**** ご注意 ****
重ねて申しあげますが・・・【 ぱろでぃ 】 です。
皆様ご存知の あの歌 あの映画 この歌・・・ パクリ捲くりです。
それでもいいよ、という寛大なお方のみ、どうぞお進みください。
苦手な方、不愉快に思われる方、 ⇒ Please
go back.
再三ご忠告しておりますので作品の内容・設定等に関する苦情は一切受け付けません、
ご了承ください。 では、どうぞ♪ ↓
『 うたかたの日々 − (1) − 』
ねえ あなた、 おぼえてる?
流れに浮かぶ うたかたの それでも束の間 輝いていた あのころ
なにもなかった 何も持っていなかった でも 怖いものもなかった
きみの笑顔が あなたのぬくもりが あればそれで充分だった
ねえ、あなた。 ・・・・おぼえてる?
そんな二人の うたかたの日々
かちん・・・
窓ガラスが ちいさな音をたてた。
「 ・・・・・・・ 」
低いちゃぶ台に俯いて縫い物をしていた少女は ぱっと顔を上げた。
亜麻色の髪の間からのぞく白い頬が 淡く染まってゆく。
針を置き、手元に周囲に散らばる布を片寄せると少女はゆっくりと立ち上がった。
かちん・・・
またひとつ。 北側だけにある窓に何かがぶつかった。
「 ・・・ふふふ。 もう。 せっかちなんだから・・・・ 」
小さく、でも楽しげに呟き少女は壁づたいに窓へにじり寄った。
・・・ ガタ ・・・ ガタガタ
古びた木枠が軋りながら のろのろと動く。
「 ( お帰りなさい ジョ−! ) 」
「 ( ただいま、 フランソワ−ズ!) 」
やっと開いた窓の隙間から 少女は路上の青年に手を振った。
二人は笑顔だけで言葉をかわす。
「 ( お風呂、行く? ) 」
「 ( うん。 待ってるから。 ゆっくり降りておいで・・・ ) 」
少女が差し上げてみせた風呂敷包みに 青年は大きくうなづいた。
「 ( いま、行くわね!) 」
「 ( ・・・ 気をつけて・・・ ) 」
窓辺を離れた少女は 壁に掛かっていたコ−トを羽織ると
風呂敷包みをしっかりと抱いてその部屋を出ていった。
華奢な肩が左右に大きくゆれ、引き摺っている左足が古びた床を一層きしませていった。
「 ・・・ お帰りなさい! 」
「 ただいま。 」
共同の玄関の陰で青年は少女に手を差し延べ そのまま抱きしめた。
「 なんだ、こんなに冷えて。 炬燵に入っていなかったのかい。 」
「 昼間はそんなに寒くなかったの。 ・・・それに わたし一人の時は電気がもったいないでしょ。」
青年の腕の中で 少女は彼を見つめて明るく微笑んだ。
青白かった頬はいま、朱鷺色に輝いている。
「 ・・・ きみってひとは、 本当に。 」
「 まあ、ジョ−はとっても温かいのね。 お仕事、キツかったの? 」
「 いや。 きみに早く会いたくて、走ってきたのさ。 」
「 ジョ−・・・。 」
細い腕が 青年の首に絡められた。
「 ・・・ さあ、風呂にゆこう。 この時間なら空いているよ。 」
「 そうね。 ふふふ・・・ねえ? 上がるとき、なにか合図をして? 」
「 え・・・風呂屋でかい。 」
「 ・・・だって。 いっつもジョ−が後じゃない? わたし、ちゃんと時計をみて出てくるのに。 」
