皇子は姫の身体を離すと先に立ち、 す・・・・っと手を差し伸べた。
「 はい。 皇子さま。 」
姫は軽く膝を屈め会釈をすると領巾 ( ひれ ) をゆらし手を差し出した。
もう離さない・・・! なにがあっても 一生。
どんなことがあっても 付いてゆくわ 一生・・・!
ジョ−に導かれ彼の手をしっかりと握り フランソワ−ズは <星の河> を渡る。
・・・ きれい ・・・ !
冷たい光に囲まれて フランソワ−ズは思わず感嘆の吐息を洩らす。
「 ・・・ ああ ・・・ きれい、ねえ・・・ 」
『 七月七日に 』 より抜粋
「 ふふふ・・・ ジョ−ったらなかなか良く似合っているわよ?
それってロシア風ねえ。 素敵・・・・!! 」
「 え・・・ そ、そうかな。 なんだかスカ−トみたいで・・・
ちょっと恥ずかしいな〜なんて思ってたんだけど・・・ 」
「 あらそんなことないわよ。 北京オリンピックの時のロシアチ−ムのユニフォ−ムを
参考になさったのですって。 」
「 へえ・・・・ 凄いねェ。 フランソワ−ズ! きみって・・・すごい!
星姫様そのまんまだよ? わあ・・・ 綺麗だなあ・・・ 」
「 あら。 そんなにキレイ? このお衣裳・・・ 」
「 あ・・・ち、違うってば! きみが! すご〜〜くキレイだよ〜〜〜
天女みたいだ・・・ ぼくがあの皇子だったらやっぱし浚ってゆくよ! 」
「 星姫はね、ジョ−。 自分から <河を渡ります>って言ったのよ。 」
「 ・・・あ! そうだったね。 なんか・・・きみらしいよ。 」
「 実はわたしもそう思うの。 あ、お礼! お礼、言わなくちゃ! 」
「 あ〜〜 そうだね! じゃ・・・せ〜の・・・! 」
「「 しぇる様〜〜! いつもいつも凄く素敵なイラストをありがとうございます!!
ぼく(わたし)達もとっても楽しみにしています〜〜 」」
わ〜〜〜〜〜 しぇる様〜〜〜〜 ありがとうございました〜〜〜♪♪
Last updated : 10,04,2008.
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