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【テキスト】るなすてめいさん

 

2005.1.25

 

la.jpg

「こんなに嬉しいことはない!」

 

全国15200人のルナマリアファン(前回のおまけ参照)のみなさん、

先週までは期待させるようなコーナー名で騙していてごめんなさい。

「ルナマリアを見に来たのに、なんで2週連続で虎なんだ、ここは動物園か!」

といったルナマリアファンの嘆きの声を、僕もひしひしと感じておりました。

 

しかし、今回は「ルナマリア様がみてる」の看板に偽りなく、

今まで足りなかったルナマリア分を補充するかのように、

右を向いてもルナ。左を向いてもルナ。ルナ祭りです。

(しかも、メイリン&ステラ若干含む)

 

こんなに出番があるのは、最初で最後かもしれませんので、

これまで溜まりに溜まった反動が出た結果、

いつものレビューよりも拡大してお送りしていきます。

 

その分、レビューがいつも以上に適当になるかもしれませんが、

もはや内容が面白いか面白くないかは重要ではなく、

ルナマリアさんが出ているかどうかが重要なのです。

偉い人にはそれがわからんのです。

 

「カガリ待っていてくれ!」

 

セイバーを駆るアスラン。

ウキウキしながらオーブにいるはずの彼女の元へと向かいます。

 

ちなみに現在のオーブは、大西洋連邦との条約を締結した直後のうえ、

首長のカガリが結婚式の途中に誘拐されたこともあり、警戒レベルはMAX。

そんな中、敵であるザフトのMSが堂々と領空内を飛行していたら、一体どうなるでしょうか。

 

「た、助けてくれ〜!」

 

当然、迎撃されます。

 

「一体どういうことなんだ、こんなバカな真似をして!」

 

結婚式の最中でキラに誘拐され、

そのままアークエンジェルに連れ込まれたカガリ。

着替えが終わり、今から説教タイムの始まりです。

 

「特にその2人、マジメに聞いているのか!」

 

しかし、激高しているカガリをよそに、

アークエンジェルのクルー達の反応は極めて冷めたもの。

虎にいたっては、かわうそくんみたいな顔になってます。

 

「だって、カガリにバカなことされちゃ困るからね」

 

燻っている火に油を注ぐキラ。

 

「バ、バカとはなんだ!バカとは!」

 

首長の結婚式に乱入して誘拐するようなバカに、

バカ呼ばわりされれば、そりゃあ誰でも怒ります。

 

「キラ、せめておバカさん……」

「バカにバカはまずかったかな……」

 

バカをバカにするバカをバカがフォローするという、

世にも珍しい光景。この艦、バカばっかです。

 

「バカバカ言うなぁ!」

 

自分よりもオーブの国のためを思って、

覚悟を決めユウナと結婚することにしたのに、

どうしてバカにされるのか、全く理解できないカガリ。

 

「カガリは本気でそれが正しいと思ってるの?」

「あ、当たり前だろ!艦長と虎も何とか言ってくれ!」

 

 

「……………」

「……………」

 

 

「か、可哀想な目で見るなぁ!」

 

客観的に見て、自分の行動が正しいはずなのに、

アークエンジェル艦内では、完全にバカ扱いされるカガリ。

普通の人なら、何が正しいのかわからなくなり混乱するところですが、

腐っても一国の首長であるカガリ、あくまで自分の意志を貫きます。

 

「とにかく、オーブは再び国を焼くわけにいかない。

二度とあんな性根の腐ったガキを生まないためにも」

 

 

↑性根の腐ったガキ

 

 

「じゃあ、オーブが焼かれなければ、他の国はいいの?」

 

シンが性根の腐ったガキになった元凶が何か言っています。

 

「そ、それは……仕方ないだろ!」

「ウズミさんの言ったことを無駄にするのかい?」

 

 

「ひ、卑怯だぞ、お父様の名前を出すな!」

 

正論を言う度に変な理屈で返されるカガリ。

もう限界、泣きそうです。

 

「……でも、今ならまだ間に合うから」

「……えっ?」

 

急に優しい声色に変えるキラ。先日の手紙に同封されていた、

カガリがアスランからプレゼントされた指輪をカガリに渡します。

 