「 あ〜 そうかぁ・・・。 う〜ん・・・ 名前、呼んでいい? 」
「 ・・・ ちょっとはずかしい、かも。 」
「 う〜ん? どうしようかな・・・あ、じゃあさ。 口笛,吹こうか。 ・・・・・ね? 」
ぴゅるる・・・と青年は短い旋律を吹いてみせた。
「 いいわ。 せっかく温まっても、ジョ−を待っているとまた冷えてしまうもの。」
「 ・・・ごめん。 」
青年は腕を回して 少女を引き寄せた。
夜空 には星々が凄絶なほどの煌きを見せ、今夜はそれだけ大気も冷え込んできている。
薄いコ−トの下で 細い身体が小刻みに震えている。
− このコ−トじゃ 寒いよな・・・。 せめてマフラ−でもあれば。
「 ・・・あら、なに? 」
「 ふふふ。 ほら・・・ ちょっとでも温かいだろ? 」
風呂敷包みの中からタオルを引っ張り出し、青年はふわり、と少女の首に巻いた。
黄色いタオルが亜麻色の髪の周りで揺れる。
「 まあ・・・。どう?似合う?おニュ−のマフラ−♪ ふふ・・タオルには見えないわね。
はい・・・ ジョ−も。 」
「 ・・・あは。 おそろいだ。 」
背伸びして少女は青年の首にタオルを巻きつけた。
「 もう寒くない? 」
「 ええ。 ・・・・あ、もうひとつ。 」
青年のジャンパ−のポケットに 少女は手を差し入れ彼の大きな手を握った。
ね?と少女の碧い眼が笑みをふくんで青年を見上げる。
「 て・ぶ・く・ろ・・・ ♪ 」
「 ふふ・・・帰りは反対側、な。 」
「 ええ。 」
行き交う人々は オ−ヴァ−の襟をたてマフラ−に顎をうずめ足早に去ってゆく。
「 ・・・ きみがいれば。 ぼくはいつも寒くなんかないよ。 」
「 ・・・ わたしも・・・ 」
真冬には薄すぎるコ−トの裾を 夜風がひらりとなぶった。
ぴたりと寄り添って歩く二人には 意地悪な夜風の割り込む隙間はどこにもなかった。
じゃあね、と手を振って二人は左右に別れ風呂屋の暖簾をくぐった。
町内の目印にもなっているこの古い風呂屋は こんな時間になってもまだ人影がある。
仕舞い湯までには、 まだちょっと余裕があるこの時間帯に、
近所のお馴染み達が一日の疲れを流しに三々五々、やって来ていた。
「 ・・・ こんばんは。 」
「 いらっしゃい〜 今夜は冷えるねぇ、フランちゃん。 ああ、あんた達はいつも仲が良いから
寒くなんかないか。 」
「 ・・・え ・・・あ。 そ、そうですね・・ 」
「 さあさ。 ゆっくり温まっていって頂戴。 」
「 はい、おばさん。 」
番台の女将さんの軽口に 少女は冷え切っていた頬を真っ赤に染めた。
古びているがきっちりと掃除が行き届いた脱衣場に人影はまばらだ。
かつ---ん。 ばしゃっん・・・
はははは・・・
湯気で曇った大ガラス戸のむこうから 賑やかな音がひびく。
てばやく服を脱ぐと 洗面器片手に少女はゆっくりとお湯殿へむかった。
「 ・・・ こんばんは ・・・ 」
すこし重いガラスの引き戸をあけ、滑らないようそっと足を踏み入る。
「 あら。 こんばんは。 今日はいつもより早いねえ。 」
「 ああ、お待ち。 そこは滑るよ、ほら・・・つかまって? 」
「 ・・・・ ありがとうございます、すみません、おばさん。 」
入り口ちかくにいた中年の女性が 飛んできて少女に腕を貸す。
