『 いらかの波と ― (1) ― 』

 

 

 

 

 

 

桜が散ってしまうと周囲の緑たちはぐん! と勢いを増してきたみたいだ。

 

「 ふう〜〜〜〜  いい気持ち! あらあ〜〜 海の前に草や木がいっぱい〜〜〜 

 

フランソワーズは テラスから大きく伸びをして周囲を見回した。

岬の崖っぷちに建つ洋館からの眺めは 眼下に迫る大海原・・・ なのだが。

今は その視界を様々な緑たちが狭めつつある。

 

「 ここってすご〜〜い♪  サクラがサヨナラしたと思ってたら代わりに緑がやってきたわ!  

ふ〜〜ん お買いものついでに散歩して来ようかなあ ・・・

 えっと・・・ 帽子を被らないと日焼けするわね〜 」

 

ふんふんふ〜〜〜ん♪  ハナウタ混じりに彼女は部屋に引き返した。

 

「 それじゃ お買いもの、 いってきま〜〜す 」

彼女は玄関で白い帽子をゆらしている。

「 ああ いっておいで。 荷物が大変だったら配達してもらえばいい 」

「 は〜い。 」

「 ぼく ・・・ 荷物持ちに行けなくて ゴメン ・・・ 」

ジョーが情けなさそう〜〜な顔で博士の隣に立っている。

「 あらあ ジョー ちゃんとメンテナンスを終えてね?  」

「 ・・・ うん ・・・ 

「 すまんなあ〜 ずっとワシが助手を頼んでいたからなあ ・・・ 

 お前自身の事が後回しになってしまったよ。 超高速で済ませるからな 」

「 お願いします〜〜 」

「 博士、 急がないでゆっくり丁寧にお願いしますね。

 じゃあ わたしはお買いもの、行ってきます♪  この下の海岸通りの商店街って

 面白くて ・・・ 大好きなの。  うふふふ〜〜 お土産、あるかも よ? 」

ひらひら・・・白い手を振って彼女は邸の前の坂を下りていった。

「 ・・・・・・ 」

「 一緒に行きたかったか?  まあ 今日は一人でぷらぷらしたいのだろうよ 」

じ〜〜〜〜っと彼女の後ろ姿を見送っているジョーの肩を 博士はぽん と叩く。

「 は あ・・・ 」

「 ま オンナノコの攻略はよ〜〜〜く考えろよ?

 むやみやたらとくっつて周ればいいってコトじゃないからな。

 なにが彼女を喜ばせるか・・・ それが肝心じゃ 

「 へえ ・・・ 博士、 詳しいんですね〜〜 」

「 ふふん、ワシじゃとて無駄に齢を重ねてきたわけじゃないわい。 

 こ〜ゆ〜事は年配者の助言に耳を傾けておくモノじゃよ 

「 は あ ・・・ 」

ジョーは こっそり・・・ため息を吐いた。

 

 

ぎりぎりの逃避行と 全力を挙げての必死の攻防線の後、 サイボーグ達は

ようやく なんとか平穏な日々を勝ち取った。

彼らは ひとまず、日本に拠点を置き海に近い崖の上の洋館に住みついた。

多くの仲間たちはそれぞれの故郷に戻っていった。

 

崖の上の洋館には ギルモア博士と003、そして 009が定住することになった。

001は定期的に005の元とこの邸を行き来している。

 

 

「 わあ〜〜〜 お野菜がいっぱい! 

さくさく坂を下り 国道に出て道なりに進みちょいと脇道のそれると

昔ながらの店舗が並ぶ ― 海岸通り商店街 ― がある。

駅前まででればチェーン店のスーパーがあるし 反対側に突き抜ければ

郊外型の大型モールがみえ、輸入食材なんかもいろいろ揃っているのだが・・・

地元の住人たちのほとんどが この商店街を利用している。

 

「 やおやさん ね。 わ〜〜〜 これはなにかしら、白いすべすべの長いの? 」

「 へい いらっしゃい〜  お ガイジンさんかい?  え〜 はろ〜〜? 」

「 あ にほんご、わかります。 あの・・・ 岬の家に住んでて・・・ 」

「 岬の?  ああ ああ!  あの白髭のご隠居さんちかい!

