大人

 

自分の中で大人に対する考え方もいろいろと変わってきた。

今自分の置かれている位置は、自立していないから大人でもないし、かといって二十歳を過ぎているから子供というわけでもない。

このちょうど中間に当たる存在だと感じている。

それだから、子供、大人に対する見え方が少し変わってきているんだと思う。

中学という大事な時期。俗に言う不良。この言葉はあまりよくない。というかダメだ。

僕の中では、少し大人に反発する子ぐらいで止めておきたいとこだ。

彼らが、教師や他の大人に反発する理由、それを自分なりに考えてみた。

それは、彼らはきっと大人に汚されたくないから必死に抵抗しているんだと思う。

自分が中学の時は、そんな考えはまったくなかって、あいつらはなんで先生とかにあんなに反発するんだろう、

何にむかつくんだろうとか考えていた。

しかし、教師の立場から見た現在、彼らはどうもすべての大人に対して反発したいんじゃないねって思ったんやね。

例えば、同じ教師でも、講師の方、非常勤の方、教育実習の方と全然接し方が違うし、尊敬できる先生、尊敬できない先生とか、やっぱり違う。

子供は、最強である。

それも中学時代ともなると、心のセンサーが超敏感に反応している。

大人は、卑怯だ、言っていることがウソだらけのうえにそれを強引に押し付ける始末だ。

例えば、市民を取り締まる警察が、不祥事を起こす。生徒を指導する教師がわいせつ行為で捕まる。

国を動かしている政治家が、お金を裏で操っている。

みんなみんな分かっていて、上の権力に屈している。

子供、族、不良などなど

彼らは、そこに入りまいと必死にもがき苦しんで、自分のことをアピールし、そこに仲間が集まってきているのかも知れない。

そういう彼らも大人になるにしたがって社会を受け入れなければならない。

何も彼らだけじゃなく自分にも言える。

まだ学生という甘い蜜の中にいきているのではっきりとは言えないが、

社会は強引かつ厳しくそこにあるルールに従わなかったら干されてしまう。

自分が正義だとしても。

これから見るであろう世界。

でも、自分の中の声はここに残しそれを思いだし、信念は曲げたくない。

がんばれ若造!!

 

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