「 なんの・・・ お互い様だよ。 さ、ここが空いてるから。 」
「 はい、いつもすみません。 」
「 またまたぁ。 こっちこそいつも仕立て物を手伝ってもらってさあ。
あんた、器用だし仕事丁寧だから 本当に助かってるんだよ。 」
にっこりと微笑み、少女はお湯の蛇口をひねった。
高い天井に湯気と水音と笑い声がこだまする。
一日の疲れを流し、ゆったりと温まり誰もがほっとしている様子だ。
「 ・・・あ・・・ 」
「 ・・・おっと。 ほら。 」
つるりと手元を逃げ出した石鹸を 隣で髪を洗っていた老婆が捕まえてくれた。
「 あ、ありがとうございます。 すみません・・・ 」
「 いいって。 ・・・ねえ、フランちゃん、聞いてもいいかい。」
「 はい? 」
ざぁ〜っとシャンプ−を流してから 老婆は遠慮勝ちに言葉を続けた。
「 あんたの脚さ。 ・・・うまれつき、かい? 」
「 ・・・え? あ、いいえ。 これは・・・事故で。 」
「 事故? 」
「 ちょっと。 トメさん? 」
少女の反対となりの女性が たしなめ顔で声を送った。
「 あ、いいんです、おばさん。 別に隠すコトじゃないから。
船の大きな事故でわたしの両親は亡くなり兄は行方不明で・・・
わたしも大怪我をして・・・こんなになりました。 子供の頃のことですわ。 」
「 ・・・・ そうかい・・・。 そりゃぁ・・・ 災難だったねぇ。 」
「 でも。 今は元気だし、この街でこうやって皆さんに助けて頂いてますから。 」
「 それに、素敵なカレシもいるしね? 」
「 あははは・・・ そうそ。 もうじきちゃんと島ちゃんの奥さん、だって? 」
「 へえ? そりゃ、よかったねぇ。 島村夫人だね、 それで、いつ? 」
「 ジョ−はすぐにでもって言うんですけど。 せっかくだからわたしのお誕生日に
届けをだすことにしました。 」
「 そうかい、そうかい。 ほんと・・・よかった・・・ 」
「 ありがとうございます。 」
周り中のヒトに 口々に祝福の言葉をもらい少女の頬は薔薇色に上気していた。
「 まったくさ・・・。 島ちゃんも一時はグレてバイク乗り回してさ。 なんてったっけ?
やたら大きな音たててつるんで走る不良どもがいるだろう、あの中に混じってさ。 」
「 カミナリ族っていうんだよ。 そうそう、例のあの赤毛の不良が先頭でね〜 」
「 でも、ま。 あんたと棲むようになって島ちゃん、見違えるほどしっかりした真面目な
青年になったもの。 ・・・ こりゃあ、あんたのチカラだよ。 」
「 それを言うなら 魅力って言ってやんなよ、トメさん。 」
「 あははは・・・ 違いない、ごめんねぇ〜〜 」
どっとあがった笑いの渦のただ中で 少女も澄んだ笑い声をたてた。
− ああ。 この街に来てよかった・・・! ジョ−・・・わたし、幸せよ。
思い通りには動かい脚をタオルで擦っていた少女は 自分の頬を伝う滴に驚いた。
− あら・・・? やだ、涙。 ・・・ふふふ・・・ 嬉しい時も涙ってこぼれるのね。
「 トメさん、坊のお風呂、終わったわよ。 」
「 おお、まっちゃん、すまないね。 」
洗い場の反対側から 赤ん坊を抱いた女性がやってきた。
先ほどの老婆に まるまると太った赤ん坊を差し出した。