 そ〜か〜〜 あのご隠居さん、煙草屋の爺さんの囲碁友達なんだろ? 」

「 あ そんなこと、言ってました。  」

「 そ〜か そ〜か 別嬪さん♪ アンタ、あの家の・・・若奥さんかい 」

「 え ・・・ 」

「 若旦那さんもね〜 よく買い物にくるんだ。 これからよろしくっ! 」

「 あ は はい〜〜 

八百屋の主人のおしゃべりに圧倒され フランソワーズは

ただ ただ 頷くだけになってしまった。

「 で 今日はなにがいいのかな 」

「 え あの ・・・ これ・・・ 」

「 お? 三浦大根か! ふ〜〜〜ん これを選ぶとはさすがだね〜〜 

 これはね〜〜 ウマいよう〜〜  半分に切るかい 

「 だいこん ・・・ えっとそのままください。」

「 ひえ〜〜 いいけど 持てるかい? 」

「 大丈夫ですわ。  わ〜〜〜 すべすべ〜〜〜  」

フランソワーズは真っ白な野菜をそっと擦ってみた。

「 ひんやりしていい気持ち。  あ あの。  あのう〜 これ・・

 どうやって食べるのですか?? 」

「 え??? ・・・ お国では大根 食べないのかね? 」

「 だいこん ・・・ありますけど なんかもっと小さいんです、細くて。 」

「 ふ〜〜ん  まあ 地元の美味い大根、味わってくれよな。

 そうだ そうだ〜〜〜  ちょっと待って。 あ 日本語、 よめるかい? 」

「 え ええ ・・・ 」

「 お〜〜い  母さん!  大根の調理法、書いてくれっ 急いでたのむ〜 」

「    ?? 」

八百屋の親父は 店の奥に飛び込んでいった。 

 

「 ふ〜〜ん ・・・ ボイルするのね〜〜〜 おしょうゆ と カツオだし・・・

 あ 大人が用意してくれた調味料の中にあったわ! 早速つくってみよっと。 

八百屋でもらったメモを熱心に読みつつ 彼女は商店街を進んでゆく。

「 あら・・・? ここは 魚屋さん・・・ みたいだけど・・・・

 あらら???  お魚がみんな干からびてるわ??? 」

「 さ〜〜〜 らっしゃ〜〜い 浜から直送だよ〜〜〜〜 」

葭簀をたてかけた店舗の前には なにやら良い匂いの煙が漂っていた。

「 あ あの・・・ ここは魚屋さん ですか? 」

「 へい らっしゃいっ  あ〜〜 ガイジンさん? 」

「 あ 日本語わかりますから・・・ あの〜〜 これはお魚ですか? 」

「 そうだよっ これはね、この浜自慢の干物なのさ。 ウチは魚屋ってか

 干物屋なんだよ。 

「 ひもの???  これは・・・ お魚のドライ? 」

フランソワーズは不思議そう〜〜〜に 干からびたみたいにみえる魚たちを

見回している。

この国に、この地域に住みはじめ 多くの魚に巡りあった。

刺身を始め、煮付けやら焼き魚の味も覚え、なかなか気に入っている。

 だが ・・・ この目の前のモノは ― なんだろう。

「 ドライ?? ははは スルメとはちがうよ。

 ほら ここに焼きたての熱々があるからね ちょっと味見してみるかい? 」

「 はい 頂きます。 」

「 ほい  ぱくっと食べてみ 」

小皿に鯵の干物の焼きたてをほぐしたものが やってきた。

「 ・・・ ( ぱく ) 〜〜〜  おいし〜〜〜〜〜♪ 」

柔らかくて熱々・・・ほどよい塩加減に フランソワーズは素直な声をあげた。

「 お♪ 嬉しいねえ〜〜〜 気に入ってくれたかい? 」

「 はい!!!  あのう ・・・ これ どうやった焼くのですか??

