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【テキスト】お姉ちゃんといっしょ

 

2005.1.17

 

「第2クールスタート、でも出番なし!」

 

新OPとともに、気分も一新していきたいところですが、

いつものように、ルナマリアさんの出番はなし。

無駄に躍動感溢れるポーズが余計に哀愁を誘います。

 

「どうして、ラクスさんが狙われたのかしら?」

 

前回の反省会を行なう一同。

アッシュと隊長の話題で盛り上がった後、ようやく本題へ。

 

「やはり、美しさは罪なのでしょうか?」

「どの世界にもマニアはいるからね」

 

 

「もしや、彼女を狙ったと見せかけオレを……」

「それはないわ」

 

ラクスが狙われている以上、この場に留まるわけにはいきませんが、

彼女を狙ったのがザフトだったので、プラントにも行けず。

かといって、他に行くあてもないので、動きようがありません。

 

そんな時、カガリの従者であるマーナさんが、

これからやるべきことを持って来てくれました。

 

「これを……カガリお嬢様からキラ様へと」

 

マーナさんが持ってきたのは、一通の封筒。

 

「ラブレター?」

「ビール券?」

「普通のお手紙です」

 

 

「この度、カガリお嬢様が結婚することになりまして」

 

 

「け…」「結婚!?」

 

その言葉に誰よりも早く反応するマリューさん。

仕事柄、どうしても婚期を逃がしがちです。(恋人は戦死するし)

 

「でも、セイランのやりようといったら!」

 

カガリの意志を無視したユウナの強引なやり方に、マーナさんも怒り心頭。

 

「あなた、何その服、ふざけてるの?」

「いや、あの、その、オレは虎だから……」

 

怒りの矛先が虎に向いている間に、手紙を読むことにしましょう。

 

「キラ、アニメやドラマの手紙って、

どうして本人の声が聞こえるんだろうな」

 

手紙には、カガリが今の心境を切実に書き綴っていました。

全て日本語で書かれているのですが、キラは読めるのでしょうか。

この世界の言語がだんだんわからなくなってきました。

 

「メールで送ればいいのに……」

「カガリさん、携帯持ってないのかしら」

 

 

「私はユウナ・ロマと結婚する」

 

それにしてもカガリ、字が汚すぎです。

突然、結婚が決まり、精神的に不安定な状況なので、

仕方がないかもしれませんが、指輪」の字とか酷いです。

 

「これが18歳の女子、それも一国の首長の字か……」

「ゆとり教育が生んだ弊害ですわ」

 

 

「同封した指輪はアスランがくれたものだ」

 

 

「へぇ〜、アスランもやるなあ」

「奴にもカワイイところがあるじゃないか」

「若いっていいわね……」

「私にはハロしかくれなかったのに……」

 

指輪を渡したことは、2人だけの秘密だったのに、

本人の知らぬ間に、みんなの前で晒されるアスラン。

 

「……あいつが帰ってきたら、お前から渡してくれ」

 

それが、カガリからキラへの最後のお願い。

 

「わかったよ、カガリ……」

 

そんなカガリの言葉を重く受けとめ、

 

「僕がアスランと結婚する!」

 

間違った方向に解釈したキラ。

 

一方、式場は準備完了。

あとは花婿と花嫁の到着を待つばかりです。

 

「カガリでございます」

 

セレブなサザエさんみたいな髪型にされたカガリ。

 

「うん、綺麗にできたねえ」

 

花婿のユウナはいつもと変わらない髪形。

元から変な髪形なので、これ以上いじりようがなかったのでしょう。

 

「でも、ちょっと髪が残念だな……」

 

父親(髪が残念な人)の横で、酷いことを言うユウナ。

このまま2人で式場へと向かいます。

 

「これが、2人の愛を運ぶ車さ!」

「何これ、白アリ?」

 

2人の前途を表すような、素敵な車がお出迎えです。

 

(……だが、これも運命だ。番組タイトルだ)

 

すでに覚悟というか、諦めを決めたカガリ。

特に抵抗する様子もなく、車に乗り込みます。

 

「ほら、マスコミも山ほどいるんだぞ、もっとにこやかな顔して」

 

それに、こんなユウナでも、結婚すれば、

何か良いところが見つかるかもしれないし。

 

