遅くなりましたが、球場ラヴァーズ2巻の感想です。
今回の表紙は、白の背景に赤いビジターユニとメガホンが映える基町姉さん。
収録されてるお話も、姉さんメインのお話が割と多かったです。
石田さんのブログとツイッターによると、表紙は赤→白→赤…になる予定だそうです。
次は、赤背景&みなみさんの表紙になるのかな?
また、掲載雑誌の移籍に合わせて、5月にコミックス3巻が発売されるとのこと。
思ったより早く続きが読めそうなので嬉しいです!
以下、ネタバレを含んだ感想です。
1巻に比べて、女の子のお色気シーンが減った&マニアックな野球あるあると雑学が増えた感じ。
連載当初は『野球ファンを主役にしたストーリー』という珍しい題材なので読者の反応を見るためにサービスショットなどを入れていたっぽいけど、好評を得たので次第に作者の好きなように描かせてもらえるようになったのかな。
ブレービーの秘話とか、野球ファンでも知らないようなディープなネタをもって来てますし(笑)
今までは関東球場メインでしたが、基町姉さんの広島帰省でマツダスタジアム、実央ちゃんの関西方面の研修旅行で甲子園球場が登場。
ますますプロ野球への世界観が広がった感じです。
いずれ姉さんが実央ちゃんとみなみさんを実家に呼んでズムスタ観戦とかしそうですよね。
東京ドームの『ファミリーシート』から実央ちゃんの家族の話題へつなげたり、選手の戦力外通告に合わせて基町さんの理不尽な部署異動の話を重ねたり、相変わらず多少強引ながらも^^、実生活と野球を絡めるストーリーの持っていき方が面白いなぁ、と思いました。
今回は基町姉さんメインのお話が多くて、メイン3人の中で自分は基町さんと一番世代が近いので、共感できる部分が多くて少しグッとくるものがありました。亡くなってしまった従兄のお兄さんへ想いをはせながら、「ばばぁになる幸せもあると思う」と云い切った姉さんは格好良いです。(ちなみに、この時基町さんが手にしてるカープのうちわ、私も持っています…^▽^)
それと、基町さんの黒田への想いが!!
たぶんこれ、作者さんの想いを代弁してるのだと思いますけど、
貴方は私ですか!!!
と云うくらい、心の底から同意です!!!
もうもう、
「そう!そうなんだよ!黒田には帰ってきて欲しいけど、帰って来てくれるのが怖いんだよ!!」
て云う、微妙で複雑なファン心理ね!!分かってもらえるかな~!
『野球の神様おるんじゃろ?黒田を泣かせんといて』
この台詞で全私が泣いた。
基町姉さんの失恋相手の後輩君、前回で片付いたエピソードかと思っていたら、意外とまだストーリーに絡んでくるんですね。
堂本君、1巻の時には「いい人なんだけど、女を見る目ないな~(`▽´)」くらいの印象だったのに、今回のアレで優柔不断男的な存在に…
思い切り釘を刺した基町さんの方が男前でした。
でも婚約解消なんて手段に出て、とばっちりで基町姉さんに被害が…。
この先、この二人はどうなるんでしょうね。ゴールインしたとしても、職場の雰囲気がいたたまれなくなるだろうし…まみが社長のいとこってちょっときついよねー結婚式に上司や同僚呼び辛そうだし(汗)
どうなるんだろう…
実央ちゃんのいじめ問題は、これで決着がついたのかな?
加奈と仲直りも出来たし、いい方向に向かってくれると良いですよね。
二人で野球部のマネージャーやれば、女子もそうそう手が出せなくなりそうだし。
野球を知ったことで強くなった実央ちゃんが逞しいです。
でも、自分をカープ、加奈を横浜(ヤクルトでも可)に例えると云うことは、暗にいじめグループを強豪チームに例えてると云う訳で、他球団ファンの人は良い気がしないのでは…(今に始まったことではないですが)
ストーリーが広がってきた『球場ラヴァース』ですが、そもそもお話の発端となった「赤い帽子の人」絡みの展開は全くなし。
実央ちゃんが彼に会えた時点で完結してしまうのであれば、終わってしまうのが残念ですけど、無理に引き延ばされるのもじれったい。
再会できた後も、「赤い帽子の人」と実央ちゃんが一緒に球場観戦するお話なんかもあったらいいと思います。
次の巻も楽しみです!