「 ・・・あら? この赤ちゃんって・・・ 」
目を見張る少女に ひとつ頷いてみせてから、老婆は声を張り上げた。
「 おお〜い。 ギルモアの爺様〜〜〜 イワン坊は<あがり>だよぅ〜〜 」
「 ・・・おお〜 すまんですのぉ〜〜 ワシもじきに上がりますワ・・・ 」
仕切り壁のむこう、男湯から湯気にこもった声が返ってきた。
「 はいよ。 坊にはあったかく着せておくから・・・ 心配しなさんな。 」
「 この坊や。 ウチのアパ−トの大家さんとこの、ですよね?」
「 そうだよ、ギルモア爺さんの孫さ。 ああ、あんたはいつももう少し来るのが遅いから
ココで会ったことがないんだ? 」
「 ええ。 ・・・ふふふ・・・ 可愛い〜〜 」
にこにことご機嫌な赤ん坊の薔薇色の頬を 少女はそっと撫でた。
「 ギルモア爺さんさ、奥さんにも娘さんにも先立たれて・・・ 一人でこの坊の
面倒をみているんだけどね。 やっぱ男手ひとつってのは何かとねぇ・・・ 」
「 まあ・・・ そうなんですか。 ちょっと抱っこしてもいいですか? 」
「 ほら・・・よ。 ・・・・ああ、いいねえ。 本当の親子みたいだ。
うふふふ・・・あんたもさ、じきにそんなかわいい子が授かるよ、ねえ。 」
「 ・・・え ・・・ やだ、そんな。 」
少女は銀髪の赤ん坊を抱いたまま 真っ赤になって俯いた。
街の片隅の古い銭湯で 今夜も温かい湯と付き合いに人々はほっと心を和ませるのだった。
「 ・・・ジョ−! 」
「 あ〜 やっと来たな〜 遅いぞ〜 」
「 ごめんなさ〜いっ 」
「 わ〜 ・・・ ふふふ。温かいな〜フラン。 」
とん、と自分の腕に飛び込んできた少女を抱きとめ 青年は屈託無く笑った。
「 口笛、聞こえなかった? 」
「 ごめんなさい、みんなで笑ってたりしたから・・・ 随分、待った? 」
「 待った! ・・・ってのはウソ。 なんだかそっちが賑やかだったから
ぼくもゆっくり温まってきたのさ。 」
「 そうなの? よかった。 」
自分の身体に腕を回し支えてくれる青年の胸に 少女はぴたりと頬をよせた。
「 どう? マフラ−より手袋より温かいでしょう? 」
「 うん・・・。 最高だよ。 さあ、冷えないうちに帰ろう。 」
「 うん。 」
夜気がぐんと冷えてきて、二人の頭上では星々までも青白い冷たい光を放っている。
梢だけになった街路樹を揺らせて 北風が吹き抜けてゆく。
「 もっとこっちに寄りかかっていいんだよ。 ・・・大丈夫? 」
「 平気よ、これくらい。 すこしでも動かすようにしなくちゃ。 」
「 ・・・いまに、きっと。 いい医者にかかって・・・ ぼくが治してやるよ。 」
「 ジョ−・・・ いいのよ。 わたし。 今が、今のままで一番幸せなんですもの。 」
「 ・・・ フラン・・・ ほんとうにきみってヒトは・・・ 」
青年は寄り添ってくる亜麻色の頭を しっかりと抱きしめた。
「 ・・・・ ぼくも。 今が一番幸せだ ・・・ 」
溢れてきた熱い涙を こっそりと押さえ少女はことさら明るい口調で言った。
「 あのね〜 今日はね、肉じゃがなの。」
「 わお! 実はさ、すごく腹へってるんだ。 」
「 そう思って・・・ 沢山つくったわ。 ジョ−、好きでしょ?
