「エースをねらえ!」レビュー第4話・中編

 

本放送は終っちゃったんですが、一応続けます。

 

 

ひろみが足を引っ張ったせいで、

第2セットを落としてしまった……

 

「何あれ、全然ダメじゃん」

「敵よりも味方の方が怖いわね」

「お蝶夫人もとんだ災難だわ」

「選手として恥ずかしくないのかしら」

「最初から無理だったのよ」

 

ひろみに対して、容赦のないヤジが聞こえてきます。

 

西高の応援席から。

 

まさに針の皀、誰もひろみを助けてはくれないのか?

 

その時!

 

「お黙りなさい!」

 

お蝶夫人がヤジを遮った。

 

「誰です、私のパートナーを動揺させるような事を言うのは?」

 

こいつらです。

 

「ひろみ、何なの、今までのプレイは?

負けることを怖がるのはおやめなさい。

たとえ負けたとしても、私はあなたを責めたりはしない!」

 

「それよりも、力を出し切れないまま終る事を恐れなさい。

コートにいるのはあなた一人ではないのよ。私と言う味方がいるのよ」

 

コートでは 誰もが一人一人きり♪

(エースをねらえ!主題歌より抜粋)

 

「あなたのミスは私がカバーします、精一杯プレーなさい!」

 

(やれやれ……)

といった表情の宗方コーチ、あんた何もしてねえだろ。

 

お蝶夫人の一言でひろみのプレイは一転。

 

「ひろみ!」      「はい!」

 

さっきまでとは見違えるようなプレイを見せます。

 

「何なのよ、この威圧感」

「さっきまでとは、まるで違うわ、あの2人」

 

ついに解説役に成り下がる音羽さんグループ。

 

「よし。コレで決まりだ」

「ああ、相手は完全に飲まれてる」

 

その予想通り、

 

竜崎・岡組のマッチポイント!

 

しかし、ひろみがダイブをして転倒!

 

そこに相手のスマッシュが!

危ない!

お蝶夫人がひろみをカバーしてくれた!

「ゲームセット&マッチ。西高、竜崎・岡!」

 

「やったー!」(マキ、藤堂、千葉)

「麗華すわぁーん!」(尾崎)

 

試合終了と同時に会場から去っていく音羽さん

 

「大丈夫?」

「大丈夫です、すみません」

 

ついにお蝶夫人の信頼を勝ち取ったひろみ。

めでたし、めでたし。

 

 

 

といきたいところだが、

 

ひろみに近づく不穏な影…

 

「無理をするな…」

さあ、毎回恒例のセクハラタイムのスタートです。

「あ、そんな事…」

二の腕タッチキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

「全然たいしたことないです…」

 

「万が一のためだ!」

脇の間に顔を入れた!

さあ、大技が炸裂しますよ。

お姫様抱っこキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

2004年になって初めて見ましたよ。

「まだ、決勝が残ってるんだ!」

 

何故か遠くを見つめる宗方コーチ。

彼の瞳は何処を見ているのでしょうか、誰にもわかりません。

 

そのままお持ち帰り。

 

それを呆然と見送るお蝶夫人と、

「仁…」

嫉妬に燃える過去の女。

 

ついに四角関係にまで発展してしまいました。

 

 

その夜のひろみ。

 

「そしたら、お蝶夫人、何て言ったと思う?」

何やらブツブツと独り言を言っています。

 

「誰です、私のパートナーを動揺させるような事を言うのは?」

 

「だってぇ〜!エヘへへヘ…」

急に悶えだすひろみ。

 

ひ、ひろみが壊れた!

宗方コーチめ、一体ひろみに何をした?

 

「ねえ、聞いてんのゴエモン!?」

「ニャ〜(知るか)」

「こうなったら、絶対に優勝するぞー!」

夜空に吠えるひろみ。

 

「オー!」

 

その頃、宗方コーチは一人、何やら書き物をしていました。

 

「ピンポーン」

 

突然、玄関のチャイムを鳴らす音が、こんな時間に一体誰が?

 

後編に続く。

 

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