  沈んだ薬剤は水と反応を始めます。

 
  まもなく顆粒状の薬剤が再び浮き上がってきます。


  表面張力の差により、薬剤同士が反発
  し合いながら水面を広がって行きます。


  水面に間隔を保って広がった薬剤は、
  水に溶けて消えてゆきます。

  投入から拡散までに要する時間は
  5〜10分です。


  この後水に溶けた薬剤は、数日かけて沈降し、
  土の表面に除草剤の処理層を作ります。


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