カガリが捨てるはずだった指輪を再び渡すということは、

それが意味することはただ一つです。

 

「……まだ好きなんだろ、あいつのこと」

「……ううっ、だって、だってぇ……」

 

なぜか突如、青春ドラマのワンシーンに。

キラは何が目的なのかよくわかりませんが、

とにかく自分の恋愛感情を優先させろということらしいです。

 

おそらくアスランとカガリを結婚させることによって、

アスランと義理の兄弟になりたいのでしょう。ユウナじゃダメです。

 

「……僕達と一緒に行こう」

 

最初は徹底的に貶しまくって、最後に優しい言葉をかけることで、

見事、カガリを掌で転がすことに成功したキラ。

その姿が段々某デスノートのキラに見えてきました。

 

(……騙されてますわよ、カガリさん)

 

つい先日、フリーダム復活の際、

シェルターで同じようにキラの口車に乗せられたラクス。

新たな被害者の誕生に心中は複雑です。

 

何はともあれ、これにて、アークエンジェル編は終了。

 

舞台は再びミネルバへ。

現在、カーペンタリア基地で補給中です。

 

「メイ、好きなの買っていいわよ」

「うん、わかったよ、ルナお姉ちゃん」

 

ルナマリアさんとメイリンちゃんは仲良くお買い物。

お年頃の2人は化粧品コーナーへまっしぐらです。

 

「う〜ん、どれにしよっかな」

「これと、これと、これと……」

 

 

「ふぅ、こんなものかしらね」

「これと、これと、これと……」

 

 

「………」

「これと、これと、これと……」

 

 

「……会計は別々にしましょう」

 

 

「ええっ!なんで!?」

 

免税店に押しかける日本人観光客並に買い込むメイリンちゃん。

遠足のおやつとか、平気で500円オーバーする子です。

 

「あんな国、二度と行くか!」

 

一方、オーブから命からがら逃亡してきたアスランもミネルバへ。

 

「何なの、この新型? 一体誰の?」

「さあ、こっちも連絡を聞いてません」

 

買い物帰りに偶然居合わした、ルナマリアさんと荷物持ちのメイリンちゃん。

(持っている袋の大きさからいって、全部は買えなかったようです)

 

「この緊急時に1機でノコノコとやって来るなんて……」

「よほどのアホに違いありませんな」

 

 

「あっ、降りてきた」

 

どんなアホ面さげた奴が来たのかと、

そのヘルメットの下に注目するルナマリアさん。

 

「フッ………」

 

そこには、自意識過剰にカッコつけたアスランが。

 

「アホネン……じゃなくて、アスランさん!」

 

気になっていた人との思いもよらぬ再会に驚くルナマリアさん。

 

「特務隊フェイス所属、アスラン・ザラだ」

 

オーブのアレックスとしてではなく、

ザフトのアスラン・ザラとして、ミネルバにやって来たアスラン。

これからは再び、ルナマリアさん達と行動を共にすることになります。

 

しかも、特務隊のフェイス所属ということは、

ルナマリアさんよりも地位が遥かに上なので、

以前のように軽々しく口を利くことはできません。

 

「ねえねえ、何やってんの〜?」

「うわ……」

 

バカが来ました。

 

「あ〜!あんたはアスハの馬車馬!」

「ちょっと、シン、空気読んで!」

 

久々に開幕するシンちゃん劇場。

ニュースの生中継の最中に酔っ払いが割り込んできたような、

何ともいえない気まずさが辺りに漂います。

 

「ちょっと、アスランさんはフェイスなのよ!」

「あ〜? 知らないよ、そんなバンド」

 

ルナマリアさんの言葉にも耳を貸さないシン。(それ以前に理解できてない)

これ以上バカに構っていても仕方がないので、

シンのことは放っておいて、改めて敬礼することに。

 

「乙であります!」

「あれ、みんな何してんの? 小さく前習え?」

 

シンを晒し者にするかのように、一斉に敬礼するクルー達。

しかし、いくら晒そうとも、晒されている本人が気付いていないのでは意味がありません。

 

「……ウチのバカがすみません」

「……いや、もう慣れたから大丈夫だ」

 

カガリとのやり取りを何度も近くで見たので、

アスランも生暖かい目で寛容にシンを見守ります。

 

「よくわかんないけど、マネすりゃいいのか」

 

ようやく何となくだけど状況を理解したシン。

しかし、敬礼するには両手の荷物が邪魔です。

 

さあ、その荷物をシンちゃんはどうするのかな?