 ウチには ふつうのガスレンジしかないんですけど・・・ あ 電子レンジ? 」

「 いやあ  できれば七輪で焼いて欲しいんだけどさあ・・・

 ちょいと無理だよね、 普通のガスレンジでも焼けるよ。 

「 まあ よかった。  えっと・・・ これ・・・ 5匹くださいな。 」

「 まいどっ♪  あれ ガイジンさん、もしかして旅行中かい 」

「 いえ・・・ あの 岬の家に住んでます。 

「 あ あ〜〜〜 あの茶髪イケメン君ちか! 彼 最近よくここを通るんだよな〜

 あ 彼の姉さんかい? 」

「 ・・・え いえ ・・・ 

「 あ! もしかして・・・奥さん??? ゴメン!!!

 さあ さあ もってて〜〜〜 干物のファンになってくれてうれしいよ! 

「 はい とってもオイシかったです♪ 」

「 はいよっ。  あ その大根を下ろして一緒い食べるともっとオイシイよ 」

「 まあ この大根を、ですか。 おろす?? 」

「 あ〜〜 おろし金で摩り下ろすのさ。  金物屋で相談するといいよ 

「 ありがとうございます。  わあ〜〜〜 美味しそう〜〜〜 」

大根やらトマトやらレタスやらの野菜に 干物が加わった。

「 え・・・っと? かなものやさん・・はどこかな〜〜〜 」

どんどん荷物が増えてゆく・・・・

 

 よいしょ よいしょ〜  商店街の真ん中を 金髪美人が大荷物を抱えて歩いている。

 

「 うふ〜〜〜 ちょっとやっぱり重い かなあ・・・

 だいこん でしょう  あじのひもの でしょう?  うんしゅうみかん でしょ。

 それから〜〜 トマトにセロリにぶろっこり〜〜 ♪ 

 でもい〜〜〜っぱいオイシイものが買えたし お店のヒト達も親切だし〜〜

 わたし ここのマルシェ ( 市場 ) 好きだわあ〜〜〜 」

中央までくると 広場のベンチが空いていた。

「 あら ・・・ ちょっと一休みっと〜〜 」

 

   カラ カラ カラ 〜〜〜〜

 

「 ? なにかしら??  あらら?  あれは 旗?? 」

商店街の真ん中には ちょっとした広場がある。

広場 といっても簡単なベンチが花壇の側に置いてあるだけ、なのだが・・・

真ん中にポールが立っていて  ―  海風に大きな布製の魚が勇壮に泳いでいた。

 

「 !  すご〜〜〜い・・・・! 」

 

荷物を全部置いて フランソワーズはひたすら上を見上げ続ける。

「 お嬢さん 気に入りましたか 」

「 ・・・ はい? 」

隣のベンチから声がかかった。

振り向くと 白髪の老婆がちんまりと座っていた。手元には杖と買い物袋が置いてある。

「 あれ・・・ いいでしょう? 」

「 はい! すごいですねえ   あれはなんですか? 」

「 あれはね 鯉のぼり といって。 日本の男の子が元気に育つように・・・って

 祈りが込められているの。 」

「 まあ そうなんですか 」

「 そうよ。 五月五日はね、 男の子のお節句、お祝いの日 なんです。 

 お家に坊ちゃんはいらっしゃるの? 」

「 ぼっちゃん ・・・ ああ オトコノコのことですね? 」

「 そうよ 」

「 え〜と ・・・います! 元気なのが 一人! 」

「 まあまあ そうなの?   それじゃ  鯉のぼり  飾ってあげるといいわね。 

   飾る?  」

「 五月五日はね 端午の節句というのよ。 こうやって鯉のぼりを上げて

 あんな風に元気に育ちますように・・・・ってお祝いするの。

 それに、初めてのお節句はね  初節句  といって特に大切なのよ。 

   初めて?    ああ そうね  ニホンにきて  初めて おせっく だわ  」

「 それなら是非飾っておあげなさいな。 」

「 はい! えっと・・・ どこで買えますか? 」

「 ・・・ そうねえ・・・ ここの商店街なら・・・ 」

おばあさんはちょっと考えこんでから 道を指さした。

「 この先に 雑貨屋さんがあるから・・・ そこでならみつかるかもしれないわ。 」

「 ざっかやさん? 