この前、ジャガイモが安かったから沢山買っておいたし。
それにね。 張さんが仕入れで余ったお肉をとても安く分けてくださったの。 」
「 張さん・・・? 」
「 ほら、あの角にいつも出ている屋台があるでしょう? あそこのご主人。 」
「 ああ、ああ! あの・・・ 太っちょでこうゆう髭の・・・ 」
にょろり・・と泥鰌ヒゲを指で描いた仕草に、少女は声を上げて笑った。
「 そう、そうよ。 ふふふ・・・。 あの、マスタ−。 」
「 あの屋台も・・・随分年季がはいっているよね。 」
「 ムカシは繁華街に大きなお店を構えていたのですって。 でも・・・いろいろあって。
今はあの屋台が<お城>アルよ・・・・って。 」
「 ふうん。 ・・・みんな、いろいろだね。 」
「 そうね。 でも、みんな元気で親切だわ、この街の人達。 」
「 うん。 ・・・ここがぼくの故郷さ。 」
「 ・・・ねえ、ジョ−? 」
少女はちょっと悪戯っぽそうな笑みを浮かべて青年の顔を振り仰いだ。
「 あなた・・・グレてたんですって? ムカシ。 」
「 え・・・ やだなぁ、風呂屋で聞いたのかい。 」
「 そうなの? バイクに乗っていたのは知っていたけど・・・ 」
「 ・・・うん、まあね。 孤児院を卒業して・・・やっぱなにかと世間の目は冷たくてさ。
なにも希望とかなかったし。 自棄っぱちになってた・・・ 」
「 ・・・意地悪、されたの? 」
「 きみだって。 いろいろあったろう? あちこちの施設をたらいまわしにされて・・・ 」
「 ・・・でも。 わたしは、ジョ−、あなたと巡り会えたわ。
それで じゅうぶん幸せ、よ。 」
「 ぼくもさ。 きみがいれば。 ふふふ・・・今日は肉じゃがも待ってるし♪ 」
「 まあ、わたし、肉じゃがと一緒? 」
「 あ、ちがうよ・・・・そんな意味じゃなくて・・・・ 」
あわてた青年に少女はきゅっとポケットの中の手を握り締めた。
「 肉じゃがでもいいわ? 昼間ね、仕事しながらずっとコトコト煮てたの。
きっとジョ−が気に入る味になったと思うわ。 」
「 あまり根を詰めるなよ? 仕立物だけだって大変なのに。 」
ジョ−は眉を顰め もう一度少女の身体を自分に引き寄せた。
「 平気よ。 わたし・・・足がこんなだから・・・家でしかお仕事できないし。
せめてジョ−に美味しい御飯を用意してあげたいの。 」
「 きっと。 きっとぼくが治してやるよ! がんがん働いて金貯めて。
いい医者に診てもらえば。 」
「・・・ いいの。 ジョ−・・・あなたが側にいてくれれば・・・・。」
「 きみが 微笑んでいてくれれば。 」
二人でひとつ。
不思議なカタチになった影が 凍て付くアスファルトの上にぼんやりと伸びていった。
「 ・・・あれ? 」
「 なに・・・ 誰か・・・外でラジオを聞いてるのかしら。 こんな寒い夜に変ねえ? 」
アパ−トへの最後の角を曲がる前に、二人は騒々しい音に気付き顔を見合わせた。
共同玄関の暗い明かりを避けて 誰かがアパ−トの古壁によりかかっている。
耳障りな音は どうもそこから響いているらしい。
「 ・・・あの。 少し音を小さくしてくれませんか。 もう夜も遅いから・・・ 」
少女の身体に回した腕に力を籠めつつ、青年は暗がりにいる人物に声をかけた。
「 あの、すいませんが・・・ 」
「 ・・・ よう。 やっとご帰還かよ。 」
ぼんやりとした弱い明かりの中に のそり、と長身の男が姿を現した。
夜目にも赤毛が ひどく目立つ。
「 ・・・・ ジェット ・・・! 」
「 ふん、相変わらず仲の良いこった。 」
「 フラン、きみはさきに部屋へ戻ってろ。 さ、 早く。 」
「 ・・・え、ええ。 」
青年は 少女を抱きかかえるようにして大急ぎで玄関の中に押し込んだ。
「 ・・・ なんの用だ。 」
「 ・・・・・ 」
パチン、と小さな音がすると騒々しい音楽がいきなり消えた。
急に訪れた静寂のなか、二人の青年がにらみ合って立っていた。
Last
updated: 08,02,2005.
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