今日この頃

運鈍根

好運と愚直と根気。ことを成し遂げるのに必要な3条件としてあげられる。

「バカ」になれる人ほど「人望」がある
商売科学研究所  伊吹 卓 (大和出版)

この本によるとバカな人ほど人に好かれるとある。確かに、えらそうに踏ん反り返った人よりも、分かってないということをしっかり言う人の方が好かれるかもしれない。また、バカバカ、バカ賢い、賢い賢いはダメで、賢いバカがいいらしい。どういうことかというと、バカバカはもうどうしょうもない人やね。バカ賢いは、バカなのに知ったふりをする、いわば知ったかの人で、賢い賢いは、自分が一番偉いと思って他人の意見より自分という人のことをいい、最後の、賢いバカは、賢いけどバカになれる人をいう。この最後の賢いバカの人が人に好かれるらしく、この話しを読んだときに、志村ケンを思い出した。賢いけど、バカになって人を笑わすことができる。そういう人は、確かに好かれている。周りを見回してもそうだ。友達のプノペは、飛び級するほど頭がいいが、そんなことは気にもかけず、回りに笑われることばっかりして、みんなに気に入られている。バカになるには、けっこう頭を使うと思う。だから、バカになるにも、賢くないといけないのかもしれないと思った。

人の力をどのようにして見分ければいいのだろうか?

example

こんな例が載っている。
日本電産(株) 永守 社長 が採用試験で実際に用いた試験を紹介していた。

昭和 51年 大声試験
    53年 早メシ
    54年 便所掃除
    55年 早く試験に来た人を採用
    56年 留年組みばかりの中から採用

この中に実際やってよかった試験が一つある。
その試験に通った人は、同社の中心核になっている。
その試験とは・・・

早メシ試験である。

特別製の固いメシを十分以内に食べた33名を無条件に採用したらしい。
この試験を、幹部にも試したらほとんどの人がクリアしたらしく、さらに、タイムが早かった人ほど早く出世しているらしい。大変興味深い例である。