「こういう時、どんな顔をすればいいのかわからない……」

「……笑えばいいと思うよ」

 

 

「こんな風にね!」

 

「微笑みの奇行子」ユン様による、にこやかな笑顔です。

 

(……やっぱ、ヤダ、この人キモイ)

 

改めて実感するカガリ。

嫌なものは嫌だからしょうがありません。

 

その頃、キラ達はアークエンジェル復活の準備を着々と進行中。

どこに隠してあったのかわかりませんが、おそらく地下でしょう。

とりあえず設定に困ったら、地下に隠しておいたことにすれば安全です。

 

「……これで本当に良かったのかしら?」

「わからない、でも……」

 

アークエンジェルに乗り込むということは、

平和な日常を捨て、再び戦渦に身を投じることになります。

 

しかし、誰かを守れる力があるのなら、

力を使わずに後悔するより、誰かのために使いたい。

過去に守ることの出来なかった人達が、キラの脳裏に浮かんできます。

 

(……いい加減、成仏させてよね)

 

毎回、回想シーンに入る度に殺されるフレイ様。

懐かしのアニメ特集における、ネロとパトラッシュなみの死亡率です。

 

「空を自由に飛びたいな〜♪ ハイ、アークエンジェル♪」

 

憧れのアークエンジェルの副操縦席に座って、ウキウキの虎。

操縦席のノイマンは見知らぬオヤジが隣りに座り、非常にやりにくそうです。

 

「あの〜虎さん、こっち座ります?」

 

虎が目の前に座っていると、気が散って仕方がない。

長い孤児達との生活で、幼児の扱いに慣れたマリューさん。

ここは、とりあえず虎を満足させておいて、飽きてどこかに行くのを待ちます。

 

「いや、艦長は貴女だ。マリュー・ラミアス」

 

先の大戦を潜り抜けたアークエンジェルにとって、もはやクルー達は一つの家族のようなもの。

その艦の艦長であるマリューさんの存在の大きさを虎もよくわかっています。

その割には、トールの座っていた副操縦席に何の遠慮もなく座っていますが。

 

「虎さんのおっしゃる通りですわ、艦長」

 

同じく、何の遠慮もなく座っているラクス。

 

(艦長……いい響きね)

 

満足げなマリューさん。

今までやりたくもない整備工をやっていたのも、

虎の不味いコーヒーを飲んでいたのも、全てこの時のためです。

 

「アークエンジェル、発進!」

 

2年ぶりに暗い地面の底から、太陽の下に浮上したアークエンジェル。

 

「そして、キラ・ヤマトも発進します!」

 

戦艦があった方が出撃時にセリフを言えるので、キラも嬉しそうです。

 

式場では、いよいよ式が始まってしまいました。

大人の階段を上るカガリとユウナ。

 

(立派ザマス、ユウちゃま)

 

出席者のほとんどがセイラン家の関係者。

どうやら、ユウナは母親似のようです。

 

やる気のない神父から、2人の愛を誓わされるカガリ。

もはや、誰かが乱入しない限り、この結婚を止めることはできません。

 

(……私を守るんじゃなかったのか、アスラン)

 

このまま、誓いのキスをすることになって、

ユウナの粘着性の舌が、カガリの口内を這いずり回るのか。

(途中で吐いちゃったらどうしよう……)カガリが思ったその時、

 

「ちょっと、待ったあ〜!」

 

「だ、誰だ?」

「来てくれたのか、アスラン!」

 

 

「迎えに来たよ、カガリ!」

 

フリーダム、只今参上。

 

「お前じゃないだろ!」

 

ドッキリでカガリを喜ばせようと思っていたのに、

逆にカガリから突っこまれるキラ。

 

「そんなこと言わないで、さあ!」

 

戸惑うカガリに迫るフリーダム。

花嫁のピンチに、ユウナの男気が試されます。

 

                          

               花嫁を見捨てて逃げるユウナ

 

 

「何をする、キラ!」

 

首相の結婚式にMSで乱入し、そのまま花嫁を誘拐。

オーブ全体を敵に回すようなこの行為、たとえ弟とはいえ、

個人的な理由からの行動だとしたら、許されることではありません。

 

「義理の兄があんなのじゃ、やだもん」

 

極めて個人的な理由でした。

 

