唯一
この世界には同じものは存在しない。
世界には、同じ人間が三人いて、ドッペルゲンガーといわれている。
それに会うと殺される。とか、
同じ鉛筆1ダース。とか、
機械でも出来ないコンマ8桁とかの微調整が、長年の感と経験で出来る人間国宝や職人達。
人が、同じものだと感じる。それは、人には同じにしか見えないからだ。
もっといえば、人には限界があるからだ。
ドッペルゲンガーだって、同じじゃない、見た目いっしょでも、考え方が違えりゃ、動きも違う。
鉛筆1ダース、机の上にばらまいて見る分には、同じに見えるかもしれないけど、顕微鏡で見たら、全然違うだろう。
指紋だってそうだ、注意しなかったらまったく同じに見える。しかし、それを見極める人がいて、それを職業にする。
大体、見極めることは、大切なことで、ずば抜けてそれが出来るだけで、人間、誰からも尊敬される。
コンマ8桁の世界を、経験で知る職人だって、その世界を見極めれるからすごいと言えよう。
物を作るには、見極めが必要。その見極めも人間には限界がある。
だから、同じという言葉が生まれたのだと思う。
だから、世界の数ある女性の中から、一人を見極める。
これがなかなか至難な業であり、見極めるこちら側も一人一人違う感性なので、
それがかなったときは、本当にその人が、
唯一の人である。