「 え〜とね  いろいろなモノを売っているお店よ。 駄菓子とか箒とかゴミ袋とか

 ごたごた置いてあるわ。 」

「 ありがとうございます!  ざっかやさん ですね 

「 そうですよ。  ステキなお節句になるといいわね。 

「 はい! ありがとうございま〜す 

ひょい、と大きな荷物を持ち上げると フランソワーズは商店街を再び歩きだした。

 

「 あらあ・・・ お若い方は元気でいいわねえ・・・

 あ? 最近 よくここに買い物に来る茶色い髪の若い坊やが旦那さんなのかねぇ・・・

 あ〜 最近は結婚してなくても一緒に住んでいるからねえ 

 ま いいか・・・ はやく可愛いチビちゃんの姿を見たいもんだね 

 

おばあさんは ちょっとため息をつき金髪美人を見送った。

 

 

「 え・・・ こいのぼり ですかぁ 

雑貨屋のオバサンは 一瞬ぽか〜〜ん・・・とした顔をした。

そりゃそうだろう。 大荷物を持った金髪のガイジンさんが入ってきて

 

   あのぅ 〜  こいのぼり  あります?  

 

と宣ったのだから・・・

「 はい そうです!  こちらで売っていますか? 」

「 え ・・・ ちょ ちょっと待っててね  倉庫を見てきますから ・・・ 

「 はい お願いします 

オバサンはバタバタ・・・奥に駆けこんでいった。

 

「 ・・・ ありましたよっ お客さんっ !! 」

しばらくして オバサンはなにか旗みたいモノを手に戻ってきた。

「 え・・・ これ ・・・・ 」

「 はい 鯉のぼり。 吹き流しもついてますからね〜〜 ベランダに飾ったら

 風に靡いていいですよ〜〜う 」

それは 50センチくらいの棒に 干物みたいなちっこい魚っぽいモノが

ぶら下がっている。

「 あ  あのう ・・・ 」

「 はい?  鯉のぼりですよ〜〜 包みましょうか? 」

「 あ あのう ・・・ あんなの、ありませんか? 」

「 あんなの? 」

「 はい。 ほら ・・・ 」

フランソワーズは オバサンと一緒に往来に出て ― 商店街の空に泳ぐひらひら・・・

 を指した。

「 ・・・ あ〜〜 アレはねえ・・・ 年代物なんでねえ・・・

 最近はあんな風に大きいのは あんまりないのよ。 ほら、飾る場所もないでしょ 」

「 ・・・ そうなんですか ・・・・ 」

「 店で買うよりも 古いお家なら仕舞ってあるかも・・・

 どなたか年配の方に聞いてみたらどう? 」

「 はあ・・・ あ!  そうだわ コズミ先生に 」

「 あれ〜〜 コズミ先生のお知り合い?  あの方はね〜〜 もうず〜〜〜〜っと

 先代さんからあそこに住んでいらして アタシら皆、顔なじみですよ。 

「 あら そうなんですか! それじゃさっそく・・・  

 あ そのカワイイの、下さい。 これも飾りマス 」

「 あ〜〜 すいませんね〜〜 まいど〜〜 」

大荷物に ミニチュア鯉のぼりを立てて フランソワーズは悠々と歩きだした。

 

 

「 はて。 鯉のぼりかね ・・・ 」

折よく在宅していたコズミ老博士は ふ〜〜〜ん・・・っと白髭を扱いた。

「 はい。 あの ・・・ こういうミニチュアはあったんですけど・・・

 わたし おっきいの、欲しいんです。

 ウチの庭に あのポールをたてて鯉のぼり 〜〜ってやってみたくて。 」

「 はあ はあ 御宅の庭だったら勇壮でいいよなあ・・・ 海風に勇ましく踊りますな。 」

「 でしょ?  あの ・・・ コズミ先生のお家にもう使わない鯉のぼり・・・

 ありますか? 」

「 いやあ〜  ウチは娘しかおらんのでねぇ  ・・・ 」

「 え?? 」

「 あはは・・・ 鯉のぼりは 男の子の節句に飾るんじゃよ 」

「 あ。 あのおばあさんも そんなこと、教えてくれたわ・・・

 男の子だけなんですか? 

