無人島上陸編

ついに見近島に着く

そして、僕たちは文字通り自分の足で無人島に辿り着いた。

陸続きでも無人島!(夜の無人島編)

人は自分たちの他に誰もいない場所に来るとどういう行動をとるのか?
そういった極めて学術的興味を抱いた僕は自分と相棒の行動を観察していた。

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その1,本当に無人か、とりあえず叫んでみる。

その2,とりあえず、暑いのでほぼ裸になる。

その3,それでも、無人だとわかると完全に裸になる。

その4,裸になってから、反省して下着くらいは身に付ける。

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こういった行動が一般的じゃないかと思った。

それはさておき、僕たちはこれからの行動を考えてみた・・・・。

食べて、寝て、泳ぐ・・・・そのくらいしか思い浮かばない。

でも、それでいいと思った。ここには誰もいない。自由だ。

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そろそろ辺りが暗くなってきた。コンロで食事を作って胃袋を満たしてから
島の北側の海岸に出てみた。砂浜はさほど広くはないが、二人には充分だった。

それから、泳いで、景色を見て、また泳いで、時々思い出したように叫び声をあげた・・・

「おーーい!本当に誰もいないのかー!!」

返事はない。本当に無人だ。しばらく叫んでいたが自分があほに思えてきてやめた。

でも、相棒はまだ叫んでいる。ま、いいか。誰に見られる訳でなし・・・。

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やがて、日も落ちすっかり暗くなって、潮も満ちてきた。

見近島海岸の夜

続いて「プライベートビーチ編」です

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