いばらの道

 

 

時を越えて響く鐘  時空を曲げて戻りたい

あの時感じた熱い気持ちがいつかの夢のように心を蝕む

帰りの自転車置き場で  あのときもしもチェーンが壊れなかったら

今は近くにその存在を感じているかもしれない

あの時もしも自分の気持ちを伝えていたら

今はその子の息を感じているところかもしれない

どうしても避けられない時間の流れ

時はときにやさしく流れ

時はときに強引に流れ

残酷にも現実を見せつける

ああ、今何をしているのか

同じ空を見ているのにそのこの存在はまるでない

悲しき恋の物語  みんなが通るいばらの道

 

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