「 まあ古くから 五月五日はオトコの子の節句、三月三日はオンナの子の節句、

 なんていいますな。 」

「 あ! 三月三日は ひなまつり、ですよね。 」

「 そうですな。  ああ 鯉のぼりですが ウチの孫の初節句には 買ってやったがなあ   

今は アメリカの空で 悠々泳いでいるそうじゃよ  ああ どっかに写真があった

 はず・・・ ちょいとお待ちを 」

博士は戸棚からゴソゴソ・・・写真帳をだしてきた。

「 え〜〜と・・・ あ これこれ ・・・ 」

「 ・・・ まあ〜〜〜 すごい!  こんな大きなお魚〜〜〜 

広がる異国の空に 翩翻と真鯉と緋鯉が泳いでいた。

下の方に豆つぶくらいの Tシャツ姿の少年が写っている。

「 すてき!  こんなの、欲しいんです。 あのどこで買えます?

 あ・・・ 高いのかしら・・・ 」

「 こういう大きいのは注文制なんじゃな。   まあ 値もちょいと張るかのう 

「 そうですか・・・ じゃあ ちょっと買うのは無理かしら  」

「 お持ちのもカワイイと思うがの。 」

「 ええ ・・・ 」

フランソワーズはずっと手にもっていたミニチュア鯉のぼり を見つめた。

「 ・・・    う〜ん     あ  そうだわ!  

   

         わたし  作れるわ !

 

「 どうかしましたかな 

「 あ いえ ・・・ ちょっと思い付きました♪ ありがとうございました。 」

「 はて あまりお役に立てませんでしたがのう 

「 いえいえ・・・ あ 先日 頂きましたミシン、とって〜〜も役立ってます。

 カーテンも縫っちゃいました。 」

「 おお それはそれは・・・ あの旧式なミシンも使っていただけて喜んで

 おりますぞ。 

「 はい。 どうもお邪魔しました。 」

フランソワーズは ぺこり、とお辞儀をすると  大根とトマトとブロッコリと。

鯵の干物とおろし金と ― ちっこい鯉のぼりをもって元気に歩きだした。

「 ・・・ ほんに元気なお嬢さんじゃのう ・・・ 」

コズミ老先生は ニコニコ・・・見送ってくれた。

 

 

 

  パタパタパタ ・・・・ 

 

ジョーはかなりの速度で坂道を駆け下りた。

「 あ〜〜 フラン〜〜 駅前の方に行ったのかなあ 〜〜 」

簡易メンテナンスを超特急で終わらせてもらい 彼は家から飛び出してきたのだ。

「 フラン ・・・ 荷物、ぼくが持つのに!

 ああ どっちに行ったのかなあ・・・ ヘンな奴に絡まれてないかな・・・ 」

国道を渡り、商店街の方へ曲がる道をず〜〜っと見渡した。

「 う〜〜ん ・・・ どこかに寄ってるのかなあ ・・・・  あ? 」

曲がり角の先に 園芸店、というか植木屋に近い店がある。

「 わあ ・・・ いろんな花の苗がきてる!  あ! こっちは いちご! 」

ジョーは思わず 足を踏み入れていた。

店頭は広いスぺ―スに 初夏への花の苗やら野菜の苗がところ狭しと並べてあった。

「 わ〜〜〜 これ いいな!  かっわいいし〜〜 テラスに置いてもいいし

 あ そうだ! ジェロニモの温室で栽培してもいいよな〜〜

 こっちはミニトマトだあ〜〜  これもいいよ オイシイし〜〜 」

たちまち両手は 苗でいっぱいになってしまった。

「 う〜〜  あ!  こっちには木がある! へえ〜〜 これ なんだろ? 

 ・・・ ビワか! これも欲しいなあ  うん、フランってば庭いじりとか好きだもんな〜〜  

えへ・・・ 一緒に植えようよ? なあ〜〜んて♪ 」

下心もチラチラ・・・ ジョーはもう夢中になっていた。

 

 

Last updated: 04,25,2017.            index     /     next 

 

 

********  途中ですが★

季節モノ・・・ このキャラなら 平ゼロ 仕様 かな

相変わらず短くてすいません <m(__)m>