いよいよ、チンパンジーの実験みたいになってきました。

 

「じゃ、メイリン頼む」

「ほぇ!?」

 

「メイリンちゃんに渡す」という、

我々の想像の遥か斜め上をいく回答を導き出したシン。

 

「イーッ!」

「ちょっと、おい、コラ、シン!」

 

「荷物を床に置く」という選択肢が存在しないシン。

宇宙での生活が長かったので、重力を忘れてしまったようです。

 

「……もういいんで、艦長のところへ案内してもらえるかな」

 

怒りが限界を超えた時、人は冷たく笑うようです。

 

「あ、じゃあ、私がご案内…」

「私がご案内します!」

 

メイリンちゃんの言葉を遮り、アスランに歩み寄るルナマリアさん。

 

「ああ君か、ありがとう」

「いえ、こちらこそよろしくお願いします!」

 

以前、仲良くした女の子に、アスランも爽やかな笑みを返します。

 

「ルナ……」

「お前のせいだ、バカ地味シン!」

 

今日は散々なメイリンちゃん、珍しく不機嫌です。

 

(でも、どんなこと話せばいいのかな……)

 

アスランを案内することになったルナマリアさんですが、

いざ二人っきりになると、なかなか話題が見つかりません。

 

「ふぅ……」

(あっ、なんだか疲れてるみたい……)

 

 

(ここはひとつ、元気な笑顔、笑顔っと……)

 

 

「い、いや〜、お、お疲れでしたね〜」

「……………」

 

ぎこちない笑顔になってしまったルナマリアさん。

 

「ミネルバはいつオーブを出たんだ? オレ、何も知らなくて……」

 

気取りながらも、自らのドジっ子ぶりを告白するアスラン。

 

「ま、まさかオーブに行っちゃったんじゃ?」

「ああ、行った。領空内を我が物顔で飛んだ」

 

 

「じゃあ、攻撃とかされちゃったんじゃ?」

「ああ、された。問答無用でミサイル撃たれた」

 

 

「やっぱり、オーブって嫌な国!」

 

どう考えても、知らずに行ったアスランが悪いのですが、

常に被害者側の立場になって物事を考えるルナマリアさん。

ますますオーブへの不信感を深めていきます。

 

「カガリ・ユラ・アスハにも幻滅ですね!」

「いや、それは……」

 

2人が恋人同士だとは知らないルナマリアさん。

不満の矛先をカガリへと向けます。

 

「大西洋連邦と条約を締結するし、

なんだか変な奴と結婚しちゃうし……」

「それは仕方ないさ……」

 

 

「って、結婚!?」

 

 

「け、け、結婚って、ケ、ケ、コケーッ!」

「えっ、ウソ、知らなかったんですか?」

 

予想だにしない言葉に激しく動揺するアスラン。

結婚のニュースで彼がこんなに動揺するのは、本上まなみの時以来です。

 

「変な奴っていうと、ユウナしかいない!」

「あっ、でも大丈夫ですよ」

 

すぐにオーブヘ引き返そうとするアスラン。

そんな予想外の反応に、ルナマリアさんも大慌て。

ここは少しでも、アスランを落ち着かせねばなりません。

 

「式の途中で誘拐されて、行方不明だそうですから!」

 

ルナマリアさん、とどめの一言。

 

「ゆ、誘拐!?行方不明!?」

 

物騒な単語の連鎖に、卒倒しそうになるアスラン。

 

「あっ、でもでも、身代金とかの要求はまだ!」

 

もはや収拾がつかなくなってしまったルナマリアさん。

 

「あのっ、そのっ、失礼します!」

 

アスランの不安を煽るだけ煽っておいて、

詳しいことを追求される前に、とっととその場を立ち去ります。

 

(そ、そんな、カガリ……)

 

結婚式

途中で誘拐

犯人はルパン

泥棒の仲間に

犯罪者

死刑

 

