完璧
いくら完璧に仕上げたと思っても、どこか欠けていたり、訂正されたり。
なぜだろう。
よくよく考えるとこの世はすべて不完全な形で存在する。
ニュートンの法則、F=mα、すべての力学の中心であるこの式が、
すでに完璧じゃないんだから、他の法則も不完全だ。
そこの新しい家、絶対に完璧じゃないはずだ。
どこか壁の隅に汚れがあるはずだ。
人が作る以上完璧はない。
完璧は、目標や夢のようなものだ。
だから、もし宿題をやってきて、完璧に仕上げたかと訪ねられたら、
いえ、完璧は存在しませんと反論しよう。
きっと、落とされるはずだ。