第二回 2003/10/24 LINKIN PARK in 日本武道館

一年ぶりのご無沙汰でした。久々にライブに行って参りましたよ。
それも今、最も熱いバンド:リンキン・パークです。
武道館に行くのは私にとっては恐らく’87年のジェネシス以来ではなかろうか。
とにかく興奮のレポートお楽しみください。

PM6:10
靖国通りバッタモン露店
すっかりあたりも暗くなり、冷たい秋風が吹きすさぶ中、武道館到着。
スゴイ人の数だ。それも若いお姉ちゃんの多いこと。さすがに人気あるなあ。
沿道にはお馴染みバッタモングッズの露店もズラリ。
思わず年末のアメ横を彷彿とさせる風景でした。

もちろんダフ屋さんの群れもいましたよ。
あの何とか門って入り口のところに固まってました。
でも、昔に比べると数も少ないし、覇気が感じられなかったな。
ダフ業界も厳しいのだろうか?

PM6:30
武道館特設ビデオ
ものすごい人の数でなかなか入場できない。
ほとんど武道館の周りを一周させられる。
なんかアリーナはオールスタンディングなので、
仮設の荷物預かり所ができていて、
それがさらに人々の渋滞に輪をかけていたのだ。
待ってる人を飽きさせないためか、リンキンのビデオが流されてました。
PM6:40
日本武道館正面
ようやく中に入れる。
15,6年ぶりの武道館。ああ、青春の思い出の地だなあ。
中に入ってみると、なんかずいぶんキレイになっている。
でも、売店とかはみんな締まっていた。
昔はビールとかたこ焼きとか売ってた記憶があるんだけど。
どうやら血の気の多い若者が集まるということで、
会場内には飲食物持込禁止。
ライブ前に一杯引っ掛けようという私のもくろみは、
昨年のデフレパ同様脆くも崩れ去る・・
PM6:50
ステージ
会場内に行くと、私の席は南西スタンドK列。
なんと一階席の最後列!後には壁が。。
二階席が張り出してるので、天井も低い。
まあ、狭いスペースだけどなんか落ち着く雰囲気があって
まあまあステージもよく見えるしOKでしょう。
アリーナはなんか体育館の朝礼を思わせる雰囲気でした。
やっぱスタンドにしといてよかった。
会場アナウンスで『二部構成で前座バンドが出ます。』と。
前回のデフレパもそうだったけど、最近のライブってそういうもんなのか?
別にいいけど、前もって言っといて欲しいなあ。。などとぼやく私。
PM7:05
"FUGER"
5,6曲演奏
"FUGER"という前座バンド登場。四人編成でけっこうカッコいい音だ。
ヴォーカルが英語だったので最初は外国のバンドかと思ってたが、
他のメンバーは日本人で、MCではギタリストが日本語で話していた。
ジャンルで言うとリンキンよりはレッチリとかに近い感じ。
三曲目の"Synchronized"って曲が良かった。ちょっと期待したい。
しかし、客の反応はイマイチ。。特に女の子は冷たいねえ。
男は「ヒョホ〜」とか「ウウェ〜」とか掛け声かけてる人もいたけど、
女性客は演奏中も大声で話して会場がざわついてる。
携帯で話してるヤツもいる始末。
頑張ってるんだから聴いてあげなよ。
そしてヴォーカルが"Last Song"と言った途端、
会場割れんばかりの大拍手・・ひどい!あんまりだ!
まあ、ナガブチも吉田拓郎の前座で総スカン喰らって這い上がってきたんだから、
キミらもがんばれ・・と心でつぶやきながらも、
やれやれやっと終わりかと思ったりもして。
さあ、いよいよリンキンだ!アドレナリン湧いてきましたよ〜
PM7:40
休憩
FUGER退場し、セットチェンジでしばらく休憩。
が・・これが結構待たせる。
隣のお姉ちゃんから「なかなか引っ張りますねー」と話し掛けられた。
ライブ会場で話し掛けられたの初めてで戸惑う30男。
「いや〜、そうっすねえ!」ウィットの効いた会話が出来ず、ちょいとへこむ私。
この時点でアドレナリン消滅。へんな脳汁数CCこぼれる。
PM7:50
リンキン登場
Foreward
Don't Stay
Somewhere I Belong
Lying For You
会場暗くなり、ようやくリンキン登場!
オープニングはDJの人の皿回し妙技。
そしてひと通り技を披露した所で、お馴染みのSEが流れる。
アルバム"METEORA"オープニングを飾る"Foreward"だ。
そしてたたみかけるように"METEORA"のアタマ3曲連発。
会場はもう大盛り上がり大会。
しかし、私はなんか違和感を感じた。
ち・・違う。オレが今まで観てきたライブと明らかにノリが違う。
客席総立ちだけど、手拍子がない!揺れてる・・踊ってる!
ボン・ジョヴィやデフレパのように手叩いて叫ぶライブと違うぞ〜?
Papercut
Points Of Authority
Runaway
From The Inside
Figure09
With You
さあ、客席のヒートアップは止まりません。
ここらへんは私も慣れないノリに戸惑い気味で曲順もよく覚えていないので
若干間違っているかもしれませんが大体こんなラインナップでした。
とにかく私も郷に入れば郷に従え。全身でリズムを感じるンやー!と、
小刻みに体揺らしつつ、適度に拳も振り上げ
ミクスチャーロックの真髄を体感いたしました。
By My Self
Pushing Me Away
Numb
Clawring
In The End
ここらへんで気がつきました。
これはクラブノリでもないし、HRノリでもない。
系統で言うとパンクが一番近いのだろうか。
とにかくビートに合わせて跳ねときゃいいんだ!
武道館がでかいリキッドルームみたいなもんだと。

