気の遠くなるようなお化粧直し
キャビンは経年のため木工部、内装ともに傷みと汚れとカビでいっぱいでした。 しかし、昔の船の造りのよさには惚れ惚れ!外せる物は全部外して 洗って磨いて塗り直しです。細かくデリケートな部材や飾りが多く 気の抜けない作業がやってもやっても終わりません。
赤黒く変色していたバルクヘッドもなんとか満足行く程度に塗りなおせました。 太いFRPのハリも綺麗に白く塗って、キャビンもだいぶ明るさを取り戻しました。
素人のやれる範囲でとはいっても、本当に気の遠くなるような時間がかかります。 必要な工具から買い足して、ヤスリ類、ステイン、ニス、FRP用塗料に高価な染めQなどなど 時間とコストはうなぎのぼり!
キャビン内の細かい飾り止め。殆ど全てが チークの無垢材です。素晴らしい!でも、大変。
床も全てはがしてまったく違う色調に塗りなおしました。
使い込んだガステーブルも交換。適合サイズ のものを見つけるのが大変でした。ジンバル も金属疲労で分解する始末でおおわらわ。
編み模様に写ってますが、元々は白いパンチングを施した内装材です。 カビ・ヤニ汚れで褐色になっていたのですが、代替品がないので 何回も洗浄してから「染めQ」で染め直しました。