状況がよくわかっていないせいか、

アスランの被害妄想が次々と大きくなっていきます。

 

よろめきながらも艦長の部屋を訪れたアスラン。

デュランダル議長から受け取った、もう一つのフェイスの勲章は、

艦長に贈られたものでした。やはり贔屓にされているようです。

 

また、デュランダル議長の命令によって、

ミネルバはこのままジブラルタルへと向かい、

スエズ攻略中の駐留軍を支援することになりました。

 

今、一番ゴタゴタしているのがこの地域。

軍隊や民衆がフーリガンの如く暴れまくっているそうです。

おそらく、大久保マジョルカ移籍の影響だと思われます。

 

「で、フェイスって何?」

「ザフトのトップエリートのことさ」

 

艦長がフェイスに任命されたということで、

今まで存在の遠かったフェイスに興味を持つメイリンちゃん。

 

「とっぷ、えりいと……」

 

すごそうな単語の組み合わせに惹かれたメイリンちゃん。

子供って、やたらと「スーパー」とか「グレイト」とか好きですので。

 

(……まだかな、アスランさん)

 

セイバーの下で、アスランの帰りを待つルナマリアさん。

 

 「あ……」

 

そこにセイバーの整備のためにやって来たアスラン。

艦長からカガリを誘拐したのがキラだと聞かされ、

ようやく少しは落ち着いたようです。

 

「……………」

「……………」

 

何か言いたげに見つめるルナマリアさんの横を、

無言で通り過ぎていくアスラン。まだ先ほどのことを根に持っているようです。

 

「無視しないでくださいよ〜」

 

しかし、ルナマリアさんは、こんなことぐらいではくじけません。

 

「私のこと、嫌いなんですか?」

「……いや、そういう訳では」

 

体を密着させ、強引にリフトに乗り込むルナマリアさん。

 

「じゃあ、一緒に行きましょ!」

「あ、はい、うん」

 

ようやくミーアから逃げ出せたかと思ったら、

今度はルナマリアさんに迫られるアスラン。

積極的な女の子にはとことん弱いです。

 

「そんなにショックだったんですか? アスハ代表の結婚」

 

心ここにあらずなアスランを見て、

カガリに少し嫉妬を覚えたルナマリアさん。

ちょっと意地悪な質問をしてアスランを困らせます。

 

「いや、そんな、全然、平気でござるよ」

 

明らかに動揺するアスラン。

完全にルナマリアさんにペースを握られています。

 

「あぁ〜やっぱりショックだったんじゃないですか〜」

「そりゃあ、留守中に恋人が結婚してたら当然だろ」

 

以前、ラクスをキラに奪われたのに続き、

アスランの留守中に、2度も婚約者を奪われています。

 

「でも、おもいっきり政略結婚ですものね。

私だったら、そんなの絶対いやだけど」

 

傷心のアスランをよそに、

理想の結婚について語りだすルナマリアさん。

 

「で、君は何、何か用?」

 

こっちがおとなしく聞いてやっていれば好き勝手にペラペラと。

フェイスの自分に対して馴れ馴れしすぎるのではないか、

ここは毅然とした態度で臨むアスラン。

 

「あっ、私、ルナマリア。ルナマリア・ホークです。

ザクウォーリアのパイロットです。

7月26日生まれ、17歳のコーディネーターの女の子です。

身長は164cmなので、小さい女の子好きには厳しいかも。

でも、できるかぎり頑張りますので、よろしくお願いします!

体重は……言うの恥ずかしいですけど、46kgです。

ちょっと痩せ気味かもしれませんけど、出るとこは出てます。

あぁ、でも、スリーサイズはナイショですよ。

血液型はA型で、趣味は……」

 

エントリーナンバー3番、ルナマリア・ホークさんのアピールタイムです。

 

「……それと、銃の扱いが下手なのは知っているよ」

 

まだ初々しいルナマリアさんを見て、

片意地を張るのがバカらしくなったアスラン。

仕方がないので相手をしてあげることにしました。

 

「うわぁ、さすが最新鋭の機体、色々ありますね」

「ああ、性能もかなりのものだ」

 