「では、花嫁はもらっていきます」

 

カガリを連れたまま、飛び去って行くフリーダム。

結婚式を屋外で行なったのが、ユウナの運の尽きです。

 

「どどどどど、どうしよ〜!?」

「お、落ち着いてください!」

 

ユウナ、テンパる。

 

「何だコノヤロー!」

 

とりあえず、猪木のモノマネをして気持ちを落ち着かせるユウナ。

(結婚式後の宴会で披露する予定だった)

 

「見てカガリ、鳥がたくさんいるよ!」

 

まるで映画のワンシーンのように、鳥達がフリーダムの周りを飛んでいます。

 

「そんなのはいいから、さっさと降ろせ!」

 

ウェディングドレス姿のまま、上空数百メートルに連れて行かれ、

寒いわ、怖いわ、来たのがアスランじゃないわで、気分は最悪のカガリ。

 

「もう、何を苛立ってるんだか」

「いや、普通怒るだろ、バカかお前」

 

久しぶりの姉弟のご対面は、誘拐の最中でした。

 

「そこのフリーダム、止まりなさい!」

 

当然、オーブの戦闘機が追ってきます。

悪いことをしているのは、フリーダムの方なので、

こちらから攻撃を仕掛けるわけにいきません。

 

「ごめんなさ〜い!」

「ごめんで済んだら、フリーダムはいらねえよ!」

 

ですが、罪の意識があれば、別に撃ち落として構いません。

 

 「ただいま〜!」

 

 

「おかえりなさい、カガリさんも無事ですわ!」

 

 

「オーブ側からしたら、全然無事じゃないけどな!」

 

 

「それじゃあ、とっととズラかりましょう!」

 

 

海中からこっそりと近づき、工作員が拉致し、艦に連れ込む。

やっていることは某国と変わらないような気がしますが、

何はともあれ、アークエンジェルが復活しました。

オーブとザフトを敵に回し、これから彼らはどこへ向かうのでしょうか。

 

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【おまけ企画】この3ヶ月を振り返って

 

 

今週から無事第2クールに突入したということで、

今回は放送開始から、先日までの約3ヶ月の期間中、

検索してこのサイトを訪れた方が、どのようなワードを検索して来たのか、

ランキング上位の中から、SEED・D関連のワードのみを拾ってみました。

この結果から、みなさんがこのサイトに何を求めているのか明らかになります。

 

 

ランキング上位は「ルナマリア」関連の単語が独占。圧倒的じゃないか。

「ルナマリア様がみてる」のタイトル通り、当レビューにおける主人公の面目躍如です。

(11位に本家が入っているのが気になるところではありますが)

 

ルナマリアさん関連以外の単語では、13位に「ガンダム」がランクイン。

どんなに内容が変わろうとも、ガンダムだけは常にシリーズ皆勤賞。

ドラクエにおけるスライムみたいなものです。

 

男性キャラでは、15位の「アスラン」が最高位でした。

第1クールは完全に、彼が主人公だったのではないでしょうか。

ボケばかりの今作において、唯一のツッコミとして大活躍でした。

 

そして特筆すべきは、22位の「ザムザザー」

初登場から、わずか3週間足らずでのランクイン。

全国のMAマニアのハートをがっちり掴んだようです。

 

25位には「ステラ」が女性キャラとしては、ルナマリアさんに続きランクイン。

ルナマリアさんのライバルにして、天然、ロリ、巨乳と三拍子揃った彼女ですが、

登場回数が少なすぎたのか、思ったよりも票が伸びませんでした。

 

54位に本編の主人公である「シン」がようやく登場。

主人公のくせに、地味だ、ガキだ、シスコンだ(全部事実)と評判の悪い彼ですが、

このサイトでは、そんな彼を批判するのではなく、あくまでネタとして昇華し、

愛すべきバカとして紹介する努力を続けたつもりだったのですが、

ザムザザー以下という衝撃的な結果になりました。

 

その他のキャラでは、59位に「カガリ」、60位に「ラクス」、

64位に「メイリン」、65位に「ミーア」と女性キャラがだんご状態。

 

第2クールはどのキャラが票を伸ばしてくるのでしょうか。

誰が活躍するかによって変わってくると思うので、今後の展開が楽しみです。

 

 

本当に楽しみです。