そして、私の大好きなナンバーが立て続けに来ましたよ。
もう跳ねとけ跳ねとけ!ついでに歌っとけ!アドレナリン垂れ流し体勢です。
私はこの日ちょっと風邪気味でノド痛かったんですが、
この曲順では歌わずにはいられようか?いやない!
ゴホゴホ咳しながらも、大合唱に加わりました。

ちょっと残念だったのは、PAのヘマなのか一番のお気に入りナンバー
"Pushing Me Away"でのヴォーカル:チェスターとラップ:マイクのボリュームの
バランスが上手くかみ合ってなかったこと。

とにかく、ひとしきり飛び終わったところで大ヒット"In The End"でひとまず終了。
気がつけば腹筋と腰が痛い・・普段使ってない筋肉酷使したのだなあ。。

PM8:40
アンコール
A Place For My Head
One Step Closer
間髪置かずのアンコール。ここからが今回のライブの目玉でした。
"A Place〜"の演奏途中、ラップ担当マイクが何かしゃべってる。
ここからは私が適当に聞き取った日本語訳でお送りします。

マイク:「ヘイ!この中で英語のわかるやつ手を上げてくれ!
よし、お前だお前!そのタトゥー入れてる奴!お前ステージに上がって
オレの言うことをみんなに通訳してやってくれ!」
ステージに上げられる若造
マイク:「ヘイ!君の名前は?」
若造:「マサキ」
マイク:「よーし!みんなマサキがこれからオレの言うこと訳すぜ!」
マイクとマサキと名乗る若造、ステージ上で話している。
マサキ:「みんな一緒に"Go Away"って歌ってー!」
会場大盛り上がり。
チェスターの"Go Away"に合わせ大合唱ってかシャウト大会。
マサキにもマイクを向けるチェスター。マサキ叫ぶ。
踊るマイク。マサキにも踊りを強要。マサキ必要以上にブレイク!
跳ねるチェスター。マサキも跳ねる。日米跳ね合戦。
かつて二十年ぐらい前に見たB・スプリングスティーンのライブで
ビデオの内容そのままに客席から女性上げるという演出は見たことあったけど
ここまですさまじい客いじりは初めて見た。

かくしてマサキにより異様な盛り上がりと一体感を見せたところで、
オーラスはこれも大ヒット曲"One Step Closer"!
スゴかった。ここまで武道館が揺れるものなのか。
気がつけば私も通路でTシャツ一丁で跳ねてました。

PM9:05
終了
怒涛のライブ終了。
エンディングもなんか爽やかと言うか気持ちよい幕引きでした。
ただ残念だったのは、『メテオラ』の中で私が一番好きだったラップなしの
"Breaking The Habit"をやってくれなかったこと。
まあ、とにかく今まで私が観てきたジャンルとはすこし毛色の違うライブ
新鮮で楽しかったです。

しかし始め痛みを感じてたノドも、歌いすぎてガラガラになるかと思いきや、
帰る頃には治っちまっていた。。逆療法?
でも、腰と腹筋の痛みには参ったね。。年だなあ。

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