初めて見るセイバーのコックピットに、

思わず身を乗り出して覗き込むルナマリアさん。

 

「やっぱり、カメラもすごいんですか?」

「ああ、カメラもすごい。特に角度が」

 

 

「ザクとは違うのね、ザクとは!」

「そりゃあ、違うさ」

 

 

「インパルスっていうか、カオスとかと同じね!」

「いや、あんなのと一緒にしないでくれないか」

 

 

「ああっ!この装置はまさか!」

「うん、ちょっと降りてくれないか」

 

このままでは、整備もろくにできません。

 

「座ってみる?」

「えっ、いいんですか? やったぁ!」

 

とりあえずルナマリアさんを満足させるアスラン。

なんだかんだでこの2人、なかなかいいコンビです。

 

「白か……」

 

主人公なのに、こんな使い方しかできず、申し訳なくなってきました。

 

「あすらんざら……っとぉ」

 

早速、キッズgooで検索するメイリンちゃん。

姉妹揃って、対象に興味を持ったら、即検索。

 

「おぉ〜、なんかすごそう!」

 

元よりミーハー気質のメイリンちゃん、

一度興味を持ったら熱するのも早いです。

モニターに写っているアスランの写真をまじまじと見つめ、

横のイザークやディアッカには目もくれません。

 

「……………」

 

一方、こちらは久しぶりに登場のステラさん。

ぼんやりと艦の上から海を眺めています。

どうやら今日は低血圧モードのようです。

 

「……あ、」

 

ようやくカメラの存在に気付いたステラさん。

テレビに映るのは久しぶりなので、多少緊張気味です。

 

「なんだ、あのお嬢ちゃんは?」

「……………」

 

そこにくたびれた軍人2人組が。

 

「おう、お穣ちゃん、何してんの?」

「……うみ」

 

普通の女の子がこんなところにいるわけないのですが、

何も知らずに声をかけてくる中年軍人。

 

「うみ、みてるの、すき……」

「何だコイツ、天然ってやつか?」

 

独り言のように、ボソボソと呟くステラさん。

 

「じゃあ、こっちも天然なのかな〜?」

 

いやらしい顔つきで、ステラさんの胸に手を伸ばす中年軍人。

そのセクハラ部長ぶりを発揮しようとした、その瞬間、

 

「はい、お楽しみはそこまで〜」

「えっ?えっ?えっ?」

 

いきなり銃を突きつけられ、混乱するセクハラ部長。

若者グループによる、用意周到なオヤジ狩りの一部始終です。

 

しかし、同じ艦の軍人相手に少々やりすぎのアウル。

そんな彼を止められるのはステラさんだけですが。

 

「うみ……うみのもくず」

 

こっちはこっちで、物騒なことを呟くステラさん。

 

「ひいぃ〜沈めないで〜!」

 

コンクリ詰めにされ、海に投棄される前に逃げ出す軍人達。

 

「で、まだここにいんの?」

「うん……」

 

そんな騒ぎに気付いていたのかいないのか、

ぼんやりと海を眺めたままのステラさん。

 

「くじら、でるかも……」

「ネオが呼んでたぜ」

 

 

「!」

 

「ネオ」の名前を聞いた途端、

表情がパァーっと明るくなるステラさん。

 

「今日もお面かぶってる?」

「おう、バッチシかぶってるぜ!」

 

お目当ては、楽しい仮面です。

 

「あの下どうなってんだろうな〜?」

「うん、絶対すごいよ!キラキラだよ!」

 

子供達の夢を壊さないためにも、

ネオは今日も仮面をかぶり続けます。

暑い日も寒い日も、歯医者に行くときとかもずっとです。

 

「ようやく見つけたぜ、子猫ちゃん」

 

そんな優しいネオ隊長ですが、

ついにレーダーにミネルバを捕捉しました。

 

「……いや、本当、どこ行ってたんですか」

 

約2ヶ月かけて探し回り、ようやく見つけました。

 

ルナマリアさん、メイリンちゃん、ステラさんの登場によって、

このサイト的には非常に盛り上がってきたところで、

さ〜て、来週のルナマリアさんは、

 

英語使ってるけど、要は手抜き総集編です。

 

 

再来週に続く。