存在
自分は存在していない。そう感じるときがある。存在するということ、それは生きていることではないと思う。
確かに生きているということは存在しているということであって間違えではない。
でも今言っている存在はそういうことではなく、存在というこの一言の話しだ。
存在、それは、意識だ。それも他による意識。要するに、認識されることだと思う。
数々の有名な賢者。名を歴史に残す彼らには確かに存在というものがあった。
彼らは生きていなくても存在する。その点俺は存在していない。いや、他にとって存在していない。
小さな範囲で存在はしているかも知れないがもっともっと大きな範囲で存在したい。
そこにドアがあると認識するからドアが存在するんであって、そこにドアがあると認識しないなら
そこにドアは存在しない。哲学の偉い人が言っていた。
人が本当に死ぬとき、それはその人の存在が忘れさられたときだ。ドクターヒルルクが言っていた。
だから、存在しようとする。愛されるために。